このフード・レポートの内容は:

VOLUME 8
第3号


2017年3月 1日

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Hello Everyone,

3月20日の春分の日が、私は待ちきれません。ここ米国北西部は、寒くて雨と雪の多い冬でした。早く暖かくなってほしいです! オレゴン州とワシントン州の東部では土壌が今も凍結しているため、グリーンピースの植え付けがやや遅れると聞いています。これらの地域は、冬の間、とりわけ寒く、雪がたくさん降りました。

ホセと私は3月4日、米国冷凍食品会議に向けて出発の予定です。盛りだくさんの忙しい4日間になることは間違いありません。二人とも、お客様やサプライヤーの皆様にお目にかかって、これから見込まれる多数の事業機会について話し合うのを楽しみにしています。

最後に、皆さんすでにお聞きになったかもしれませんが、ホセ・カスティヨが弊社の新社長になることを、弊社オーナーのリリアン・ヌーンが発表しました。ホセは、食品加工工場で生まれ育ったと言っても過言ではありません。冷凍食品業界のことは隅々まで知り尽くしています。Noon Internationalのセールスチームは、国際食品市場での実務年数が全員合わせて200年以上と経験豊富です。いつでも頼りにしていただければ光栄です。

世界各地からの高品質かつ安全な食品を、信頼感のある優れたサービスとともに皆様にお届けすべく、ホセと私、そしてチーム一同で、これからも努力してまいります。

Noon Internationalの歴史の新しい章もきっと明るいものになると、私たち全員が期待に胸を膨らませています。

皆様からの変わらぬご厚情とご支援に、心からお礼を申しあげます。

それでは記事をお楽しみください。

Betty Johnson and the Noon International Team


CropVeggies アメリカ合衆国:米国の干ばつは大幅に改善しました。特にカリフォルニア州は1月と2月に雨が続き、5年にわたる干ばつからようやく脱出しつつあります。事実、カリフォルニア産のニンジンは、最近の多雨を受けて価格が上がりつつあります。

北西部では、例年であれば2月末から3月初めに行われる植え付けが、1、2週間遅れるかもしれません。今年は寒冬で雪も多かったため、土壌が凍結しました。一部の地域では現在、土壌の評価を行っていて、グリーンピースの植え付けに適しているかどうかを確認中です。

ジャガイモの加工工場は引き続きフル稼働中で、原材料も十分です。

米国西部では、暖かく雨の少ない春になるとの予報が出ています。エルニーニョのせいで3月に気温が上がり、晩夏から冬にかけては干ばつの懸念もあると予想されています。米国南部は早い春を迎えていて(例年より2、3週間)、すでに花々が咲き揃い、木々も芽吹いています。

メキシコ:非オーガニックのブロッコリーカリフラワーは最盛期を迎えていて、質・量ともに良好です。
オーガニックのブロッコリーは、天候次第で5月終わりか6月初めにシーズンが開始される予定です。

グアテマラ:カンタロープメロンハニーデューメロンのシーズンは、5月いっぱい続くでしょう。スナップエンドウサヤエンドウは、またも天候に恵まれず残念なシーズンとなりました。収穫量が下がっていて、多くの業者が注文に応えるため輸入を余儀なくされるでしょう。

チリ:チリのブルーベリーのシーズンは終了しました。幸いにも最近の山火事がブルーベリーに影響することはありませんでした。

ヨーロッパ:冷夏と多雨の難しい栽培期となったため、ほとんどの野菜は供給が不足していて、市場に出回る量が限られています。サヤインゲンメキャベツは、一部の地域で成長が十分に進まず、収穫に遅れが生じました。ベルギーではメキャベツの収穫は全体として35~40%近く落ち込むと見積もっているサプライヤーもいます。メキャベツの在庫は少量または皆無です。

ヨーロッパからの報告によると、ジャガイモは原材料が不足していて、加工業者が期待していた売上拡大の目標には到達しない可能性があるとのことです。ベルギーでは大規模な生産拡大が予定されていましたが、ヨーロッパ北西部のジャガイモ生産者は寒冷多雨の春のせいで植え付けに遅れが出ました。夏は酷暑で雨も少なく、土壌が固くなってしまったため、多くの生産者が掘るのを見合わせました。10月の雨で土壌がゆるみ、ベルギーで収穫が加速しましたが、1エーカーあたりの収穫量は約2.9トン減少しました。このため、ヨーロッパが世界の需要の伸びを埋めるのは難しくなるでしょう。現在、ベルギーのサプライヤーは、フランス、ドイツ、ポーランドからの原材料で工場を稼動させています。

スペインのアーティチョークは、雨、風、寒気の影響を受けました。缶詰用、生鮮用ともに収穫量が減り、価格が上昇しています。ブロッコリーカリフラワーも影響を受けていて、収穫と加工の量が減少しています。

タイ:マンゴーのシーズンは今月から開始されます。現地からの情報によると、質・量ともに良好と期待されています。


中国:

山東省:エダマメの収穫は終了しました。質・量ともに良好で、価格も安定しているとのことです。ブロッコリーは、低温と悪天候に悩まされたシーズンとなり、収穫量も品質も下がっています。
この地域では生産がほぼ終了し、3月から4月にかけて再開されます。

浙江省カリフラワーの生産は終了間近です。品質は良好と伝えられていますが、作付面積の減少を受け、価格は例年よりやや高めです。ブロッコリーの生産は終了し、量も価格も安定しています。スナップエンドウサヤエンドウは、4月に収穫が始まる予定です。これまでのところ、生育状況は良好です。現在は雲南省からの原材料が少し入ってきていて、浙江省と福建省の工場で加工されていますが、輸送費がかかるうえ需要が堅調であることから、価格は非常に高くなっています。
ナノハナは現在、生産が行われています。初期の収穫分は、茎が太く品質が良くありませんでした。シーズンが進行するにつれ品質は改善すると期待されています。

福建省:シログワイは生産が行われていて、品質は安定していますが、価格は過去数週間に比べて劇的に上昇しました。現地の一部業者が市場を独占していて、原材料の価格が上がったためだと聞いています。


新しいPCHFのコースについて

米国の食品安全強化法(FSMA)は2011年に制定され、現在施行されつつあります。これに伴って、食品と飼料を製造するメーカーの安全管理向上を目的とした多数の新しい規制が導入されています。この法律は、過去70年間で初めての食品安全性に関する包括的な改革法でした。巨大産業を対象とした大型改革であり、規制が及ぼす実際的な影響は盛んに議論されています。そうしたなか、米国食品医薬品局(FDA)は、メーカー向けの研修コースを開設しました。FSMAが意味するところを理解して、新しい要件に関するガイドラインを適切に満たせるよう促していくことを目的としています。

FSMAでは、食品を製造するすべての企業に対し、食品安全性に関する潜在的なハザードとその予防法、さらに問題点の報告法を特定して評価する計画を策定し、その計画をモニターすることを義務付けています。そしてこの計画は、「preventative controls qualified individual」(予防的コントロール資格者)、略してPCQIと呼ばれる担当者によって策定されなければなりません。

FDAは、この研修をすべての企業、特に中小企業に提供するため、イリノイ工科大学の食品・衛生研究所と協力して、食品安全予防的コントロール連盟(FSPCA)を創設しました。この連盟は、FDAと州当局の職員、食品業界関係者、および学識者の知恵を集めて「Preventive Controls For Human Food」(ヒト向け食品のための予防的コントロール)と題したコースを策定し、FSMAの施行に向けた準備を支援する団体です。このコースは、すべてのメーカーに設置が義務付けられるPCQIのためのFDAの標準的なカリキュラムに従っています。

頭文字を取ってPCHFと呼ばれるこのコースは、人間が食べる食品のメーカーを対象としていて、FSMAの施行の結果として導入される規制を詳細に解説するほか、ハザード分析の書類を作成するための実践的なガイドを教える内容です。クラスでは、数人のグループで作業をして、検証手順や予防的コントロールを特定するための練習なども行います。

PCHFのコースを修了すると、PCQIになる法定資格が与えられます。ただし、コースを受講しなくても、実務経験を通じてPCQIになることは可能です。オンラインと教室形式を組み合わせたコースもありますが、完全にオンラインのコースはありません。コースは世界各地で年間を通じて随時開催されていて、詳細はwww.ifsh.iit.edu/fspcaで見ることができます。FSMAの要件を満たす方法についての詳細は、www.fda.gov/Food/GuidanceRegulation/FSMAをご覧ください。


トレンディで美しいビート!

「トレンディでおしゃれな野菜」と聞いて真っ先にビートを思い浮かべることはないかもしれません。でも、注意して周りを見回してみると、この鮮やかな赤紫色の美しい野菜がジュースからジャーキーまであらゆるものに使われ始めていることに驚くことでしょう。この根野菜が現在、赤丸急上昇中であることは、疑いの余地がありません。いろいろな食べ方ができるうえ、最もよく出回っている種類が実に見事な色をしていることが、その人気の理由です。でも、見た目だけがビートの魅力ではありません。ビートは、たくさんのメリットをもたらすヘルシーな食品です!

ビートは、数世紀も前から人類の食生活の一部となってきました。古くは紀元前8世紀に食されていたとする文献があります。ギリシャ、ローマ、メソポタミアなどの古代文明すべてで食されていました。外来でない内地産のビートは、紀元前1世紀頃に登場しています。ビートの新しい使い方が見つかったのは1700年代の半ばでした。砂糖を作るという目的です。事実、今日の最も一般的な砂糖はシュガービート、すなわちテンサイから作られています。テンサイは、長さ30センチ、重さ2キロ以上にもなる大きなビートの種類です。

日常的に食されている最も人気の種類は、テーブルビートです。テーブルビートにも多数の種類があり、代表的なレッドエース、黄色いバーピーズ・ゴールデン、赤と白のキオッジャなどがあります。どれも低カロリーで脂肪分はゼロ、ビタミンCを豊富に含んでいます。血圧を下げ、炎症を抑えるのに役立つ一方、食物繊維、カリウム、葉酸、硝酸塩の摂取源となります。

最近になってビートは、高級レストランの食材としてお目見えするようになりました。フムス、スープ、ジュースなどに使われています。また、ビートをケーキやデザートの材料にするのも人気です。ピュレ状にしてレッドベルベットケーキを天然色素で作ったり、チョコレートのデザートに混ぜて抗酸化作用を高めたりすることができます! ビートを使ったスナック菓子も、塩味や甘い系のチップがあります。生鮮、瓶詰、缶詰、冷凍とさまざまな形で購入できることもあり、食生活にビートを取り入れる方法は無限と言えそうです!


オーガニックの成長を理解するのに役立つ新しいデータ

オーガニック食品が近年最も成長著しい食品市場の1セクターとなってきたのを受けて、米国農務省は、これが実際的に何を意味するのかを理解する努力を開始しました。1月、「2016 Certified Organic Survey」(2016年の認証オーガニック調査)と題する幅広い調査を行うと発表したのです。オーガニック食品の生産が経済にどのような影響を及ぼしているかを理解するため、新しいデータを入手することを目的としています。

「近年、米国の農業生産者は、認証オーガニック製品の著しい販売成長を経験してきました。全米農業統計サービス局(NASS)は昨年、米国の認証オーガニック生産者の2015年の売上高が62億ドルに達し、前年比13%増になったと報告しました」と、全米農業統計サービス局の調査責任者で農務省オーガニック作業部会のメンバーでもあるアダム・クライン氏は説明しています。「認証オーガニック製品の販売が拡大するにつれ、認証オーガニック農業に関する正確な統計を求める声も高まっています。この調査は、認証オーガニック農業を振興している農務省の取り組みをさらに一歩進めると同時に、業界に関する将来の意思決定が事実情報に基づいて下されるよう促すものとなるでしょう」。

調査は、アラスカとハワイと含む全米の認証農家と認証農場を対象として行われ、2月19日に終了しました。農地や牧場の面積、生産量、売上高、および生産方法と販売方法を尋ねる質問などが含まれていました。

オーガニック農業への投資が史上最高水準に達していることもあり、結果次第では大きなインパクトをもたらす調査になる可能性があります。連邦政府の政策や生産者の意思決定、さらには作物の保険料にまで影響するかもしれません。また、オーガニック農業への関心が高まり続けるなか、生産者が実際のところどれだけ事業を成功させているかについて、より包括的な洞察をもたらし、安定した継続的な成長を後押しするような方法で業界を前進させるのにも役立つでしょう。

結果をまとめた報告書は、今年9月に発行の予定です。




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