このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 3
第5号


2012年5月1日

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数カ月前に、私たちがグリーンピースやトウモロコシの畑を訪れる日がまもなくやってきそうだとお伝えしましたが、いよいよグリーンピースの収穫が今月から開始されるため、Noon Internationalのスタッフが畑にお邪魔させていただく予定です。現時点では、あらゆる状況からみて北西部のグリーンピース栽培は順調のようです。これについては、以下のクロップニュースのセクションで詳しくお伝えします。

5月に、私たちは上海で開かれた国際食品・飲料見本市「SIAL China」を訪れ、中国が力を入れている商品のトップ5が食料雑貨、スナック・菓子類、肉類、乳製品、ワインであることを知りました。展示パビリオンは、クッキー、ビスケット、クラッカー、チョコレートであふれており、ハチミツ、缶詰食品、スパゲッティも多数出展されていました。たくさんの菓子類だけでなく、ケチャップまでもが子供向けに開発されていて、以前には見たことのないトレンドを目にしました。中国の方々は、輸入食品に対して高い信頼感を抱いているように見受けられました。この傾向は、かつてベビーフードや乳製品に見られましたが、今ではあらゆる種類の食料雑貨に広がっています。今回の展示では、食品に対する安全性や西洋の食品を積極的に試してみようとする姿勢が共通のテーマとなっており、中国製品の売り込みというよりは輸入食品を中国に持ち込もうとする方向に力を入れているようでした。中国が変わりつつあり、西洋の食生活を積極的に受け入れようとしていることを実感した見本市でした。

スタッフが上海の見本市を訪れている間にも、私自身はイタリアを訪れる幸運に恵まれました。イタリアでは、あらゆる食事が新鮮な野菜や豆類、魚をたくさん使って調理されており、保存料を使用しない食生活が、いかに健康的で元気を与えてくれるかということを、再認識させられました。そして、ワインも少々いただきました。たまには、そんな楽しみがあってもいいですよね!

チャオ!

Betty and the Noon International Team

CropVeggies


アメリカ合衆国:北西部のグリーンピースの収穫は、6月第1週に開始の見込みです。4月の天候は、雨が多く気温も低めでしたが、5月に入って、ぐんと暖かくなり、降雨量も減りました。これまでのあらゆる状況を鑑みて、グリーンピースの収穫は予定どおり開始され、収穫量と品質も良好になる見通しです。トウモロコシの植え付けは、6月末には終了するでしょう。サプライヤの多くが、2012年の収穫分に多めの予算を計上して、供給が逼迫した2011年の埋め合わせに備えています。現在、加工用ジャガイモの供給が不足しており、7月の新たな収穫を待っている状況です。米国とカナダの東海岸の加工業者でも、やはり在庫不足となっています。

メキシコ:5月全般にわたって日中の気温が33℃まで上がったため、ブロッコリーが黄色味を帯び、水不足から頭部の過剰成長が見られました。また、カリフラワーも高温による影響を受けています。メキシコでは6月から雨季が始まり、通常は8月末まで続きます。

チリ:チリは冬を迎えつつあり、多忙だった1年の農作業が終わろうとしています。今シーズンのアスパラガスの供給は逼迫しています。寒冷多雨で収穫の開始が遅れたことを受けて、供給が不足するようになりました。世界的に需要が非常に高いことと相まって、サプライヤは、顧客への出荷分を調達するのに苦労しました。ベリー類のシーズンが続いていますが、収穫は4月いっぱいまで行われ、十分な収穫量と良好な品質となっています。現在、サプライヤは、キウイフルーツのシーズンを終えつつあり、5月末辺りで終わるでしょう。大きさ、量ともに良好と伝えられています。なかにはまだ契約可能なものもありますが、在庫は急速に減りつつあります。

ペルー:ペルーは主にアボカド生産に注力しています。サプライヤにもよりますが、アボカドは毎日収穫、加工されています。アボカドの木には周期があり、数年ごとに「休閑期」が訪れます。今年は一部のサプライヤが休閑期に当たるため、1ヘクタールあたりの収穫量が最大40%減となる時もありました。このため、在庫は限定的となるでしょう。加工業者では、今年もアスパラガスの入手が困難になると見ています。世界のアスパラガス需要が拡大しているため、供給は依然として少なく、加工業者は既存顧客への供給に専念しています。

グアテマラ:グアテマラのブロッコリーのシーズンは終了しました。天候を見ながら6月末から7月初めにかけて再開されるでしょう。

エクアドル:エクアドルの状況は安定しています。ブロッコリーの大きさは一定であり、品質上の問題はありません。

中国:エダマメの収穫は、浙江省と江西省で6月末から7月を通じて行われます。種まき後の大雨で一部に影響があり、特に江西省の有機栽培地域における被害が顕著に表れており、江西省の一部地域では、収穫量が予定より最大40%減となるかもしれません。

インゲンマメ
収穫は5月最終週に始まり、6月半ばまで続けられる見通しで、現時点での状況は良好です。価格も安定すると見られていますが、昨年価格が上昇したため、買い手側ではおそらく値下がりを望んでいることでしょう。

エンドウマメ
浙江省の収穫は終了しました。品質は良好で、状況は昨年より改善しています。ただし、平均的に昨年よりも実が厚く、直径6ミリを上回るマメの割合が高くなっています。価格は、2011年の在庫がまだ日本にたくさん残っているため、昨年よりも下がる見通しです。

スナップエンドウ
浙江省の収穫は終了しました。品質は良好ですが、収穫量は非常に低いレベルです。スナップエンドウの茎や葉は良い状態にあるのですが、通常であれば花1輪につき2鞘が実るところ、今年は1鞘しか実らない花が大半でした。

トウモロコシ
3月に例年を上回る雨が降ったことから、今年は植え付けが遅れましたが、生育状況は引き続き良好です。福健省では、収穫が6月に開始され、6月いっぱい続く見通しです。



食品安全性の確保

化学によって可能になった畑での散布

米国は、食品および水道水の供給が世界で最も安全な国のひとつですが、この安全確保に大きな役割を果たしているのが化学の力です。殺菌剤として使われる塩素や石けんから、食品梱包の際に注入されるガスに至るまで、化学は、食品安全性の確保において重要な役割を担っています。

農業では、最大の危険要因のひとつが害虫です。生産者は、昆虫や微生物が運んでくる様々な害病を除去するために、化学成分を使用することができます。また、梱包に使用するプラスチックは、その特性により、食品を密封して空気や埃などの外的要素から保護するため、製品の安全性を格段に高め、賞味期間を延ばすことも可能です。多くの食品が、パッケージ梱包時に空気の代わりに窒素や二酸化炭素のガスを注入することにより、カビや多種多様な微生物に起因する腐敗を防ぐことができます。

WHO(世界保健機構)によると、不衛生な水が原因で病気になる患者や死亡者の数は、毎年約6,000人に上っています。塩素系化学物質は、水を介して伝染する細菌の除去に最も効果的であり、世界各地の浄水場や食品加工施設において、食品安全性を確保する基本的な化学物質として使われています。

さらに、冷蔵・冷凍という保存機能も、プラスチックの配管や化学冷媒によって実現していることから、やはり化学の産物といえるでしょう。

政府機関とメーカーは絶えず協力して、化学物質の安全性を理解し、進歩させるための研究に取り組んでいます。食品安全性のために数多くの対策が取られており、化学は、食品供給の保護において欠かせない要素となっているのです。




小粒でもパワフルなグリーンピース!

小さくて丸っこい緑の野菜、グリーンピース。子供の頃に毛嫌いしていた人もいるのではないでしょうか。でも、このグリーンピースには、パワフルな栄養が詰まっているのです。ビタミンC、ビタミンE、亜鉛など、消炎作用のある栄養素と抗酸化物質をたくさん含むグリーンピースは、知られざる「スーパーフード」と言えるでしょう。

グリーンピースは、ねっとりとした食感で、中はとても甘みがあります。「でんぷん質の高い野菜」と言われることも多いのですが、でんぷんよりもたくさんの魅力がグリーンピースにはあります。例えば、魚に含まれているオメガ3脂肪酸のメリットは聞いたことがあると思いますが、グリーンピース1カップにオメガ3系の脂肪酸であるα-リノレン酸(ALA)が約30mgも含まれていると知り、私たちも驚いてしまいました。また、グリーンピースには、タンパク質、食物繊維などの多量栄養素もたくさん含まれていて、1カップにつきそれぞれ約10gの含有量を誇ります。多量栄養素が多いことから、グリーンピースは、血糖値を安定させ、2型糖尿病のリスクを減らすことが分かっています。

グリーンピースは、体に良いだけでなく、環境や土壌にも良い影響をもたらします。グリーンピースは、大気中の窒素を吸収して、より複雑で有益な形態に変える能力である「窒素固定作用」の高い作物に区分されています。この作用の結果、土壌の窒素濃度が高まるため、大量の肥料を必要としないのです。さらに、グリーンピースと他の作物を周期的に栽培することにより、害虫発生のリスクが減り、しかも根を深く張らないため、土壌浸食を防ぐことも証明されています。

栄養価と環境メリットの高いグリーンピースを毎日の食生活に取り入れてみませんか?


食生活がもたらす健康リスク


食べ物は、体全体の健康に大きく関わってきます。米国農務省による以下の統計をご覧ください。

  • 米国の人口の37%にあたる約8,110万人が何らかの心臓病を患っていることはご存じですか?

  • 米国の成人の16%が高い血中コレステロール値を示しています。

  • 米国の成人の34%が、異常に血圧が高い高血圧症であり、さらに36%が高血圧前症、つまり正常よりも血圧が高いとされています。

  • 米国の20歳以上の人口のうち2,400万人が糖尿病を患っていて、その大多数は食生活と運動に直接関係する2型糖尿病に当てはまります。さらに7,800万人が糖尿病の前段階にあり、血糖値がきわめて高いレベルにあります。

いずれも圧倒される驚愕の数値ではないでしょうか。この統計に関する報告書全文と、統計の該当者にならないための予防法については、米国農務省の「Dietary Guidelines for Americans(米国人のための食生活ガイドライン)」を以下のリンクからご覧ください。それから、野菜と果物を食べることをお忘れなく! 必ず健康維持に役立ちますから。

http://www.cnpp.usda.gov/Publications/DietaryGuidelines/2010/PolicyDoc/PolicyDoc.pdf




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