このフード・レポートの内容は:

VOLUME 7
第3号


2016年3月 1日

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Hello Everyone,

時間がどんどん過ぎていきます。私にとっては、米国冷凍食品協会(AFFI)の会議がいつもそれを実感するきっかけをもたらします。毎年、AFFIの会議で「1週間前からグリーンピースの植え付けを始めました」という話を聞くからです。毎回のことながら驚かされます。本当に、もうそんな時期なんですね?信じられないことに新たな栽培シーズンがそこまで来ていて、ということは、気が付けばシーズン真っ盛りになっているに違いありません!

とはいえ、米国北西部のほとんどのサプライヤーは、シーズン開始が待ちきれないといった様相です。グリーンピースの在庫レベルは非常に低く、みるみる底を突きつつあるからです。すべての加工業者が、早く次の加工を始めたいと願っています。トウモロコシは依然として在庫がだぶつき気味のようで、ほとんどの加工業者では、今シーズンは契約作付面積が少し減少するか昨シーズン並みとしています。生産者価格はわずかに下がっています。

AFFIでは「オーガニック」がホットな話題で、誰もがオーガニックの生産量や加工量を増やしたいと思っているか、買いたいと思っているようでした。米国のオーガニック食品市場は、年間売上高が70億ドルに近づいていて、減速する兆しは見られません。オーガニック作物の生産者は、爆発的な需要の伸びに直面して、オーガニックの土地を確保すべく躍起になっています。米国のオーガニック食品については、今後のこのレポートで詳しくお伝えする予定ですので、ぜひご期待ください。

先月のサンディエゴのAFFIでは、古くからの仲間と新しい仲間に会うことができ、とても嬉しかったです。時間と労力を割いてくださった皆さんにお礼を申しあげます。そして、これからの数カ月にわたって一緒にお仕事できるのを楽しみにしています。

楽しい春をお過ごしください!

それでは、記事をお楽しみください。

Betty and The Noon International Team



CropVeggies アメリカ合衆国: 米国では グリーンピース の植え付けが2週間ほど前に始まりました。北西部の トウモロコシ の生産者価格は、わずかに値下がりすると見られています。 トウモロコシ の作付面積は一部の加工業者ではやや縮小していますが、他の業者では昨年並みと報告しています。米国の トウモロコシ 市場は依然として軟調ですが、 グリーンピース 市場は引き続き堅調です。これは昨シーズンの暖かな気候で出来高が減ったためです。北西部のサプライヤーのなかには、契約を履行するため グリーンピース の購入を検討しているサプライヤーもいます。6月に新しいシーズンが始まるまでの期間を乗り切るためです。

ジャガイモ も、植え付けが始まりました。冷凍用 ジャガイモ の在庫は依然として低い水準です。北米から日本への輸出は引き続き減少していますが、EUからのフライドポテト用ジャガイモの輸出は好調が続いていて、日本向け輸出量は前年比10%以上の増加となっています。

米国の農業の全体状況としては、 トウモロコシ 大豆 小麦 の商品価格が過去3年にわたって下がった結果、中西部の一部地域では農家の収入が過去10年で最低となり、不況を引き起こしています。

メキシコ: メキシコの メキャベツ のシーズンが始まりました。 ブロッコリー カリフラワー は最盛期を迎えていて、すばらしい品質で、量も十分です。ここ数カ月は例年よりも涼しかったため、一部の作物の成長がスローダウンしましたが、最近また暖かくなり、状況が改善しています。

グアテマラ:カンタロープメロン ハニーデューメロン のシーズンは、5月半ばまで続くでしょう。 スナップエンドウ サヤエンドウ は、どちらも残念なシーズンとなりました。シーズン初めの雨で、収穫量が下がりました。ブロッコリーは今も少量ながら加工されていて、今月いっぱい続くでしょう。

チリ:トウモロコシ のシーズンが進行中です。いつになく暑くて雨が少ないため、 トウモロコシ の収穫量に影響が及ぶかもしれません。

グリーンピース のシーズンは終了し、特に問題は報告されていません。

台湾: 1月の寒気のせいで、多数の作物が被害を受けました。被害額は約1,200万ドルと報じられています。 イチゴ が特に大きな被害を受けたそうです。

エジプト: エジプトの一部地域で、寒さと雨により イチゴ が被害を受けました。収穫は例年より約2週間遅れで、収穫量は約25%減となる可能性があります。この結果、生産者価格は通常よりも高くなっています。エジプトからの イチゴ は今後値上がりが予想されます。

ニュージーランド: ニュージーランドの農家は、エルニーニョの影響を今後数カ月にわたって受けると予想されています。継続的な暑気と雨不足が、グリーンピースの収穫量と品質に影響するかもしれません。サプライヤーは価格を提示していますが、作物の出来次第という条件付きです。

中国:

浙江省:ブロッコリー カリフラワー の収穫は今月終了するでしょう。生産者からの報告によると、質・量ともにあまり芳しくなく、価格はすでに上がっています。 サヤエンドウ スナップエンドウ は寒さで被害を受けました。収穫は引き続き悲観的な見通しです。 ナノハナ は今シーズンの収穫量が減り、原材料価格は昨年と比べて2倍になっています。国内需要が非常に好調です。

福建省: 現在、 シログワイ が加工されています。品質は平均的で、価格はやや下がりました。加工は3月いっぱい続くでしょう。

山東省: 一部の工場で ゴボウ の加工が行われています。次の主な作物は ホウレンソウ です。



メニュー表記の規制緩和


米国では2010年に議会が制定した医療保険制度改革法を受けて、多くのレストランがメニュー表記の規制に準拠し始めました。国民の多くは、これが公衆の衛生と安全を保護するための重要な手段であると感じています。この法律では、2016年12月までに、20店舗以上を有するすべてのチェーン店に対し、すべてのメニューにカロリーと栄養に関する情報を表示することを食品医薬品局(FDA)が義務付けるとしています。

しかし、今年2月、チェーンレストランのメニュー表記を簡単にする法案が下院を通過しました。大差で可決されたこの法案は、今後上院に送られ、上院では反対に遭う可能性があります。しかし賛成派は、新しい規制が表記を賢明かつ効果的にするものであり、これが導入されればレストランやコンビニエンスストアは、客層や一人前の量に合わせて情報を表記できるようになると擁護しています。

この法案を提出したキャシー・マクモリス・ロジャーズ下院議員は、「賢明かつ効果的な表記の基準は、選挙で選ばれたわけではない官僚の決める画一的な基準とは異なる」としています。

この法案は、カロリー情報を店内ではなくオンラインで提示することを認めています。電話やウェブサイトからの注文のほうが多いレストランのことを考えた内容です。また、一品あたりではなく、一人前あたりの表記も認めています。例えば、ピザは、パイ丸ごとではなく、一切れで表記されるようになります。また、コンビニエンスストアやスーパーのデリカのセクションでは、各商品に個別にラベルを付けるのではなく、メニュー表にカロリー情報を記載できるようになります。

緑の葉野菜の王様、ケール!

低カロリーで食物繊維の豊富なケールは、世界中で最も人気の葉野菜のひとつになっています!ビタミンC、K、B6、カリウム、植物性栄養素、それにオメガ3脂肪酸も豊富です。がんと関節炎のリスクを低下させ、免疫力を高め、心臓の健康にも良い効果があります。さらにデトックス効果もあり、肝臓の調子を整えます。

米国ではどのスーパーでも、大きな袋に入った新鮮なケールが棚に並んでいます。サラダにしようと思ってついつい大量の生野菜を買い込み、残りは後日食べることにして冷蔵庫に入れおくという経験、誰もがしたことがあるのではないでしょうか。でも、残り物のサラダというのは、ちょっと注意が必要です。特に、緑の葉野菜の栄養をできるだけたくさん摂取しようと思うのであれば、考えどころです。ニューヨーク・タイムズ紙の「Ask Well」ブログの最近の投稿で、少なくとも1つの野菜に関する疑問が解決されました。というのも、ケールは、冷蔵庫で保存できる期間が1日か2日長く、冷凍することもできるのだそうです!

ケールを冷蔵庫で保存すれば、栄養価が幾分か下がるのは事実です。その記事によると、ビタミンCは6日間で10%失われます。また、刻んだケールは、細胞壁が壊れて酸化が始まるため、失われる栄養価の割合が丸ごとのケールよりも高くなります。

ケールは丈夫な葉なので、温度の変化に耐えられ、他の葉野菜よりも長く保存することができます。その丈夫さゆえに、冷凍野菜にするのにも理想的です。冷凍食品業界に携わっている私たちはみんな、冷凍のほうが生鮮よりも良いことは知っています。収穫と同時に冷凍されたケールは、ほとんどの栄養価と健康メリットを維持します。というわけで、早速今日にも、スーパーの冷凍食品コーナーで冷凍ケールを買ってきましょう!



食品の無駄を減らすフランスの法律

先月、フランスの上院が、食品の無駄と飢餓という2つの問題に対処するための法律を可決しました。これまでに例のないこの新法では、まだ食べられる売れ残りの食品を慈善団体やフードバンクに寄付するようスーパーに義務付けていて、従わなかった場合は3,750ユーロの罰金を科します。

この法案は、農産食品業担当大臣を務めたことがあるギヨーム・ガロ議員によって昨春提出され、提出されるや否や国際的な注目を集めました。アラシュ・デランバーシュ氏の活動と並んでガロ氏の法案は、食品の無駄と飢餓の問題が深刻化するフランスや他の国で、食品の無駄と闘う戦略についての議論を沸騰させました。

この新法では、売り場面積が400平方メートル以上のスーパーに対し、寄付契約に署名することを義務付けていて、まだ食べられる食べ物を廃棄することが禁止されます。政治家や活動家らは、この法律がフランスで毎年推定710万トンに上っている食品のゴミを減らし、恵まれない人たちに食事を届けるのに役立つと期待しています。

「この法律の最も重要な点は、慈善団体と寄付契約を結ぶことをスーパーに義務付けている点です。これで私たちは、質の良いさまざまな食品を手に入れて、送り届けられるようになります」と、フードバンクの責任者を務めるジャック・ベレ氏は ガーディアン紙 に語りました。「栄養バランスという点では、現在、肉と野菜と果物が不足しています。新法によって、これらの食品が増えれば嬉しいです」。

しかし、フランスで新法が成立したからといって、活動家が歩みを止めるわけではありません。今後はEUに同様の政策導入を働きかけ、またこの法律をレストランやパン屋、学校、会社の食堂などにも拡大したい考えです。世界中で廃棄される食品ロスは、毎年13億トンに上っています。


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