このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 6
第10号


2015年10月 1日

このレポートは毎月発行で、ご登録された方にのみ配信されます。登録をご変更されたい場合は、このメールの最後に記載されているリンクにアクセスしてください。

インテリジェント・フード・レポートのコピーをお届けします!

弊社のインテリジェント・フード・レポートを毎月確実にお届けできるよう、 info@noon-intl.com をお使いになっている Eメールプログラムのアドレスブックに加えてください。

Hello Everyone,

ハッピーハロウィーン!秋がやって来ました。といっても暦の上の話ではありませんが、太平洋岸北西部では、かなり秋らしくなっています。私の好きな季節。キリッと涼しい空気、美しい秋の色彩、そしてカボチャがゴロゴロと並ぶ季節です!

私たちは、ここしばらく米国各地を忙しく旅して、中西部から北西部まで飛び回り、さまざまな農作物の生産の様子を見てきました。昨日もトウモロコシ畑を訪れてきましたが、間違いなく、ほとんどの収穫が終わろうとしています。今シーズンは、長くて暑いシーズンでした。


トウモロコシの収穫がほぼ完了!
ここ北西部の今年のジャガイモの状況については、いろいろニュースが入っています。夏の暑気の影響を受け、実が小さく、不良も出ているとのことです。とはいえ、ワシントン州の加工工場で今週見てきたかぎりでは、美しい大きなジャガイモが、まっすぐにカットされたフライドポテトの完成品となっていました。

わずか9日後には、ホセと私はドイツ入りです。ケルンで開かれる「アヌーガ」見本市を訪れてきます。現地でサプライヤーやお客様にお目にかかれるのを楽しみにしています。見本市で見つけた新しい食のトレンドもすべて持ち帰ってご報告する予定ですので、ぜひご期待ください!

それでは来月号まで、秋をお楽しみください!

Betty and The Noon International Team

CropVeggies
アメリカ合衆国: オレゴン州とワシントン州の スイートコーン の収穫は、あと3分の1ほどを残すのみとなりました。

10月中旬(10月20日前後)までには、すべての加工業者が作業を終えていることでしょう。天候は、日中はまだ暖かくなりますが、夜は0℃を下回る場所も出るようになりました。このため場所によっては凍結することもあり、収穫をなるべく早く終えるべく努力が続けられています。 スイートコーン の今シーズンの収穫は、質・量ともに良好で、特に大きな問題は報告されていません。

ダイスカット用ニンジン の生産は、オレゴン州とワシントン州で今週から始まりました。これまでのところ例年並みの収穫です。

ジャガイモ の収穫は急速に進行していますが、今シーズンは暖かかったため実が小さいという報告も依然として聞こえてきます。

北西部の グリーンピース 市場は、供給が不足気味で値段が上がっており、特にAAAグレードのグリーンピースがきわめて品薄です。

中西部では、 スイートコーン の収穫がまさに終わりつつあり、質も量も良好です。

北西部の ベリー類 のシーズンは、完全に終了しました。品質は良好と伝えられていますが、暑かったシーズンの影響を受け、実のサイズはいつもよりやや小さめです。

メキシコ: メキシコでは雨期が続いていて、すべての加工業者が カリフラワー の収穫に困難を来たしています。 カリフラワー がこれほど悪いシーズンはここ最近で記憶にないと言っている人もいます。多くの加工業者は、 カリフラワー を別の場所から買い付けて国内の不足分を補い、バイヤーへの出荷を続けようとしています。この状況は11月までは改善しないでしょう。メキシコの ブロッコリー はそれほど雨の影響を受けておらず、供給がある状態です。

グアテマラ: グアテマラでは、今シーズンは明らかに昨シーズンよりも雨が多くなりましたが、 ブロッコリー の収穫量は依然として少なめで、出荷に一部遅れが出ています。

チリ:アスパラガス のシーズンが始まりました。これまでのところ天候は上々で、高品質の収穫が見込まれています。チリの ブルーベリー は良いシーズンになると期待されています。ただし、生産者価格が上がっているため、価格は高くなる見通しです。チリでは9月16日に地震がありました。マグニチュードは8.4で、サンティアゴの北177マイルぐらいの場所で発生しましたが、 ベリー類 の収穫には影響がないと伝えられています。

ペルー: エルニーニョのため季節外れの暖かさが続いています。ペルーの アスパラガス は、この影響を受けるでしょう。

インド: エルニーニョと雨期の雨不足が、数千エーカーというインドのサトウキビに影響を及ぼすでしょう。

ヨーロッパ: 先月お伝えしたとおり、ヨーロッパでは今シーズン、干ばつと暑気と強風のため、さまざまな野菜に被害が出ています。深刻な不足状況が報告されているのは、 グリーンピース ニンジン 。高値は スイートコーン カリフラワー ブロッコリー ジャガイモ フライドポテト )などに表れています。ベルギー最大の フライドポテト のメーカー、Clarebout Potatoesは、9月の火災で全焼の被害を出しました。この影響は、間違いなくヨーロッパの フライドポテト の品不足と値上がりになって表れるだろうと、私たちは考えています。

中国:

福建省:エダマメ の秋作が行われています。平均的な成長ぶりで、価格は安定しています。

浙江省:エダマメ の生産は終了しました。この地域では ブロッコリー カリフラワー の作付面積が拡大しました。栽培状況は良好です。

山東省:エダマメ の収穫は終了しました。雨が少なかったため、まだらなサヤが少なく、品質は良くなりました。価格は安定しています。 ブロッコリー のシーズンは今月から始まります。 タロイモ の収穫は始まっています。作付面積が30~40%拡大したため、現時点で タロイモ は値下がりすると見られています。 ピーマン の今シーズンの収穫は、夏の日照りのため約10~15%減となりました。このため価格は10%値上がりしています。


FDA、新食品規制を最終化


米国食品医薬品局(FDA)は先月、食中毒を予防するための新しい対策を発表しました。食中毒を起こす人は、米国で毎年4,800万人に上ると見積もられています。この新しい規制は、4年半前に制定された食品安全近代化法の結果であり、食品メーカーに対し、食中毒が発生してからの対応を迫るのではなく、発生を防ぐための行動を義務付けるものです。施行は来年夏の予定で、この新しい対策は、高い関心を集めた最近の食中毒の症例を受けて策定された形となりました。

この変更を後押しした要因は、食中毒による死者数が年間3,000人に達しているという事実でした。有効な監視と対策を実践することでこの数は大幅に減らせると、FDAでは考えています。今年発生した2つの食中毒が死者を出した後、現行の規制に対する疑問が提起されました。ひとつは、先月発生したサルモネラ菌の事例でした。メキシコから輸入されたキュウリが原因とされており、入院患者70人、死者2人を出しました。もうひとつは、その前に起きていたBlue Bell Creameriesの事例です。リステリア菌に汚染されたアイスクリームが3人の死者を出した後、同社は生産停止に追い込まれました。

新しい規制は、生鮮食品は対象としておらず、加工食品のみに適用されます。生鮮食品についての規制が最終化されるのは、年内になるでしょう。現在導入中の規制を策定するには、外国の政府当局、生産者、輸入業者らと5年にわたる交渉が必要でした。

新しい規制の下で食品メーカーは、食品安全性にリスクをもたらし得る生産プロセスのポイントについてのガイドを策定し、問題点を監視・管理する方法を考案しなければなりません。また、食品安全性に関する取り組みを広範に記録に残さなければなりません。そしてFDAは、監督権限を拡大し、検査も今までより頻繁に実施できるようになります。これらはすべて、食中毒の発生にどう対応するかではなく、発生をどう未然に防ぐかに焦点を当てています。

すでに大手食品メーカーは、病原菌をコントロールするための非常に高度な方法を導入しています。生産ラインや現場のフロアを定期的に殺菌消毒するなどです。しかし、新規制導入後、食品メーカーは、FDAに対して記録を開示しなければならなくなります。また、FDAは、10年ごとではなく3~5年ごとに、高リスクの工場を検査するようになります。FDAはさらに、対策が十分でないと思われる工場を操業停止にする権限を持ちます。

このFDAの新規制を実践するには政府からの予算調達が欠かせませんが、オバマ政権は2016年度に1億950万ドルの追加予算を要求しました。

これがどのような効果を生むのか、今後注目したいところです。



虹の七色を毎日食べよう!

ヘルシーな食生活を送るには、好物の野菜と果物を常に冷蔵庫に入れておく以上の努力が必要です。事実、何か1つの野菜や果物ばかりを食べる食生活は、幅広くいろいろな野菜と果物を食べる食生活と比べてメリットがとても少ないのです。バラエティに富んだ野菜と果物を食べる簡単な方法が、「色」を考えることです!常に虹の七色を取り揃えることを目指すべきです。

野菜や果物の健康メリットがすべて色に表れるわけではありませんが、カラフルな色は、その下にどんなビタミンや栄養素が含まれているかをすばやく知るためのヒントになります。虹の七色を冷蔵庫に揃えるための簡単なガイドと各色の意味を、以下にまとめました。

赤:赤い野菜や果物は、リコピン、エラグ酸、ヘスペリジン、食物繊維、ビタミンAとCを多く含んでいる傾向にあります。赤系の食べ物のメリットには、心臓病とがんのリスク低下、血圧降下、関節の強化などが挙げられます。

緑:健康を象徴する緑色の巨人は、栄養がいっぱい。なかにはちょっと意外な栄養素も含まれています。クロロフィル、食物繊維、ルテイン、カルシウム、葉酸、ビタミンCなどは、どれも妥当に聞こえることでしょう。でも、ベータカロテンも含んでいることは、ご存じですか?緑色の野菜や果物は、目の健康の保護、がんのリスク低下、免疫系の強化、そして消化促進といったメリットをもたらします。

黄:オレンジ色の生鮮食品は、黄色の部類と考えることができ、やはりヘルシーな食品です。これらの野菜や果物には、フラボノイド、リコピン、カリウム、ビタミンC、ベータカロテンが豊富に含まれています。黄色とオレンジ色の生鮮食品は、血圧降下、コラーゲンの形成促進、そしてカルシウムと一緒に作用して骨の強化などを助けます。

紫:ブルーベリーから紫ジャガイモまで、堂々たる色の野菜と果物は、本格的なパンチを繰り出します。紫色の野菜と果物には、フラボノイド、抗酸化物質、ビタミンAとC、そしてカルシウムが豊富です。これらの食品の健康メリットには、記憶力の増強、心臓の健康増進、多発性硬化症のリスク低下などがあります。


私のアボカドだけは免れますように!

ここ数年、米国ではアボカドが大人気です。バターのようなこの果実は、全米で定番の食品となっていて、大手スーパーから小さな商店まで、ありとあらゆるところで売られています。レストランのメニューでも、メキシコ料理の全米チェーンChipotleから高級レストランまで、実によく見かけます(Chipotleは毎日9万7,000個のアボカドを使っているそうです!)。でも、いくつかの要因が重なって、世界のアボカド供給が脅かされつつあり、近い将来、私たちの大好きなアボカドがとても入手困難になる可能性があるのです。

米国の食料品店で最も一般的に販売されているのはハス種のアボカドですが、昨年、その米国での販売個数は、約42億5,000万個に上りました。この数は、2000年の販売個数と比べて4倍、10年前と比べて2倍です。その人気の理由は明らかです。アボカドは、ビタミンK、E、C、それに食物繊維とカリウムなど、栄養満点です。そして、スーパーフードであるだけでなく、さまざまな料理でおいしく食べられます。需要は拡大し続けていて、減速する気配はありません。ただしそれは、供給がひっ迫して価格が高騰しないかぎりと言えるでしょう。

アボカド産業に最初の危険信号が見られたのは1年ほど前のことでしたが、今もなお供給減の可能性は非常に現実的です。これにはいくつかの要因が作用していて、そのどれもがアボカドの入手可能性を脅かすものです。米国ではカリフォルニア州の干ばつが、国内産アボカドの約95%を脅かしています。それに、果実1ポンド(約450g)当たり約74ガロン(約280リットル)もの水を必要とするアボカドを生産し続けることの倫理が問われています。

国内産のアボカドに緊張が走っているため、輸入品にもプレッシャーがかかるようになりました。その多くはメキシコや中米から来ていますが、生産者は需要に追い付くのに苦労していて、もしもカリフォルニアが供給を大幅に削減すれば、チリなどの国がその穴を埋められる確率は低いでしょう。その間にも麻薬組織が、10億ドル規模とされるメキシコのアボカド産業につけ込もうと目論んでいて、生産者は搾取や殺人といった危険にさらされています。

これらの要因は、アボカド人気に終焉をもたらすのでしょうか。現時点ではその可能性は低いように見られますが、他の食品では供給が減少したことで人気が下がったケースもあります。例えば、最近の超人気食品、キヌアがそうでした。アボカドを私たちのキッチンやメニューに留まらせようと思うのであれば、サプライヤーは、堅固な産業を保持する長期的な解決策と短期的な解決策の両方を見つけなければならないでしょう。



アイダホのトウモロコシ畑から、ハッピーハロウィーン!



To optimize viewing of future e-mails, please add info@noon-intl.com to your Address Book.
Visit our Company Blog. | Subscribe to Noon's Intelligent Food Report | Update Contact Details | Unsubscribe.
Copyright © 2010 Noon International. All Rights Reserved.