このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 4
第9号


2013年9月 1日

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Hello Everyone,

米国ではスイートコーンのシーズンが進行中です。すでに50%が収穫を終えました。詳しくは、以下のクロップニュースをご覧ください。

米国北西部のお天気はまずまず安定していますが、国内の他の地域ではそうではありません。中西部は8月に例年以上の暑さに見舞われました。これはトウモロコシの収穫に好条件をもたらしましたが、当面は雨の降る見込みがないため、中西部のトウモロコシ、特に飼料用トウモロコシの収穫量が減少する可能性があります。ミネソタ州とコロラド州では、暑さのため生徒たちが勉強に集中できず、一部の学校が閉鎖されるほどでした。さらに、カリフォルニア州のヨセミテ国立公園で山火事が起きていて、国の至宝に被害が出ています。

収穫状況の報告を待つ間にも、Noon Internationalのスタッフは、北西部から中西部までの各地を飛び回って、契約作物の入荷確認に多忙を極めています。私たちが販売している野菜と果物の1つひとつにどれだけ多くの努力と労力が割かれているかを実感するのが、この季節です。毎年のことながら、私たちを支えてくださっている多数の生産者と加工業者のみなさんには本当に頭が下がります!


ではまた。

Betty and the Noon International Team

CropVeggies

アメリカ合衆国: 北西部(ワシントン州とオレゴン州)では、とりわけ暑くて晴れの多い夏となっています。作物は急速に実りつつあります。グリーンピースのシーズンは終了し、加工業者によると、収穫量が15~20%少なかったとのことです。春の植え付けが雨で遅れ、一部の畑では霜と雹の被害があったほか、猛暑にも見舞われたため、グリーンピースが非常に短期に収穫を迎えました。高品質のグレードAの作物は量が限られています。スイートコーンの収穫は、約50%が終了しました。平均的な収穫シーズンとなっていて、質・量ともに良好です。特に問題は報告されていません。中西部のスイートコーンは、夜間の冷え込みで成長が減速したため、約2週間遅れです。8月末の気温上昇と雨不足により、収穫量が減るかもしれません。ワシントン州のジャガイモは収穫が進んでいますが、春に続いた霜の影響と最近の暑気のため、収穫量に影響する可能性があります。

ブルーベリーの収穫は、太平洋岸北西部で最盛期を迎えています。総量で記録を樹立するとの期待がかかっています。2年前に6,000万ポンド(約2万7,000トン)の収穫で新記録が作られましたが、今年は天候が良いため、北西部だけでも8,000万ポンド(約3万6,000トン)に達する可能性があります。今年のブルーベリーの価格は、昨年よりも下がっています。

ワシントン州ではリンゴの収穫も進んでいて、多くの農家が豊作を期待しています。今年の収穫量は48億ポンド(約220万トン)と見積もられています!

カナダ: 今シーズンのカナダの天然ブルーベリーは不作でした。ケベック州では、開花期に霜が降りたことにより、収穫のほとんどがその影響を受けました。2012年からの在庫の持ち越しがなく、2013年の生産量が約25%減少しているため、需要が供給を上回るとの予想が伝えられています。

メキシコ:7月の大雨でブロッコリーとカリフラワーの収穫が減りました。メキシコでは通常、8月が最も雨の多い月ですが、今年の8月はそれほど雨が多くなく、これが収穫量と品質に好影響を及ぼしています。

グアテマラ: ブロッコリーの生産が最盛期を迎えていて、質・量ともにきわめて良好です。

ペルー: アボカドのシーズンは終了しました。質・量ともに良好です。
アスパラガスのシーズンは今月開始される予定ですが、ほぼすべての契約分がすでに確保されています。生産者は、世界需要に応えるため、アスパラガスの作付面積を増やそうとしています。

チリ: アスパラガスの収穫が、9月半ばに少量で開始される見通しです。10月初旬には最盛期を迎えるでしょう。初期の情報によると、価格は昨年からほとんど変化していません。アスパラガスは、世界的に高需要が続いています。スジが少ないチリの商品にとっても、安価な中国産商品が引き続き手強い競争をもたらすでしょう。

ヨーロッパ: ヨーロッパでは、寒冷多雨の春のせいで、ほとんどの野菜が遅めのスタートとなりました。豆類は10月末まで収穫が続けられる見通しですが、そうなると霜のリスクがわずかに影響してくるでしょう。グリーンピースの収穫は遅れ気味ですが、良好と期待されています。メキャベツは在庫が尽きました。新しい収穫は10月半ばまでに開始される見通しです。
セルビアのラズベリーの収穫は、高温の被害を受けています。

フィリピン:2つの台風により2013年のバナナの収穫が被害を受けました。今年の生産量はこれまでのところ8.1%減です。

南アフリカ: 全体として柑橘類の輸出が今年は増えています。最も成長が著しいのがグレープフルーツです。

中国:

浙江省: 暑気と雨不足が秋作のブロッコリーとカリフラワーに影響を与えていて、苗の成長を阻んでいます。レンコンやウリなどの他の野菜、そして果物、ブドウも品質が低下しています。
杭州市、湖州市、麗水市の茶畑は、日照りと暑気で最も大きな打撃を受けました。約2万7,000ヘクタールの茶畑が被害を受けていて、今後のお茶の生産に大きな影響を及ぼすでしょう。この干ばつは、中国の東部、中部、南部の広域に影響を及ぼしており、作物の被害だけでなく、数百万人という人々に飲料水不足を招いています。

福建省: オクラの加工が行われています。暑気と多雨のため、質・量とも低下が伝えられています。

山東省: アスパラガスのシーズンは、この地域を襲った大雨のため10日早く終了しました。


グルテンフリー商品のラベル表示の新規則

今や「グルテンフリー」という言葉は、スーパーやレストランから、テレビの「食」番組、レシピまで、あらゆるところで使われているように見受けられます。そして最近、この言葉はニュースにもなりました。米国の食品医薬品局(FDA)が公式な見解を発表し、これまでの不明瞭な語義に具体的なガイドラインをもたらしたためです。その内容は後述するとして、まずはグルテンとは何かをご説明しましょう。

グルテンとは、グリアジンとグルテニンという2種類のタンパク質が結合してできるタンパク質で、小麦のほか、ライ麦、大麦、オート麦など、一般に「イネ科」の穀物に含まれています。パンに弾力のある噛みごたえをもたらしているのもグルテンです。グルテンは、パン生地が膨らんで形を保つのを助けています。しかし、グルテンを含んだ食べ物をうまく消化できない人もいます。米国ではおよそ133人に1人の割合で、グルテンに対して免疫反応を示す人、すなわちセリアック病という自己免疫疾患を持っている人がいます。

セリアック病の人がグルテンの入った食べ物を食べると、免疫系が小腸の上皮組織を攻撃して、腹痛、下痢、その他の腹部症状を起こし、小腸からの適切な栄養吸収が妨げられます。また、栄養失調、不妊、腸がんなどの深刻な健康問題を引き起こす可能性もあります。セリアック病には治癒法が見つかっていないため、唯一の対処法は、グルテンフリーの食生活をすることです。

最近に至るまで、多くの食品に「グルテンフリー」のラベルが表示されているにもかかわらず、グルテンフリーという言葉の正式な定義はありませんでした。8月5日、FDAは、グルテン含有量が20ppm(1ppmは100万分の1)未満の場合にグルテンフリーのラベルを表示できるという規則を発表して、標準的なガイドラインを定めました。

これは、医学的な理由から厳密なグルテンフリーの食生活を必要としている約300万人のアメリカ人にとって、一歩前進を意味します。今後は、グルテンフリーとうたった食品が本当にそうかどうかを心配せず、自信をもって購入できるようになるのです。FDAの命令では、グルテンフリーをうたうすべての食品に対し、グルテン含有量20ppm未満の条件を満たすことを義務付けています。

この発表に対し、さまざまな消費者団体や医療団体が称賛の声を上げました。食品を買い物する際に、より良い情報を得て選べるようになるためです。

グルテンフリーと表示された食品を食べなくても、グルテンフリーの食生活を送る方法はあります。セリアック病を患ってはいないとしても、グルテンに対してアレルギーがある人はたくさんいます。また、グルテンフリーの食生活をすると痩せられるという人もいます。どんなニーズにせよ、今では、グルテンを含む穀物に代わるさまざまな代用品が販売されています。例えば、小麦粉や小麦でんぷんの代わりに、豆類(ピーナッツ、大豆、ヒヨコマメ)、種子類(フラックスシード、キヌア、アマランサス)、根茎類(ジャガイモ、サツマイモ、タピオカ)、ナッツ類(アーモンド、クルミ、クリ)、その他の穀類(ソルガム、米)を原料にした粉を使うことができます。朝食のシリアルには、米、トウモロコシ、大豆、その他のグルテンフリー穀物を原料とする、麦芽の風味を使用していない(麦芽は大麦を原料とするためグルテンを含んでいます)製品を選ぶことができます。メインディッシュやサイドディッシュ(パスタ、パン、麺類)でも、豆類のほか、応用の利く米など他の穀物が、小麦の代用を十分に務められます。

今日、グルテンフリーの食生活を送るのは、今まで以上に簡単にシンプルになっています。

 




最もヘルシーな地域

栄養価の高い食品の分野だけでなく、ヘルシーなライフスタイルのその他の側面についても最新情報をお届けすることを、私たちは常に目指しています。このレポートを読んでくださっている皆さんが健康的でアクティブで元気いっぱいの生活を目指せるよう、やる気やインスピレーションをお届けしたいと思っているからです。そこで今回は、最近見かけたある調査結果をご紹介します。この調査は、米国の主要都市圏の住民のライフスタイルを分析して、どこが最もアクティブでヘルシーかを見極めました。「Healthiest Habitats Study」(最もヘルシーな住民調査)と題されたこの調査は、多数のスポーツチームにユニフォームを提供しているメーカー、ラッセル・ブランズによって実施されました。調査では、住民のBMI(ボディマス指数)、サイクリングコースやハイキングコースの数、フィットネスセンターの数など、多数の要因を基準として使用しました。その後、インドアとアウトドアの運動の選択肢のほか、健康食品やスポーツ用品の小売店を住民に提供して、アクティブでヘルシーな生活を促している都市圏トップ15をリストアップしました。

サンフランシスコ、サンノゼ、オークランドを含む北カリフォルニアのベイエリアが「米国で最もアクティブなエリア」に輝いたのは、当然のことでしょう。この地域は常に、「美しくて健康な人々」のメッカのように見なされてきました。美しい景観とすばらしい天候に恵まれたこの地域は、明らかに、外に出て体を動かす機会をたくさんもたらしています。面白いことに、地域内のジムの数は他の地域とあまり違いがありませんでした。ベイエリアの住人に有利に働いているのは、アウトドアと言うことができそうです!

ベイエリアだけでなく西海岸の都市圏はいずれも、最もヘルシーな米国の地域トップ15で高い地位を占めました。2位にワシントン州シアトル・タコマ地域、3位にオレゴン州とワシントン州にまたがるポートランド・バンクーバー・ビーバートン地域、そして4位にカリフォルニア州のサンディエゴ・カールズバッド・サンマルコス地域が選ばれたのです。東部では、マサチューセッツ州ボストンが唯一、トップ5に食い込みました。


In Noon’s Seattle office both
our Steve and Chad
bike to work!

その他の調査結果としては、最も自転車フレンドリーな地域(オレゴン州ポートランド)、運動している住民の割合が最も高い都市(ミネソタ州ミネアポリス)など、いくつかの興味深い情報がありました。カリフォルニア州ロサンゼルスのハイキングコースの密集度が高いという事実は、車社会として知られる街だけに、意外に思えるかもしれません。一方、車での通勤をやめて自転車に切り替えている人が多い街でオレゴン州ポートランドがトップに立ったのは、納得の結果でした。

この調査は、西海岸のフィットネスレベル、運動レベルが抜きん出ていて、米国の他の地域が追い付くにはかなりの差があることを示しています。天候があまり協力的でないことを言い訳にすることはできるかもしれませんが、東海岸、南部、中西部の地域でも現状を改善する方法はたくさんあります。 ともあれ、Noon Internationalでは、オフィスのある2つのエリア(北カリフォルニアとワシントン州シアトル)がヘルシーな都市のトップ2を占めたことを嬉しく思いました!
この調査についての詳細は以下のリンクでご覧いただけます:

http://www.prnewswire.com/news-releases/russell-athletic-dri-power-360-healthiest-habitats-study-finds-northern-california-bay-area-most-physically-active-in-the-nation-155966935.html



中国、オンライン販売の成長


オンラインの食料品販売は、過去数年にわたって世界各地で着実に成長しており、向こう数年間もさらに成長すると予測されています。米国やイギリスなどでは食料雑貨およびその他の食品がかなり前からオンラインで販売されてきましたが、最近では中国をはじめとする新市場が巨大な潜在性を示しています。

中国の人はこれまで伝統的に、生鮮野菜・果物、肉類、パッケージ食品などをスーパーマーケットで購入してきました。しかし、若手ホワイトカラーで構成される中流層が新しく形成され富裕化しているのを受けて、これらの品目に対するオンラインの需要が成長しています。

食料品をオンラインで購入する理由は、マウスのクリックひとつで買えるという利便性だけではありません。カドミウムに汚染された米、メラミンが混入した粉ミルク、アルミニウムが検出された餃子、残留農薬が確認されたモヤシや豆類など、多数の食品安全性問題によって、一般市民の間の警戒心と反感が強まりました。さらに鳥インフルエンザの発生も後を絶たないことなどが相まって、スーパーや個人商店での食料品購入に対する消費者信頼感は失墜してしまいました。

オンラインの小売店は、この不安感にうまく乗じて市場を開拓してきました。農家から消費者に直送される商品のほうが不純物がなく安全だと訴えているのです。また、仲買人を排除するため価格を下げられるとも主張しています。このアピールは、成果を上げているようです。消費者は、ヘルシーな食品を買っているという意識から来る安心感に対して、多少高い値段を払ってもよいと感じています。

COFCO(Womai.comを運営)やShunfeng Express(順豊速運)などの会社は、スーパーや商店の怪しい商品よりもオンラインの安全な食品を好む人が多くなると考えています。オンラインの食料品販売が5年後に現在の4倍近くに達するという大胆な予測をしているアナリストもいれば、やや慎重なアナリストもいます。けれども慎重なアナリストですら、なおも中国の食料品関連のEコマースが世界の他の主要市場を上回る規模に達すると考えています。

これまで、Yihaodian(一号店)やJingdong Mall(京東商城)といった食料品の大手小売店は、あらかじめパッケージ化された賞味期間の長い食品を日常的に販売してきました。しかし、インターネットに明るい富裕な都市型消費者が増えているのを受けて、最近ではこれらの小売店も、外国産の野菜や果物をはじめとする高品質・高価格な商品の導入を目指していて、鮮度と純度を特に重視しています。地元の生鮮野菜・果物、肉類、魚介類以外に、輸入物のワイン、チョコレート、粉ミルクなども取り扱っています。

食料品を販売しているウェブサイトは、購入した商品のバーコードをスマートフォンでスキャンして産地を見られるようにする機能を提供して、顧客を引き付けようとしています。このような産地確認は、仲買人を排除して産地直送を実現しているからできるのだと、これらのサイトは説明しています。なかには、どこでどのように食品が調達されているかについて、写真付きで詳細に見せているサイトもあります。

これらの訴求努力は、確実に効果を上げていると見られます。業界専門家らは、2017年までに中国のオンライン食料品販売量が8%成長すると予測していて、同期間の米国の5%という予測を上回っています。

中国のオンライン食料品販売が今後伸びることは間違いないと言ってよいでしょう。かつてはオンラインで洋服を買うことにすら抵抗感が根強かったこの国でオンラインの食料品販売が受け入れられることは、業界にとって大きな成功を意味します。




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