このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 4
第10号


2013年10月 1日

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Hello Everyone,

すっかり涼しくなりました。木々の葉が赤や黄色に染まっているということは、秋です。ここ北西部、そして米国全体でも、収穫の最盛期が終わりを迎えつつあります。オレゴン州とワシントン州のトウモロコシは、涼しい天候のため不作気味です。でも、それよりも大きなニュースは、9月中旬にワシントン州南東部のトライシティーズ地域を強風の嵐が襲い、多くのトウモロコシ畑が被害を受けたことでした。これについては、以下のクロップニュースのセクションで詳しくお伝えします。また、米国のトウモロコシの詳しい収穫状況について、今後の号で掘り下げてご報告する予定です。

http://ae.cqrollcall.com/farmcredit/home/farmers-suffer-big-losses-in-sunday-thunderstorm/.


ワシントン州での洪水・暴風被害

世界各地で不安定な天候が続いていて、コロラド州中部の洪水では死者と家屋の被害が出ました。台風19号「ウサギ」は9月22日、中国南部の広東省を襲い(ウサギなのですから「踏み荒らした」と言うべきでしょうか)、人口密度の高いお隣の香港をかすめて去っていきました。中国内外の空の便に混乱をもたらし、Noon Internationalのホセとチャドは、度重なる変更と遅延を経て日曜日、無事に廈門市に到着しましたが、預けた荷物は現れませんでした! この台風は、台湾とフィリピンにも爪痕を残しました。

9月も終わりに近付きつつあり、Noon Internationalのスタッフは、10月5日から9日までドイツのケルンで開かれる「アヌーガ(Anuga)」訪問の準備をしています。アヌーガは、世界最大の食品・飲料見本市です。今年のキャッチフレーズは「未来の味」。食品業界の最新トレンドや最新テーマをすべて観察し、学んでくるつもりです。見本市でサプライヤや顧客の皆さんにお会いできるのを楽しみにしています! それでは来月号まで、秋をお楽しみください!

Betty and the Noon International Team

CropVeggies

アメリカ合衆国: 米国のスイートコーンの収穫は、終わりを迎えつつあります。太平洋岸北西部(ワシントン州とオレゴン州)の収穫は、天候次第で10月中旬から下旬に終了するでしょう。収穫量は、最近の夜間の冷え込みと雨のせいで、やや落ち込んでいます。未収穫のスイートコーンは残り3分の1以下。これまでのところ、トウモロコシの品質は非常に良好です。9月半ば、ワシントン州南東部のトライシティーズ地域を強風が襲い、多くの加工業者が被害を受けました。飼料用トウモロコシとスイートコーンの畑が最大7,000エーカー(約2,800ヘクタール)にわたって失われたと伝えられています。また、この地域のスイートコーンの加工業者の一部が最大1,000エーカー(約400ヘクタール)分のスイートコーンを失ったという報告もあります。これは明らかに米国のスイートコーン市場を圧迫する要因となるでしょう。

アイダホ州では、一部で収穫が一時に集中し、出来高が計画を下回っています。この時期のアイダホ州としては例年を上回る気温が続きました。灌漑用水は季節を考えれば十分ですが、貯水池は水位が下がっています。アイダホ州のスイートコーンの収穫は、10月上旬に終了するでしょう。
ミネソタ州は例年になく暖かく、予算を上回る収穫が上がっています。ウィスコンシン州のスイートコーンは、雨不足のため量が減り始めています。

太平洋岸北西部のジャガイモは、夏の暑気で成長が遅れましたが、9月に入って涼しくなったため、収穫量は改善しました。ほとんどの加工業者は、来シーズンまでの十分な原材料を確保しています。ただし、在庫はやや不足気味になる見通しです。Potato Market Newsの最近の号によると、コロンビア盆地の生産者では今シーズンの収穫がおおむね期待を裏切る結果になったとのことです。収穫量は1エーカー(約4,000平方メートル)あたり最大2,000ポンド(約900kg)の減少となる可能性があり、この結果、冷凍加工用の原材料供給を3〜4億ポンド(約1億3,610万〜1億8,140万トン)減らす可能性があります。

米国のグリーンピースの収穫は終了しました。収穫量が期待を下回ったため、供給は不足気味、価格は底堅い状態です。

北西部のベビーキャロットの収穫は終了しました。スライス用ニンジンの収穫もまもなく終わる見通しです。オレゴン州とワシントン州のダイスカット用ニンジンの加工は、9月末から10月第1週にかけて始まります。

カリフォルニア州のモモの収穫は、過去50年で3番目の不作となりました。6月の高温で、モモが大きく実らなかったためです。

メキシコ: バヒオ地方の収穫に、夏の豪雨の影響が出ています。被害が予想されていますが、その程度については今のところ確実な報告がありません。高品質のブロッコリーとカリフラワーは、今後数カ月にわたって量が減る見通しです。

グアテマラ: 雨季があと2カ月続く見通しですが、しばらくは原材料が十分にあり、その後、5月、6月の低在庫シーズンに向って徐々に減少していくでしょう。ブロッコリーの品質は引き続き良好です。

チリ: アスパラガスのシーズンに正式に突入しました。通常、10月半ばぐらいまでは収穫が少なめですが、その後、最盛期の量に達します。価格は高めを推移していますが、加工業者はなおも需要が供給を上回ると期待しています。契約は完了に近付いています。

ペルー: アスパラガスの主なシーズンが9月下旬に開始されました。ほとんどの加工業者が契約を終了し、第一弾の出荷がまもなく始まります。価格は昨年と同等です。ペルー全土で多くのアスパラガス畑が成熟期に達しています。過去15年にわたってペルーではアスパラガスの生産量が急激に伸びましたが、今後数年は比較的安定した状況となるでしょう。全体としてペルーの今年の収穫は、昨年に比べてわずかに少なめになると見られています。シーズン当初は天候に恵まれました。作付面積あたりの収穫量は2012年を上回るでしょう。

アルゼンチン:トゥクマン(世界最大のレモン生産地のひとつ)のレモンのシーズンが終了しました。全体として良好なシーズンで、ヨーロッパとアジアへの輸出が増えています。現在はベリー類のシーズンが進行中です。まずはイチゴ、続いてラズベリー、ブルーベリーへと移っていきます。ブルーベリーの生産者は8月の霜で被害を受けたため、とりわけ困難なシーズンになると予想しています。

タイ: 冬のパイナップルの収穫が始まりました。利益の高い他の作物へと生産者が移行しているため、収穫量は少なめになる見通しです。価格は堅調です。

ヨーロッパ:7月、8月の雨不足で、ポーランドのラズベリーが不作となりました。セルビアも例年を下回る収穫となり、ポーランドとセルビアの両方で値上がりが見られます。

ヨーロッパのジャガイモは、全体として天候に恵まれませんでした。2012年が不作だったため、2013年には高い期待がかかっていました。しかし、寒冷多雨が晩春まで続いたため、植え付けが遅れるとともに、成長の初期にも影響しました。その後、ベネルクス3カ国とドイツ北部(ジャガイモの主要生産地)のほとんどで、雨の少ない猛暑となりました。例年を上回る高温と雨不足は、9月上旬まで続きました。この結果、過去5年平均をわずかに(3〜5%)下回る収穫となっています。

一方、トウモロコシは暑気を好むため、この天候にそれほど影響を受けていません。収穫量はほぼ平均並み。雨が少なかったヨーロッパ西部と中部の一部で、わずかに平均以下となっています。特にハンガリーでは、雨の降らない猛暑の期間が数回あったため、収穫量が下がりました。ヨーロッパ東部とロシアでは、降水量がより安定していたため、状況は比較的良好でした。

中国:

浙江省:

最近は天候に恵まれていて、この地域の農作物に良好な状況となっています。レンコンの収穫が行われていて、価格が下がっています。
ブロッコリーとカリフラワーは、現在、植え付けの最中です。シイタケは作付面積が減り、価格が上昇しています。今シーズンの品質は平均並みです。

福建省

9月中旬、台風19号「ウサギ」がこの地域の作物に被害を及ぼしました。現時点で被害の全容は把握できていません。タケノコの生産は、良好な品質で終了しました。
秋作のエダマメの収穫が始まっています。ブロッコリーはこれまでのところ順調に成長していて、今シーズンは少し早めの収穫となる見通しです。

山東省

エダマメの収穫が始まっていて、品質は良好です。
ゴボウは10月上旬に種蒔きが行われる見通しです。


そのシーフード、安全ですか?

シーフード、特に魚が鶏肉、牛肉、豚肉と比べてヘルシーな食品であることは、よく知られています。脂肪分が少なくて、タンパク質が豊富。魚は、健康的な体重維持だけでなく、心臓病、高血圧、糖尿病など多数の疾病予防にも理想的です。また、視力の維持や脳内組織の健康維持に役立つオメガ3脂肪酸を豊富に含んでいます。魚を食べることで、ぜんそく、認知症、うつ病、一部のがん、炎症の発症確率や重症度を低下させられることが、研究で証明されています。

これらのメリットはすべて真実ですが、ただし魚を食べる際は、無機・有機の汚染物質が含まれていないことを確認することも重要です。
数週間前、ノースカロライナ州ローリーの研究者が、同市内のスーパーで販売されているシーフード(主に魚)に含まれるホルムアルデヒドの汚染状況を調べました。ホルムアルデヒドは、医療用殺菌剤や防腐剤としてよく使われています。また、発がん物質としても知られています。ショックなことに、この調査では、サンプルの25%にホルムアルデヒドが確認されました。さらに詳しく調べた結果、汚染された魚はアジア、主に中国とベトナムから輸入されていたことが分かりました。米国内で調達された魚は、汚染されていませんでした。研究者は、一地域で実施しただけの調査であるため、アジア諸国からの輸入シーフードがすべてホルムアルデヒドに汚染されていると一般化して推定することはできないとしています。

興味深いことに、この研究者らは、魚のホルムアルデヒドを検出するために開発した試験方法の有効性を確認しようとして、この調査を行いました。このため、国内産と国外産の魚をローリー市内のスーパーで購入して意図的に汚染させ、その後、汚染を確認するために試験を行うつもりだったのです。ところが、購入したサンプルの4つに1つが意図的に汚染させなくてもすでに汚染されていたとは、さぞ驚きだったことでしょう。

とりわけ恐ろしいのは、輸入シーフードのホルムアルデヒド汚染を確認する試験制度が何もないことです。実際、輸入されるシーフードのうち何であれ汚染状況の試験が行われているのは、わずか4%程度に過ぎません。この調査結果を受けて、米国食品医薬品局(FDA)は、輸入シーフードに対する十分な試験と安全性確認の対策についての懸念を表明しました。

日本では2011年3月の東日本大震災の津波で福島原発が被害を受け、原子炉から流出したセシウムが近海の魚を汚染したという懸念が、最近でも広く取り沙汰されています。けれども米国では、日本から輸入される魚にセシウム汚染は見つかっていないとの報告が、研究者らから提出されています。

FDAは、輸入ものの魚をとりわけ入念に試験・検査するとの方針を打ち出しました。とはいえ、有害化学物質の汚染に関する懸念は、100%確実な試験方法が導入されるまで、決して払拭されないでしょう。

 




バナナに夢中、その理由は?

控えめなバナナは、異国情緒あふれるパイナップル、甘美なマンゴー、ピカピカのオレンジなどに比べると、見劣りしてしまうかもしれません。でも、見た目に惑わされてはいけません。バナナは栄養価と健康メリットに富んだ、本当にパワフルな食品です。どのような点がパワフルなのか? 以下のリストをご覧ください。

  1. 平均的な大きさのバナナ1本のカロリーは、約100kcal。エクササイズの前にすばやくエネルギー補給したい時、食事の1時間前に空腹感に襲われた時など、バナナが最適です。

  2. バナナには、お腹の調子を整える効果があります。食物繊維が豊富なので、便秘気味の人に最適。一方で、カリウムが豊富に含まれているため、下痢をした後の電解質バランスの回復を助けます。

  3. 運動中や就寝中に足のけいれんが起きた時、バナナは症状緩和に役立ちます。

  4. バナナには、プロバイオティクスの成長を促進するフラクトオリゴ糖が含まれています。プロバイオティクスはカルシウムの吸収を助けるため、骨の強化に役立ちます。

  5. バナナに含まれているペクチンは、体内のコレステロールや有害物質を除去して、消化を促進します。

  6. 幸福感を高めるホルモンのセロトニンは、トリプトファンというアミノ酸から作られますが、このトリプトファンがバナナには豊富に含まれています。このため、バナナはブルーな気分の解消に役立つ可能性があります。

  7. また、トリプトファンは、睡眠ホルモンのメラトニンの前駆体でもあります。安眠を誘うために、就寝前にバナナを食べると良いかもしれません。

  8. バナナ1本には、カリウム約470mgと塩分約1mgが含まれています。この組み合わせは、血圧を下げ、心臓病や脳卒中のリスクを低下させるのに理想的です。

  9. バナナに含まれるビタミンB6は、感染を予防し、血糖値を正常化する効果があります。

  10. 貧血の人は、バナナを毎日食べると良いかもしれません。鉄分と葉酸を適度に含んでいます。また葉酸は、二分脊椎症などの先天異常を予防します。

  11. 胃酸過多や胃潰瘍を患っている人には、バナナがお勧めです。バナナに含まれる短鎖脂肪酸は、胃の内壁を整え、栄養の吸収も促進します。胃の粘膜を覆って、自然な制酸剤として作用します。

  12. 食生活にバナナを取り入れることで、腎臓の健康増進に役立ち、腎臓がんのリスクを低下させられるという調査結果が報告されています。

  13. マンガンなどの抗酸化物質がバナナには豊富に含まれていて、フリーラジカルと闘ううえで効果があるほか、全般的な健康増進に役立ちます。

  14. バナナはビタミンCも豊富であることがよく知られています。このため、疾病と闘う免疫系を強化して、皮膚や目の健康にも役立ちます。

  15. バナナの一種のプランテーンは、通常、野菜として調理されます。ベータカロテンを豊富に含み、目の健康維持に効果があります。
上記の食品としての魅力とは別に、バナナ(とその皮)には、次のように便利な使い道もあります。

  1. バナナの皮の内側で虫さされやかゆみのある場所をこすると、かゆみ止めの効果があります。

  2. イボを除去するには、バナナの皮の内側がイボに触れるようにテープで貼ってみてください。

  3. バナナの皮は、つや出し剤としても大活躍します! 革や銀をバナナの皮でこすって柔らかい布で拭き取れば、新品のような輝きがよみがえります。

  4. 最後に、禁煙した人や禁煙しようとしている人には、バナナに含まれているビタミンB類、カリウム、マグネシウムが禁断症状の緩和に役立ちます。




缶詰の誕生から200年!


私たちのほとんどにとって、金属の缶詰は、幼い頃から生活の一部となってきました。毎日の生活の一部としてあまりにも欠かせない存在になっているため、いつ、どこで、なぜ、どのように缶詰が発明されたかを、たいていは忘れてしまっています。今年2013年は、缶詰が商業生産されて200周年という節目の年です。今では毎年2,000億個の缶詰食品が世界中で生産されていて、米国では80億ドル規模の産業となっています。

缶詰の発明の歴史とその理由は多くの人の知るところですが、今日は少し時間を取って、缶詰の発見と発明がいかに重要だったか、そして今も重要であるかをおさらいしてみましょう。

18世紀終わりのフランス革命戦争からナポレオン戦争の頃、戦場の兵士は、腐った食べものを食べて病気になったり、飢えで亡くなったりしていました。この問題を解決するため、ナポレオンはアイデアを公募し、食品の鮮度を保つ方法を開発した人に1万2,000フラン(現在の価値で700万ドル)の賞金を出すと発表しました。

1809年頃、フランスのニコラ・アペールは、この懸賞のため、食品をガラス瓶に入れる実験的な保存法を研究開発しました。そして、加工食品を瓶詰にして密閉する方法を発明したのです! しかし残念ながら、ガラス瓶は戦場で持ち運ぶには便利とは言えませんでした。

1810年、イギリスのピーター・デュランドが、食品を保存するためのブリキの缶を開発しました。個別に缶の中身を詰めて、はんだ付けして缶を閉じ、熱湯に入れて調理されました。同年、アペールは1万2,000フランの賞金を授与されました。

1812年、ブライアン・ドンキンとジョン・ホールがロンドンに缶詰製造所を開設し、これが初めての缶詰の商業生産となりました。こうして缶詰産業が始まったのです!

缶にまつわる他の史実

1812年:イギリスのトーマス・ケンセットが、牡蠣、肉類、果物をブリキの缶に入れて販売しました。この方式は1825年に特許を取得しました。

1836年:デビルドハム・スプレッドで知られるウィリアム・アンダーウッド・カンパニーが、パッケージを瓶詰から缶詰に変更しました。

1856年:ゲイル・ボーデン・ジュニアが、缶入りのコンデンスミルクを発売しました。このミルクの需要は、米国の南北戦争中に拡大しました。

1850年代:初の缶切りが発明されました。1855年にロバート・イェーツがイギリスで鉤爪状の缶切りを発明し、また1858年にエズラ・ワーナーが鎌状の缶切りに対して米国で特許を取得しました。この時点まで、兵士は銃剣を使って缶詰を開けていました。

1875年:食品会社のリビーズが、缶詰のコーンビーフを発売します。
1926年:有名な缶詰ハムのスパムが、米国で発売されます。

1930年:缶入りのビールが発売されます(6缶パックは1973年に発売されました)。

1933年:自動車用のオイルが缶入りで発売されます。
1940年:炭酸飲料が缶入りで発売されます。

1962年:「プルトップ」の缶が発明され、缶切りを使わずに開けられる缶が登場しました。

1972年:米国食品医薬品局(FDA)によって、低酸性缶詰食品に関する規制が導入されました。

2013年:缶詰の商業使用が200周年を迎えました!





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