このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 6
第5号


2015年5月 1日

このレポートは毎月発行で、ご登録された方にのみ配信されます。登録をご変更されたい場合は、このメールの最後に記載されているリンクにアクセスしてください。

インテリジェント・フード・レポートのコピーをお届けします!

弊社のインテリジェント・フード・レポートを毎月確実にお届けできるよう、 info@noon-intl.com をお使いになっている Eメールプログラムのアドレスブックに加えてください。

Hello Everyone,

皆さん、5月です!ここ米国北西部では、グリーンピースの収穫まであと数週間。信じられない早さです。お天気は穏やかで、昨年同様、良い収穫が期待されています。問題となる気象状況は、現時点で特に発生していません。もちろん、母なる自然のことですから、瞬時に変わってしまうこともあります!自然の力と言えば、4月はその猛威を見せ付けられた月でした。チリで火山の大規模噴火があり(下の「クロップニュース」をお読みください)、ネパールを大地震が襲いました。影響を受けたすべての方に、お見舞いを申し上げます。

私たちは4月、いつものように日本へ行ってきましたが、東京滞在中に桜を見ることはできませんでした。寒い雨風に見舞われたせいで、私たちが到着する前に花がすべて散ってしまったのです。実際、到着翌日には雪が降りました! 4月だというのに、2月のような感じでした!とはいえ、週末は大阪へ移動して、大阪造幣局の界隈を散歩し、桜の通り抜けで満開の桜を楽しむことができましたから、十分にラッキーだったと言えるでしょう!お花見はものすごい人出で、さまざまな食べ物がいっぱいでした。夜には提灯がともり、とても楽しい時間を過ごしました。



Osaka Zoheikyoku


Osaka Area Tako-Yaki
(Octopus Balls)

東京で観察することのできたいくつかの食のトレンドはいずれも、「ヘルシー」と「オーガニック」がキーワードでした。ケールを使った緑色のスムージーがあちこちで売られていて、朝食用のグラノーラ、それからチアシードも、訪れたすべての小売店で売れ筋となっていました。そして、小売店でもレストランでも、アボカドが今までよりも随分と主流になっているのに気付きました。パンケーキにアボカドのスライスを乗せて食べるって、どう思いますか?

日本の生鮮野菜と果物の価格は、いつもよりも高めでした。日本の生鮮市場には、寒気と雨の影響が表れていました。それでも私は、18ドルを出して日本産のイチゴの小さな箱(8~10個入り)を手に入れられてハッピーでした。私の知るかぎり、世界でいちばん美味しいイチゴです!日本のイチゴのほとんどは温室栽培のため、甘さと瑞々しさのバランスが完ぺきです!

今後数カ月の間に、加工業者や顧客の皆さまをお訪ねしてまいります。お目にかかれるのを楽しみにしています。皆さまからのサポートに心からお礼を申し上げるとともに、来る収穫シーズンの順調な展開をお祈りしています!

それでは、記事をお楽しみください。

Betty and The Noon International Team

CropVeggies アメリカ合衆国: ワシントン州東部の グリーンピース の収穫は、5月中旬に始まります。温暖な冬に恵まれ、4月も例年以上の気温となったことから、 グリーンピース の収穫はいつもよりも少し早めになるでしょう。 スイートコーン は植え付けが行われていて、約25%が終了しました。収穫は7月に開始予定です。価格は安定した状況となるでしょう。コロンビア盆地の フライドポテト用ジャガイモ は、予定よりも早い栽培状況です。やはり暖冬と暖かな4月の影響で作物が順調に成長して、早くも ジャガイモ の実が付き始めています。コロンビア盆地の地域では、平均熱単位が昨年のこの時期に比べて2倍になっています。新ジャガの加工は、早ければ7月5日にも開始されるでしょう。

北西部の 果物 は、今シーズンは順調です。カナダのブリティッシュコロンビア州とワシントン州は、まずまずの受粉となりましたが、ややまばらだったため、 ブルーベリー の収穫シーズンが長くなるかもしれません。 ブルーベリー のレカ種とデューク種は約70~100%の開花で、収穫は7月開始の見通しです。

オレゴン州の ブルーベリー は、今年は非常に良好な受粉となりました。シーズンは6月に始まるでしょう。ワシントン州東部の ブルーベリーのシーズン は、5月中旬から下旬にかけて始まる見通しです。

ラズベリー は、ほとんどの地域で4月の天候に恵まれました。

ワシントン州の チェリー は、例年よりも10日ほど早く収穫が始まる見通しです。6月末から7月前半の開始が見込まれていて、今のところ申し分のない出来になりそうです。

カリフォルニア州でも チェリー の良いシーズン(昨年の不作に比べて)が期待されていて、生鮮市場向けチェリーの収穫が今月にも始まるでしょう。収穫は6月いっぱい続く見通しです。

中西部の グリーンピース は、植え付けが行われています。

中西部の 穀物用トウモロコシ は、昨年のこの時期に比べて植え付けが遅れています。現時点で約19%が植え付けを終了しましたが、昨年と比べて6%少ないレベルです。アイオワ州、インディアナ州、イリノイ州では雨が続き、春の到来が遅れたため、遅れが出ています。一方、ミネソタ州では雨が少なく、 穀物 の植え付けが予定よりも早まっています。

メキシコ: 4月の暑気で ブロッコリー カリフラワー の収穫が減りました。高温が続くと普段よりも水が必要になりますが、水位の下がるこの時期の取水は、いつもよりも困難です。この状況は、7月に雨季が始まるまで続くと見られます。5月以降は カリフラワー の原料がイダルゴ州から入り始めるでしょう。

グアテマラ: グアテマラの ブロッコリー のシーズンは正式に終了しました。 ブロッコリー の次の収穫は、6月終わりから7月第1週にかけて開始されます。グアテマラでは現在、 オクラ スクワッシュ メロン マンゴー が加工されていて、5月の大半にわたって続きます。

エクアドル: エクアドル産 ブロッコリー は依然として強い需要があり、余剰はありません。これに加え、メキシコとグアテマラが低生産期に入っていることから、 ブロッコリー の市場はきわめて品薄かつ硬調です。

ペルー:マンゴー のシーズンは終了しました。エルニーニョによる高温で収穫量が減り、困難な年でした。現在は アボカド の収穫と加工が行われています。今シーズンの出荷量は大幅に減っていて、特に ハス種 でそれが顕著です。今後も品薄が続くでしょう。

チリ: 現在は IQF (個別急速冷凍)加工用の種なしブドウ が加工されていますが、来週には終了するでしょう。 キウイフルーツ の契約が最終化されつつあり、生産は来月から開始され、6月まで続く予定です。

スイートコーン の収穫は4月に終了しました。全体として品質は安定していて、収穫量は例年並みと伝えられています。今シーズン、チリの野菜の収穫に影響する大きな天候問題はありませんでした。

4月に入ってチリの カルブコ火山 が二度にわたる大噴火を起こしたことで、チリ南部のロスラゴス州には最大6億ドルの被害が出る見通しです。この地域は現在、2億1,000万立方メートルの火山灰の除去に追われていますが、火山灰は河川、湖、平野に降りかかりました。ロスラゴス州には100万頭以上の 乳牛 がおり、チリの牛乳の半分を賄っています。またこの地域は、チリ最大の サケ の養殖地でもありますが、その水源の多くが火山灰で汚染されました。チリの サケ 産業は、世界で2番目の規模を誇っています。

ヨーロッパ: ハンガリーの トウモロコシ が、今シーズンは遅れるかもしれません。多雨で土壌の水分が高くなっているため、 トウモロコシ の植え付けが遅れる可能性があります。 グリーンピース はすでに種蒔きが終わりました。

スペインの ブロッコリー 生産は、今月末までには収束するでしょう。

日本: 4月はお天気が悪く、寒気と雨に見舞われたため、野菜と果物に影響が出ました。その影響は消費者に及んでいて、 生鮮野菜 の価格は一部で昨年同時期に比べて20~50%も高くなっています。

中国:

浙江省:エダマメ の植え付けが続けられています。初の収穫は6月末にかけて開始されるでしょう。4月は気温の変化が激しかったため、 サヤエンドウ スナップエンドウ の開花に影響しました。 サヤエンドウ スナップエンドウ の原料価格は、今年は高くなっています。作付面積は、どちらも約30~40%減少しています。

福建省: 現在は、 サヤインゲン の加工が行われています。

山東省: 寒い日が続いたため、 グリーンアスパラガス の収穫が20日ほど遅れています。収穫量はやや落ちる見通しですが、価格は安定しているとのことです。

  中国南部は雨が降って、早植の コメ に好条件となりました。今年の総生産量は2億700万トンとなる可能性があります。2014年は2億640万トンでした。

飼料用トウモロコシ は需要が高まっているため、中国の植え付けは昨年比2%増となる見込みです。


オーストラリアの食品ラベル

今年2月、オーストラリアで、ベリー類の冷凍製品がA型肝炎の原因になった可能性があるとされました。ベリー類の産地は中国とチリで、中国で袋詰めされた後、オーストラリアのPatties Foodsによって輸入されていました。この結果、同社の「Nanna’s Frozen Mixed Berries」が大量にリコールされました。原因が特定される前に診断された人は5人でしたが、その後、確認された症例は19件に増えています。

現在、オーストラリアでは、食品がどこから来ているかを消費者に明確に伝えるための対策が審議されていて、食材の産地情報を含んだ新しいラベル表示基準が検討されています。問題となったミックスベリーのパッケージには、中国から来たものであることが記載されていました。しかし、現在検討中のラベルでは、何パーセントがオーストラリア産か、ほかにはどの国の産品が含まれているかを盛り込んだうえで、これらの情報を分かりやすい記号やマークで示す計画です。また、どのように技術を活用するかについても、現在議論が行われています。 例えば、消費者がアプリをダウンロードして、食品の産地について詳しく見られるようにするなどです。

「梱包地はオーストラリア、食材は50%が国産品、あるいは100%輸入品、といったことが記載される」と、オーストラリア産業省のイアン・マクファーレン大臣は2月、報道関係者に向けて説明しました。「『輸入品または国産品』などと併記して逃れることはできない。パーセンテージを明記する必要がある。これもマークに盛り込まれる要素のひとつだ」。

3月に入ってマクファーレン長官は、商品の何パーセントが国産品かを示すマークの原案を公開しました。オーストラリアで加工処理された商品には、緑色の三角形に黄色のカンガルーが描かれたマークが表示されます。このマークは政府が商標登録しているため、他の組織が使うことはできません。この三角形のマークの下に緑色の帯を追加して、国産品の割合を帯グラフで示すことにより、食材がどこから調達されたかが一目で分かるようにします。このラベル策定の担当局では、完全に輸入品の場合にどのような表示にするかを現在検討しています。

この新方針のコストが消費者にどれだけ負担をもたらすかは、当局の懸念のひとつとなっています。新しい規制に合わせてパッケージを刷新するのはメーカーの責任ですが、そのコストが消費者に転嫁される可能性があります。実施の詳細やコストについては疑問が残されていますが、オーストラリアが新基準へと向かっているのは確かです。これにより、消費者信頼感の回復が望まれます。

オーストラリアの現行の食品ラベル表示法については、以下のリンクをクリックしてください。

https://www.choice.com.au/food-and-drink/nutrition/food-labelling/articles/weak-country-of-origin-labelling-on-frozen-fruit-and-veg-210215

セレブのように食べよう!

ヘルシーな食品のトレンドはめまぐるしく変化していますが、ここ最近、着実に人気を増しているトレンドがひとつあります。一時の流行のように聞こえるのですが、実際には驚くほどシンプルで分かりやすい、食べ物についての考え方です。それは「クリーンイーティング」と言って、ケイティ・ペリーやグウィネス・パルトローなどのセレブリティが実践しています。具体的に何を意味するのか、このトレンドについて主な点をまとめてみました。

クリーンイーティングは、複雑なプロセスのように聞こえるかもしれませんが、実際にはすぐに理解できます。簡単に言うと、「完全な」食品を食べること。すなわち、加工処理されていない食品や、人の手がなるべく入っていない食品を食べることです。カロリーを計算したり炭水化物を減らしたりする必要はありません。これを実践するには、できるだけ自然のままに近く、変えられていない状態の食品を選びます。

これは、缶詰や冷凍の食品を避けなければならないというわけではありません。生で食べる以外に「クリーン」な状態の食品が見つかりにくい食材は確かにあります(例えばリンゴの加工商品には、大量の砂糖が添加されています)。が、ほとんど加工せずにパッケージ化されている食材もあります。トウモロコシ、ニンジン、ブロッコリー、ブルーベリーなどは、缶詰や冷凍にされる段階で他の材料をいっさい加えていません!

クリーンイーティングは、必ずしも正確な決まりに従って実践する食事方法ではありませんが、加工食品を減らせば、全体的にヘルシーな食生活へとつながります。クリーンイーティングに該当するレシピのほとんどは、野菜と果物をたくさん使っていて、肉類にはあまり依存していません。このため、飽和脂肪酸を抑えることになります。精製した食品を減らすということは、砂糖と塩を控えることを意味しますし、全粒でない穀物を減らすため、代わりに栄養価の高いファッロ(スペルト小麦)や玄米などを食べる機会が増えます。

クリーンイーティングには、批判がないわけではありません。この種の食品は値段が高いため、多くの家庭にとって「言うは易く行うは難し」であるというものです。米国内でも新鮮な野菜や果物が手に入りにくい場所に住んでいる人にとっては、クリーンイーティングのコストは加工食品を食べるコストと比べて大幅に高くなります。クリーンイーティングを支持する活動家らのグループが積極的に運動を展開するにつれ、価格差がいずれ改善することを望みましょう。

食品がどこから来ているかを考えることは、食生活を意識するうえで重要です。行動をちょっと変えてみるだけで、栄養の摂取に大きな影響があります。加工食品のいくつかを生鮮食品に換えるだけでも、大きな違いをもたらすことができます。食生活を少しずつでも改善したいと思い続けてきた方にとって、クリーンイーティングは、実践してみる価値のある選択肢になるでしょう!


ココナッツオイルのもうひとつのメリット


このところ、ココナッツオイルをあらゆるところで見かけます。多用途のこのオイルは、液体というより固形物で、お料理、スキンケア、ヘアケアなどに使え、大変な売れ行きです。でも最近になって、ココナッツオイルのすばらしいメリットがもうひとつ報告されました。それは、お米のカロリーを減らすこと。そうです、白米のご飯すらヘルシーにしてくれるのです。

米は、世界各地で定番の食材となっています。安価で、簡単に調理でき、いろいろな楽しみ方があるため、ほぼどんな料理にも完ぺきに合います。アジアは、全世界で消費される米の90%を占めています。でも、米、特に白米は、でんぷんの含有量が高く、体内で糖分に変化するため、その意味は皆さんもご存じのとおり、カロリーが高く、太る原因になります。炊いたお米はカップ1杯で200カロリー近くもあるのです!白米をたくさん食べていると糖尿病のリスクが高まることが、複数の研究で報告されています。お米をたくさん食べる国で肥満率が高まっているのを受けて、ヘルシーな代替食品を探すことが重要になっています。

そんな折、スリランカの大学で化学を専攻する学生が、ご飯のカロリーを半分に減らせるかもしれない調理法を発見しました。この学生、Sudhair Jamesさんは、まだ学部生で、メンターと協力してこのプロジェクトに取り組んでいますが、先月開催された米国化学会の会議で研究成果を発表しました。それによると、シンプルな調理法ながら、大きなインパクトがあります。

米はほぼ通常どおりに調理しますが、2つの点が大きく異なります。まず、お湯が沸騰した時点でココナッツオイル(米の重量に対して約3%)を加えてから、米を加えます。そして、ご飯が炊き上がったら、冷蔵庫で12時間、冷やします。

これでどうしてカロリーが減るのかというと、そこにはちょっとした化学の原理が隠されています。Jamesさんは、ご飯を炊くプロセスにココナッツオイルのような脂質を加えることで、でんぷんの性質が変化し、消化しにくくなることを発見しました。体の消化するでんぷんの量が減るため、カロリーの摂取量が減少します。また、ご飯を冷やすことにより、脂質を加えた効果が促進されて、再加熱しても変化後の性質が維持されます。

現時点で1カップあたりのカロリー摂取量が10~12%削減されることが分かっていますが、ココナッツオイルとお米の種類のベストの組み合わせが見つかれば、カロリーを50~60%減らせる可能性があると、Jamesさんは考えています!

簡単なワンステップを加えるだけで、こんなにすばらしい変化が生じるとは、驚きです。ココナッツオイルを愛用する理由がもうひとつ見つかったというわけです!


To optimize viewing of future e-mails, please add info@noon-intl.com to your Address Book.
Visit our Company Blog. | Subscribe to Noon's Intelligent Food Report | Update Contact Details | Unsubscribe.
Copyright © 2010 Noon International. All Rights Reserved.