このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 6
第7号


2015年7月 1日

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Hello Everyone,

皆さん、こんにちは。

7月4日の独立記念日もまもなくです。ここ太平洋岸北西部は暑くなっています。先週、オレゴン州とワシントン州の東部では、ところによって44℃という気温を記録しました。グリーンピースの収穫は収束しつつあり、今シーズンの収穫量は確実に減る見通しです。猛暑のため、すべての業者で収穫できない畑が出ました。被害の規模はまだ分かっていませんが、分かり次第お伝えします。

スイートコーンは、例年より数週間早く、今月から収穫が始まります。北西部のベリーの収穫も開始予定です。というわけで、春は天候に恵まれて上々のスタートを切った当地ですが、最近の暑さで何らかの影響が出るのは確実ですので、今後も状況をお伝えしてまいります。長期予報によると、今週は暑気が少し和らぐとのことで、ほっとひと息です!

先月は一部のスタッフがメキシコを訪れて、ブロッコリーの畑を視察してきました。畑は非の打ち所のない状態で、ブロッコリーもすばらしい品質でした!メキシコでは食品加工工場に新しいオートメーション技術が導入されていたり、新しい産業が多数形成されていたりして、見るものがたくさんありました。メキシコで間違いなく盛んになりつつあるのが、自動車産業でした。これは一例にすぎませんが、畑へ向かう高速道路の車窓からも、ホンダの巨大な工場が見えました。

今月は、オレゴン州とワシントン州の東部へ出かける予定です。サプライヤーの皆様にお目にかかれるのを楽しみにしています。毎年同じことを言っているようですが、今年もあらためて、この繁忙期に大車輪で操業してくださっている加工業者の皆様に、心からお礼を申しあげます。業界最高の冷凍・缶詰の野菜と果物をNoon Internationalに提供してくださり、ありがとうございます!

それでは、記事をお楽しみください。

Betty and The Noon International Team

CropVeggies アメリカ合衆国: オレゴン州とワシントン州の グリーンピース は今月中に収穫が終了します。最高44℃という猛暑に見舞われたため、すべての加工業者で収穫できなかった畑が出ました。この結果、今年もまた供給は少なめとなり、等級の良い商品の価格は高値を推移することになるでしょう。この熱波を受けて、AACグレードのものが増えるかもしれません。 トウモロコシ のシーズンは、この暑さのため、例年よりも数週間早まりそうです。トウモロコシの植え付けは、オレゴン州、ワシントン州、アイダホ州で100%終了しました。オレゴン州とワシントン州のトウモロコシの収穫は今月開始され、アイダホ州では8月から始まります。

サヤインゲン は植え付けが終了しました。

コロンビア盆地 の加工用 ジャガイモ は、今シーズンは予定よりも早い栽培状況です。4月に暖かい日が続き、5月も天候に恵まれたため、収穫シーズンが早まっていて、一部の加工業者では早ければ今週にも作業が始まる予定です。ここ数年の記憶で最も早い年の部類です。オレゴン州とワシントン州の東部を先週見舞った猛暑は、ジャガイモの収穫時期になって質・量に影響を及ぼすかもしれません。

ベリー類 は、西海岸全域で順調に成長していました。

暖冬とその後も続いた暖かさで、地域により2週間から1カ月も早いシーズン開始となっています。ただし、やはり最近のオレゴン州とワシントン州の猛暑により、期待されたよりも収穫量が少なく、品質も下がる可能性があります。オレゴン州のベリー類は収穫が開始されており、ワシントン州ではラズベリーの収穫が今週から、ブルーベリーの収穫が7月中・下旬から始まる予定です。ブルーベリーはこの猛暑を受けて、例年よりも小ぶりになるかもしれません。

ワシントン州の チェリー はシーズンが始まっています。国内と国外からの需要が供給を上回っています。ワシントン州とオレゴン州では11月初旬の霜で一部の木に被害が出ましたが、最近の例年を上回る気温のせいで、収穫はいつもよりも早くなりました。実の品質は良く、ただしサイズは大小さまざまあると報告されています。もうひとつの チェリー の産地、ミシガン州では、5月に気温が零下にまで下がり、作物に影響が出ました。カリフォルニア州の不作、ユタ州の一部で出た被害とも相まって、今シーズンのチェリーは底堅い市場となりそうです。

カリフォルニア州 をはじめ米国の西部全域が、依然として干ばつ状況にあります。

ただし、 米国の中部 では最近雨が降り、干ばつ状況が緩和または解消しました。

中西部のトウモロコシ の植え付けは、ほぼ終了しています。全体にこの地域は先月、雨が多かったため、一部の業者では畑に入れず、植え付けが難航しました。スイートコーンの収穫は8月終わりにかけて開始される見通しです。

メキシコ: 現在は オーガニックのブロッコリー が最盛期を迎えています。メキシコでは雨季が早めに始まったようです。この雨により ブロッコリー の収穫が早まりました。5月は例年よりも気温が低く、夜も冷え込んだため、質・量ともに良い結果となりました。また、6月の雨のため害虫の発生も減りました。

グアテマラ: グアテマラでは新しい ブロッコリー のシーズンが始まりました。最盛期は11月いっぱい続き、12月から3月は出荷量が下がります。

ペルー:アボカド の収穫が終了しました。冷凍アボカドの出荷可能量は大幅に減る見通しですが、ダイスカットとパルプはまだいくらか残っています。ペルーは南米一のアボカド産地になっています。

チリ: チリの キウイフルーツ のシーズンは終了しました。スポット買い市場でわずかに在庫があります。

中国:

浙江省:エダマメ の収穫が始まりました。雨のため一部で品質問題(斑点)が出ています。当初の作付面積は増えましたが、浸水が生じたため一部の畑が失われました。価格は安定しています。 サヤインゲン の生産は終了し、収穫量は15~20%減と伝えられています。雨のため品質も下がっています。価格は8~10%上昇しています。

山東省:エダマメ の収穫は今月始まるでしょう。これまでのところ、質・量ともに良好と期待されています。春作の アスパラガス の収穫は終了し、夏作が今月から始まります。原料価格は依然として高値です。国内市場が活発なため、 アスパラガス の価格は上がりました。

福建省: この地域では一部の エダマメ の畑で、豪雨による深刻な被害が出ています。質・量ともに著しく低下しました。


中国の「ゾンビ」肉


マクドナルドやケンタッキーフライドチキンなどの外食チェーンに賞味期限切れの食肉が販売されていたというスキャンダルが中国を襲ってからわずか数年、中国の消費者はまたも食品安全性問題に悩まされています。

先月実施された全国的な取り締まりの結果、中国の税関が賞味期限の切れた食肉10万トン以上、金額にして5億ドル以上の商品を差し押さえました。なかには、梱包日のスタンプに1970年代の日付が入ったものもあり、実に40年以上という古さでした!湖南省最大の卸売市場で売られていた食肉は3分の1が密輸商品だったという長沙税関からの報告もありました。中国の組織犯罪グループによって密輸された食肉は、ほかに13省で卸売業者、レストラン、スーパーなどに販売されていました。

税関当局によると、密輸入される細菌のはびこった食品は、過酸化水素に浸されて、あたかも賞味可能な新鮮な食品であるかのように見せかけられているそうです。このような食肉を、密輸業者が他国で安価に買い付け、香港またはベトナム経由で中国に密輸しています。そして多くの場合、コストを抑えようとして冷蔵・冷凍設備のない車で輸送しているため、食肉は解凍と再冷凍を繰り返しているとのことでした。

差し押さえられた食肉には、牛肉、豚肉、鶏肉の手羽などがありました。どの国で買い付けられたものなのか、どのようにして40年近くも貯蔵されてきたのかなど、詳細は今のところ明らかになっていません。中国を訪れるのであれば、その間だけでもベジタリアンになったほうがいいと思える理由がまたひとつできたと言うしかありません。

毎日食べたい8つの食品!

ヘルシーな食生活を実践するのは容易ではありません。何事もほどほどが一番ですから、時折「ズル」をするぐらいでは大きな違いが生じることはありませんが、とはいえ毎日の食生活の大部分が正しい栄養を基礎としていることは重要です。それを確実に実践するひとつのコツが、以下に紹介する8つの食品をたくさん食べて、幅広い健康メリットを取り入れるようにすることです。これらの食品を普段の食生活の一部にして、体が必要とするビタミンやミネラルをたっぷり摂取してください!
 
ホウレンソウ
  1. オメガ3脂肪酸、ルテイン、葉酸が豊富
  2. 心臓病、脳卒中、骨粗鬆症のリスクを低減
ヨーグルト
  1. プロバイオティクスが消化器系の健康を増進
  2. 免疫力を強化
トマト
  1. リコピンが豊富
  2. 膀胱がん、肺がん、前立腺がん、皮膚がん、胃がん、冠動脈疾患のリスクを低減
ニンジン
  1. 低カロリー
  2. カロテノイドが豊富
  3. がん、関節炎などの炎症のリスクを低減
ブルーベリー
  1. 北米の果物のなかで最も抗酸化物質が豊富
  2. がん、糖尿病、加齢に伴う記憶力低下のリスクを低減
  3. 食物繊維、ビタミンA、ビタミンCが豊富
  4. 心臓の健康増進に効果
ブラックビーンズ(黒インゲン豆)
  1. 脳の活性化に役立つ抗酸化物質のアントシアニンを含有
  2. 低カロリーで飽和脂肪酸はゼロ
  3. 食物繊維とタンパク質が豊富
クルミ
  1. オメガ3脂肪酸、ポリフェノール、タンパク質が豊富
オート麦
  1. 水溶性食物繊維、ヘルシーな炭水化物、タンパク質が豊富
  2. 心臓病のリスクを低減

ブロッコリーをロボットで収穫!

イギリスの研究者が現在、収穫現場に革命をもたらす最初のステップとも言える技術の開発に取り組んでいます。世界で最も大量に栽培されている野菜のひとつであるブロッコリーが、その研究開発の焦点です。3Dカメラを使って、ブロッコリーの収穫に適した時期を見極めようとするものです。 最終的な目標は、3Dカメラを搭載した収穫ロボットが、あらかじめ設定したサイズに成長したブロッコリーだけを認識して収穫し、まだ時期に達していないものは畑に残しておくようにすることです。これは、農業と技術が交わるエキサイティングな例と見られています。

この研究を進めているのは、リンカーン大学のトム・ダケット教授が率いる研究班です。ブロッコリーの収穫は今も手作業で行われていて、費用が高くつきますが、そのプロセスに3Dカメラを活用しようという研究です。「この技術は、完全に自動化された収穫ロボットのシステムを開発するうえで重要なステップだと見られています。将来的にはさまざまな農作物に応用することができます」と、ダケット教授は『サイエンス・デイリー』紙で説明しています。

「私たちが行っている農業関連の研究はすべて、農業を通じた食品生産事業のために新しい技術的なソリューションを開発することを目指しています。私たちの研究の長期的な成果としては、食品安全性の向上、無駄の削減、食品生産の効率化、自然資源の有効活用、人々の健康と幸福の増大などが考えられます」。

ブロッコリーの収穫は今もほとんどが手作業で行われている一方で、すでに収穫現場で使われている機械は存在しますが、3D画像技術を活用して正しいサイズと色のブロッコリーだけを収穫するような機械は存在しません。技術を用いて収穫に適した作物を見分けることができれば、人間のミスを排除することができます。収穫ロボットが現実になれば、高い人件費が省かれ、ブロッコリー栽培のコスト効果が高まるでしょう。世界で毎年収穫される食品は2,100万トンを超えています。ブロッコリーの生産流通プロセスの変化は、他の作物の収穫方法やコストにも大きな影響を及ぼす可能性があります。


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