このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 3
第5号


2012年5月1日

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5月がやって来ました! ここ米国北西部でも、いろいろな動きが見られます。 グリーンピースの植え付けが終わり、6月1日には収穫が始まります。トウモロコシとインゲンマメは、今ちょうど植え付けが行われていて、忙しい収穫シーズンに向けて準備が着々と進められています。これまでのところ、天候も味方してくれているようで、米国ではおおむね例年並みの収穫年になると期待されていますが、もちろん、今後の天候次第で変わる可能性もあります。

ここ2、3週間は、Noon Internationalのスタッフ数人が日本に滞在しているため、残りのメンバーで留守を預かっていることもあって、とても慌ただしい状況が続いています。5月にはさらに出張が予定されており、上海で9~11日にかけて開催される「中国食品・飲料国際見本市」へと、多数のスタッフが繰り出します。Noon Internationalも、米国セクションでブースを出展する予定です。「N4」ビルの「A031」ブースにてお待ちしておりますので、見本市にお越しの際は、ぜひお立ち寄りください! 見本市に足を運ぶことができない方も心配ご無用です。現地で見聞きした面白いネタは、すべて来月号のレポートでお伝えいたします。中国へ出向くスタッフもいれば、マレーシアとオーストラリアを訪れるスタッフもいます。今月は、とても忙しい月になりそうです!

最近、一般の消費者の間で、体に良い食品や安全な食品を選びたいという傾向がますます高まっています。そこで今月は、私たちの大好きな果物のひとつ、おいしいだけでなくスーパーヘルシーなブルーベリーについて、たくさんの情報をお届けしています。

そして、5月といえば母の日ですね。すべてのお母さんに感謝とねぎらいを申し上げます。最愛の家族に囲まれて、特別で幸せな日をお過ごしください。母の日のプレゼントに、ご家族でブルーベリーを使ったおいしいブランチを作ってみるのもいいかもしれません。世界中のすべてのお母さんが健康であることを願っています!

Best wishes,

Betty Johnson and the Noon Team.

CropVeggies


アメリカ合衆国:グリーンピースの植え付けが完了し、天候次第では6月1日頃に収穫が始まる見通しです。これまでのところ、北西部の天候は雨がちで涼しいため、収穫をもたらすには、もう少し気温が上がる必要があるでしょう。とはいえ、現時点でグリーンピースに被害を及ぼすような気象条件は報告されていません。今年の収穫シーズンの価格は、昨年と比べて5~7%高くなる予想です。

今年のコロンビア盆地のジャガイモは、収穫開始が遅くなるかもしれません。North American Potato Market Newsによると、この地域では、土壌温度が作物の発芽を促すほど十分に上昇していないとのことです。

ヨーロッパ:ヨーロッパのグリーンピースの植え付けは、5月末まで続けられるでしょう。これまでの報告ではいずれも、良好な天候のため、今シーズンは野菜の収穫量が増えるとされています。スイートコーンの最初の植え付けは4月に行われており、収穫開始は7月の見通しです。

メキシコ:昼間の気温は高いのですが、夕方に冷え込みがあるため、十分な量の加工用ブロッコリーとカリフラワーが継続的に作られています。ただし、日中の気温上昇と雨不足により、一部で品質が低下しています。

グアテマラ:グアテマラでは、予想よりも早く雨が降り始めました。ただし、早くに雨が来たということは、6、7月のブロッコリーの新しいシーズンが好調にスタートを切れる兆しと言えるかもしれません。スナップエンドウとサヤエンドウ、メロンのシーズンは、終わりつつあります。

エクアドル:4月は雨がたくさん降りましたが、把握している情報によると、原料ブロッコリーの品質と収穫量にその影響はないとのことです。

チリ:チリはこのところ、涼しく、雨が降りやすくなっています。冬に近付きつつあり、ベリー類の収穫はすでに終了しました。イチゴの価格は堅調です。キウイフルーツの収穫は5月いっぱい続くでしょう。

中国:中国では、昨シーズンよりも良い天候に恵まれています。アスパラガス、サヤエンドウ、スナップエンドウなどの春野菜は収穫が開始されており、良好な見通しです。

価格は安定しているようですが、昨シーズンからの在庫、持ち越しが不足しているため、依然としてやや高めです。中国の情報筋によると、人件費と光熱費が高騰しているため、今後も高値が続くだろうとのことです。

エダマメは、7月第2週に収穫開始の見通しです。植え付け期に雨が降ったため、やや遅れが生じています。



米国の新しい規制要件と米国への輸入食品

米国への輸入食品を積んだコンテナ船

2012年1月4日、オバマ大統領が食品安全近代化法に署名したことを受けて、米国食品医薬品局(FDA)は、米国の食品安全性制度を強化できるようになりました。この法律には、あらゆる輸入食品を対象とした規則や規制も含まれています。現在、FDAが策定中の新しい食品安全性制度では、特定の食品すべてにおいて米国内で生産される場合と同じ安全性基準の順守を義務付け、それにより問題を予防するという趣旨が、すべての基本となっています。この法律によって、従来の制度に多くの変化や規制がもたらされます。なかでも重要な要件として、以下の点が挙げられます。米国への食品輸入に関わる方であれば、知っておくべき事項となります。

  • 輸入業者の責任:外国のサプライヤが食品安全性確認のための予防対応策を十分に実施しているかどうかを検証することが、輸入業者の責任であると、初めて明確に規定されました(最終的な規制とガイダンスは、法律の施行から1年後に確定されます)。

  • 第三者機関による認証:適格第三者機関によって、外国の食品取扱施設が米国の食品安全性基準を満たしていることを認証するための制度が、食品安全近代化法によって作られました。この認証制度は、輸入食品の通関手続きを容易にするために用いられる可能性があります(FDAが第三者機関の適格審査をするための制度が、法律の施行から2年後に確定されます)。

  • 高リスク食品の認証:FDAは、高リスクの食品が米国に輸入されるための条件として、信頼の置ける第三者による認証またはその他のコンプライアンス証明を義務付ける権限を有しています。

  • 輸入業者のための自主的な認証取得制度:FDAは、輸入業者のための自主認証制度を策定して、これに参加する輸入業者が食品の通関手続きや検査を優先的に受けられるようにしなければなりません。輸入業者が認証を受けるには、認証済みの施設から食品を輸入していることなどが条件となります(法律の制定から18カ月後に実施されます)。

  • 通関拒否の権限:FDAは、外国の施設に対する検査が当該施設や施設所在地の国によって拒否された場合、その施設から輸入される食品の通関を拒否することができます。

新しい食品安全性制度の策定は、大変な作業です。時間がかかることが予想されるため、米国議会では、個別項目の実施期限日を法律で定めました。しかしながら、実際に何が、どのタイミングで確定されるのかは、FDAに割り当てられる各年度予算次第となるでしょう。FDAが適切な人員を配置するためには予算が大きな意義を持っており、それこそが、実施期限を守れるかどうかを左右するといえます。

食品安全近代化法と米国への輸入食品への影響について、詳細は次のリンクをご覧ください。

http://www.fds.gov/Food/FoodSafety/FSMA/ucm257980.htm#intro




小粒でもパワフルなブルーベリー

おいしくて栄養たっぷりの冷凍ブルーベリー

ブルーベリーは、小さなベリーですが、とてもパワフル。体にいいメリットがたくさん詰まっているので、世界中で人気が高まっているのもうなずけます。ブルーベリーの原産地は北米ですが、今やアジアと地中海地方で人気を増しつつあり、米国ではイチゴに次いで2番目に重要なベリー類の商業作物となっています。米国ではブルーベリーは、あらゆる食品群のなかでも最も抗酸化物質の含有量が多い食品のひとつとして、常にランクされています。1カップ(約240cc)でわずか85カロリー未満しかなく、小粒な実ながら、パワフルな栄養素が豊富なのです。ブルーベリー1カップには、1日推奨摂取量のうち、骨を強くするビタミンKは35%、マンガンは25%、ビタミンCは24%、食物繊維14%が含まれています。植物性栄養素もぎっしり詰まっていて、アントシアニジンと呼ばれる抗酸化物質を大量に含んでいます。ブルーベリーが鮮やかな青紫色をしているのは、このアントシアニジンによるもの。アントシアニジンを摂取することは、数多くの健康メリットにつながります。

ブルーベリーの健康メリットについては、すでに研究結果が多数、報告されており、脳機能の活性化や心臓病リスクの低下、がんの予防、さらには老化現象の防止まで、さまざまな効果を示唆しています。ミシガン大学心臓病センターが行った研究では、ブルーベリーがお腹の脂肪を減らし、心臓病のリスク要因を減少させることを裏付ける証拠が明らかになっています。また、最近行われた別の研究では、1日2カップから2カップ半のブルーベリーを食べることで、高齢者の脳機能が活性化し、記憶力が向上するという結果も出ました。

多くの果物について言えることですが、ブルーベリーもデリケートな食品のため、時間の経過とともに、植物性栄養素や栄養価が失われたり損なわれたりします。また、ブルーベリーを調理したり熱にさらしたりすると、抗酸化物質のアントシアニン(アントシアニジンに糖が結合した配糖体)を損ねる可能性があります。ですから、栄養価と健康メリットを最大限に保つには、生鮮または冷凍ブルーベリーを食べるのが一番です。複数の科学的な研究結果で、ブルーベリーを冷凍することによって栄養価が失われることはなく、多くの場合、生鮮食品売り場で空気や光にさらされた生のブルーベリーよりも冷凍ブルーベリーのほうが栄養成分の含有量が高いということが明らかになっています。ここで覚えておいてほしいのは、生であれ冷凍であれ、とにかくブルーベリーはおいしいということ。きっと、栄養たっぷりのヘルシーな食生活に役立ち、皆さんや家族を支えてくれることでしょう!


ブルーベリー作付面積の拡大続く


ワシントン州のブルーベリー畑

このところ、ブルーベリーの健康メリットを証明する数多くの研究が行われ、世界中の消費者の間で認知されるようになっています。2010年、米国のブルーベリー生産高は、金額にして6億4,070万ドルに達し、米国で生産されるすべてのベリー類の価値総額の18%を占めるまでになりました。同年に米国で収穫された栽培ブルーベリーの量は2億4,600万ポンド(約11万1,600トン)を超え、米国は世界最大のブルーベリー生産国となり、ブルーベリーは米国にとって2番目に重要なベリー類の商業作物に成長しました。米国とカナダを合わせた北米だけで、世界の生鮮栽培ブルーベリーの57%を生産しており、冷凍の栽培ブルーベリーに至っては世界生産量の85%を占めています。

1995年、世界のブルーベリー作付面積はわずか5万エーカーでしたが、15年後の2010年には、その4倍近い19万エーカーとなりました。この劇的な成長は主に北米と南米で見られていますが、世界中の多くの地域でブルーベリー人気は上昇中で、作付面積は世界全域で拡大しています。南米では2010年の生産量が1億5,300万ポンド(約6万9,400トン)に増え、世界で2番目に大きい栽培ブルーベリーの生産地域となりました。メキシコ、ヨーロッパ、アジアでも、生産量、作付面積ともに増加が見られます。ブルーベリーに含まれるさまざまな健康メリットが、この成長の大きな要因となっており、過去15年間でブルーベリーの消費量を劇的に増加させています。

栽培ブルーベリー作付面積の推移


面積(エーカー) 2005年 2007年 2008年 2010年
北米 71,075 85,617 95,607 108,791
南米 18,039 33,650 39,703 44,000
ヨーロッパ 9,736 16,705 18,038 20,780
地中海地方 0 215 355 672
アフリカ南部 740 810 910 1,124
アジア・太平洋 4,188 7,365 7,870 14,117
合計 103,778 144,362 162,483 189,484

北米は、2010年に4億9,100万ポンド(約22万2,700トン)の栽培ブルーベリーを生産しました。伸び続ける需要が作付面積の拡大を後押ししているため、小粒でパワフルなブルーベリーの成長は、今後も安定して続くことでしょう!




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