このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 6
第11号


2015年11月 1日

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Hello Everyone,

11月になりました!ここから先は、オフィシャルにホリデーシーズンです(クリスマスの飾りが店頭に並び始めたなんて信じられません。10月最後の週末に行く予定だったハロウィーンのパーティのため、2週間ほど前にコスチュームを探しに行ったのですが、クリスマスの商品がすでに陳列されていました!)。

ドイツのケルンで開かれた「アヌーガ」見本市から帰ってきたばかりです。冷凍野菜から、冷凍リゾット(私のお気に入り)、イタリアのクロワッサン、そしてスープまで、興味深い画期的な商品がたくさんありました。オーガニック食品も存在感抜群で、野菜や果物だけでなく、スパイス、オイル、穀物、アイスクリーム、ドライフルーツなどなど、まさにきりがないほどでした!出展されていた商品のリストを持ち帰ってきましたので、変り種から「普通」の食品まで、何でもご興味のある方はぜひご連絡ください。きっと私たちのリストに載っていると思います。このヨーロッパ出張で学んだことのひとつが、今年はヨーロッパの野菜が間違いなく品薄だということでした(クロップニュースのセクションをご覧ください)。

米国では収穫シーズンがほぼ正式に完了となり、これからホリデーシーズンへと向かいます。楽しいサンクスギビングをお過ごしください。皆さんにとって、ゆっくりと寛げる休日になりますように。その間にも私たちは、これからの数カ月にわたってサプライヤーやお客様とご連絡できることを心待ちにしています。

それでは、記事をお楽しみください。

Betty And The Noon International Team

CropVeggies
アメリカ合衆国:スイートコーン の収穫は完全に終了しました。今シーズンは、 ワシントン州 オレゴン州 アイダホ州 で春がとても暖かく、初夏に早くも暑気が到来したため、収穫が早まりました。収穫期の初めには、暑さのため収穫量が少ないという報告も一部の加工業者からありましたが、現時点ではほとんどの業者が、全体として良質で平均かそれを上回る量の トウモロコシ が生産できたとしています。夏にかなり気温が高くなったことを除けば、天候は穏やかでした。北西部では風が少なく、大きな集中豪雨も発生せず、畑の灌漑に十分な水があったため、例年並みの スイートコーン の収穫となりました。

中西部( ウィスコンシン州 ミネソタ州 )のスイートコーンも、上々のシーズンでした。質・量ともに上出来だったと報告されています。

ダイスカット用ニンジン は現在、 北西部 で生産されています。この ニンジン の品種はチャンテニー・レッドコアです。かなり大きめの ニンジン なので、ダイスカット用に使われます。

加工用の ジャガイモ は、今も収穫が続いています。夏の酷暑で収穫量と品質の両方に影響が及びました。収穫量が昨年と比べて最大15%低いという報告もあります。農務省の発表情報によると、在庫量は下がっています。

栽培ブルーベリー は現在、収穫結果が報告されつつあります。米国の 栽培ブルーベリー の2015年夏のシーズンは、 ワシントン州 オレゴン州 の豊作を受けて増えると思われましたが、 ミシガン州 が天候不良で収穫量を落としたため、現在では米国全体の生産量は当初の予測よりも低くなると見られています。

メキシコ: メキシコでは今も雨期が続いています。 ブロッコリー カリフラワー はどちらも収穫が減り気味です。特に カリフラワー は供給量がかなり減っていて、作物の状況が改善し収穫量が増えるまでは品薄です。 カリフラワー の主な収穫は11月半ばに始まる見通しです。

グアテマラ: メキシコとは対照的に、グアテマラは8月に雨不足に見舞われた結果、8月の最盛期にブロッコリーの収穫量が下がりました。9月から10月に入っても雨不足が続き、新たな植え付けに影響したため、 ブロッコリー は11月か12月終わりまで再び品薄になると見られています。

メキャベツ はシーズンが始まっていて、これまでのところ順調です。 オクラ は収穫が行われていて、今月末までには終了するでしょう。 スナップエンドウ サヤエンドウ の種蒔きは先週終了しました。収穫は12月半ばまでに始まる予定です。

チリ: チリでは イチゴ ブルーベリー のシーズンが進行中です。エルニーニョの影響により品薄で値上がりの兆候が見られると伝えられています。

雨がちで気温が低かったため受粉が遅れ、さらに現在の雨と寒気によって ブルーベリー の成熟が阻まれています。収穫が2、3週間遅れるという情報も入っています。

アルゼンチン:ベリー類 のシーズンは、エルニーニョの影響を受けて不作に終わりました。 イチゴ のシーズンは終了し、供給は少なめです。

ヨーロッパ: 今夏の酷暑が影響して、あらゆる野菜が不足気味になるでしょう。

ジャガイモ 市場は特に品薄で、今シーズンの価格は上がっています。

ベルギー では2カ月にわたって雨がなく、水不足となりました。ようやく雨が降りましたが、時すでに遅しでした。ジャガイモはサイズが小ぶりで、収穫量は下がっています。価格は15~20%上昇しました。ヨーロッパの加工業者によると、今シーズンはジャガイモの供給不足に加えて、域内市場が昨年に比べて5~10%拡大したことから、問題はより深刻です。

スイートコーン も供給不足です。ヨーロッパの一部の加工業者では、不可抗力という理由で、契約の履行を比例配分しています。

ポーランド: ポーランドでは春から夏にかけて酷暑と干ばつに見舞われた結果、農作物の生産量が著しく減りました。 カリフラワー ブロッコリー など アブラナ 科の作物は、20%以上の収穫減になるでしょう。 タマネギ ニンジン は、13~15%減となっています。 ラズベリー をはじめとする 果物 も、やはり深刻な打撃を受けています。

全体として、 ヨーロッパ はこの夏の栽培期に極端な困難に見舞われました。

スペイン: スペイン南部で ブロッコリー の秋の収穫が最盛期を迎えています。これまでのところ順調で、良好な品質と収穫量が見込まれています。

中国:

浙江省:ブロッコリー カリフラワー は今シーズン、作付面積が増え、今は植え替えが行われています。これまでのところ状況は良く、収穫量は増える見通しです。 スナップエンドウ サヤエンドウ の植え付けも今月開始される予定です。

山東省:ブロッコリー タロイモ のシーズンが進行中です。工場では ブロッコリー カリフラワー の加工が行われています。 タロイモ は作付面積が30~40%も拡大しました。 タロイモ の価格は、昨シーズンに比べて10%低くなると予想されています。

福建省:エダマメ の秋の収穫は11月初旬まで続くでしょう。平均的な品質で、価格は安定していますが、収穫量は全体として昨シーズンよりも低めです。


日本から台湾への輸出食品の規制強化


今年に入って、日本から台湾への食品輸出が今までよりも困難になりました。輸入食品のラベルの誤表示を受けて、数百という商品が回収されました。台湾政府はすばやく動き、5月までには新しい規制が発表されました。

この回収は、福島県産や近県産の食品に正しい表示が付けられておらず、原発事故の被災地に近い地域で作られた食品だという事実が隠匿されていたことによるものでした。この誤表示に伴う食品安全性の問題は報告されていませんが、台湾では過去数年の間に多数の食品安全性問題が発生していました。この結果、政府は輸入食品の要件を強化したのです。ただし、日本側はすぐさま、誤表示と食品安全性の違いを指摘しました。

「生産地の誤表示と食品安全性は別の問題だ。日本産の食品が安全であることを台湾の人々に理解してもらうため今後も努力を続け、台湾当局が規制を緩和できることを願う」と、日本の窓口機関は声明を発表しました。

日本からの輸入品は、台湾で最も人気の高い食品の部類に含まれています。しかし、新規制の下では、福島をはじめ輸入が禁止されている5県のものでないことを示す産地証明が必要です。また、「放射線検査証明」が義務付けられる品目もあります。これらの義務付けが導入された後、台湾では日本からの輸入品の多数が品薄になりました。とはいえ、台湾政府はこの要件を貫き通しています。

「台湾の消費者の健康と福祉を保護するために、この措置が必要だ。安全な食品を提供するため、政府と(食品)企業が協力すべきだ」と、台湾政府は説明しています。


根野菜

夏の収穫が終わったと思ったら、寒い冬の季節がやって来ようとしています。完熟トマトや新鮮なベリー類のシーズンは今年は終わりを告げましたが、これから旬を迎えるおいしい野菜もたくさんあります。秋冬は、根野菜が輝く季節です。とびきりヘルシーで身も心も温まるこれらの野菜は、冬のお料理で大活躍する食材です。

根野菜にはさまざまなバラエティがありますが、どれにも共通している点がひとつあります。それは、植物の根であって、地上ではなく地中にできるという点です。ジャガイモ、ニンジン、カブなどは、冬の野菜の代表例です。また、ショウガ、ニンニク、ホースラディッシュなど、薬味に適した野菜もあります。

根野菜の健康メリットは、栄養価がきわめて高いことから来ています。根野菜は、成長しながら土からビタミンやミネラルを吸収します。ただ、土に含まれる有害物質を吸収することもあるため、それらのない環境で栽培されることが非常に重要です。根野菜は、低カロリーで、食物繊維を豊富に含んでいて、多くは水分量も高めです。

根野菜にはそれぞれに独自の健康メリットがあり、例えばニンジンには、ベータカロテンが豊富です。ジャガイモとラディッシュは、ビタミンCを多く含んでいるため、寒い季節の免疫力向上に役立ちます。パースニップは、ヘルシーな炭水化物と食物繊維がいっぱいです。ヤムイモは、低脂肪でグリセミック指数が低く、満腹感が長続きします。カブやルタバガは、ある種のがんの発症率を下げると言われています。

根野菜は、冬の食生活に欠かせない栄養分を摂取するうえで、とても有用な手段です。オーブンで焼く、フライパンで炒める、お鍋でコトコト煮るなど、いろんな方法でおいしく調理できるほか、生のままでも食べることができます。キャセロール、シチュー、炒め物など家庭料理の定番として、あるいはピューレ状にしてソースにしたり、マッシュしてサイドディッシュにしたりして楽しめます。食物繊維を摂るには皮ごと食べるのがベストですが、皮は取り除いてから調理しても構いません。

シーズン遅めのファーマーズマーケットや、もちろんスーパーの冷凍食品コーナーなどで、根野菜を探してみてください!


TPPをめぐる賛否両論

何年にもわたった交渉の末、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)の参加12カ国(オーストラリア、ブルネイ、カナダ、チリ、日本、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ペルー、シンガポール、米国、ベトナム)が大筋合意に至りました。米国では大統領が議会に対して協定調印の意図を90日前に表明し、それを受けて議会が法案を可決しなければなりません。このため、協定が米国で法律になるまでには、まだ長い道のりがあります。

この協定によって関税が下がるため米国の製造業に恩恵がもたらされると論じる人もいれば、米国の貿易に逆風をもたらすと懸念する人もいます。TPPは過去6年以上にわたって交渉されてきました。一部の人は、この協定は公正な貿易ではなく、むしろ政府がコントロールする貿易であって、米国で多数の工場を閉鎖に追いやり、数百万という雇用を喪失させると訴えています。

一方、TPPが製造・輸出業界の米国企業に大きな新市場を切り拓き、アジア太平洋地域の経済成長を促進すると信じる人もいます。

米国農務省の統計によると、日本が2014年に米国から輸入した生鮮野菜と加工野菜の貿易高は8億7,000万ドルでした。日本とのTPP合意によって、生鮮野菜と加工野菜に課される関税はほぼすべて撤廃されます。日本が野菜に課している関税は最高17%ですが、冷凍スイートコーンについては即座に撤廃されるため、そのメーカーや輸出会社にとっては朗報です。

でも、無関税の貿易を謳歌するにはまず、協定の内容を吟味するための調査が必要だと、米国議会の議員らは主張しています。


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