このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 4
第7号


2013年7月 1日

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Hello Everyone,

愛国心あふれる米国の皆さん、ハッピー・インディペンデンス・デー!

もう7月だなんて、信じられません。ここ北西部では、ものすごい速度で季節が進んでいます! ワシントン州とオレゴン州の東部では、来週の気温が32~43℃になるとの予報が出ています。これは、AACグレードのグリーンピースがかなりの量で出ることを意味しており、加工業者は収穫をすべて加工しようと苦心しています。グリーンピース業界からは、すでに供給が不足気味との報告が寄せられつつあります。詳しくは、以下のクロップニュースのセクションをご覧ください。

また、クロップニュースでは、ブルーベリーの豊作が期待されていることにも言及しています。ブルーベリーの加工までまだ1カ月あるため、ほとんどの加工業者は依然として楽観的ですが、ワシントン州とオレゴン州の西部でも来週は暑くなると予想されているため、状況はすぐに変わる可能性があります。オレゴン州では例年になく湿度が高くなり、イチゴに影響が出たとの報告がすでに入っています。今週収穫が始まったラズベリーは、雨と高温がカビを引き起こしているため、前途多難なスタートです。

中西部のコーンベルト地帯は、昨年の今頃は深刻な干ばつの真っ最中でしたが、今年の懸念は雨と洪水です。寒冷多雨の天候のため、植え付けに遅れが出ました。1年で状況ががらりと変わるものです。

食品業界に携わる私たちほとんどにとって、夏は、顧客の要求する品質と価格の条件を満たしながら契約した量を供給するため、さまざまな仕事に追われる季節です。Noon Internationalでも、安全かつ高品質な製品をお客様にお届けできるよう、各地への出張に飛び回っています。取引のある加工業者の皆さんにまもなくお目にかかり、最高においしくて栄養価に富んだ野菜や果物を納品してくださっていることに対し、改めてお礼を申し上げるのを楽しみにしています!

Betty Johnson and the Noon International Team

CropVeggies

アメリカ合衆国: 北西部のグリーンピースの収穫が進行中です。春霜で一部の生産者に被害が出たほか、6月に雨が続いて収穫が遅れました。グリーンピースの収穫機は、濡れた泥の中に入っていくことができないためです。7月第1週には気温が華氏100度(37.8℃)の大台を超えると予想されています。加工業者は、収穫が集中するためできるだけ早く収穫・加工しようと苦心しており、グリーンピースの収穫量は下がる見通しです。市場は引き続き底堅い状況が続くでしょう。北西部のグリーンピースの収穫は7月中旬から下旬に終了する見込みです。

北西部ではトウモロコシのシーズンが近付きつつあり、これまでのところ出来は上々です。北西部の加工業者のほとんどは、7月末から8月第1週にかけてトウモロコシの生産を開始します。ただし、7月前半は暑くなるとの予報が出ていますので、少し早まる可能性があります。

ミネソタ州では、多雨のためにトウモロコシの植え付けが減速したため、7月第2週まで続く可能性が高くなっています。ミネソタ州の気温は29~32℃ぐらいを推移すると予想されています。

全般に中西部のコーンベルト地帯では、春の多雨で畑が水浸しになり、植え付けに遅れが出ました。Farmland Forecastによると、2013年6月23日現在、米国のトウモロコシ(スイートコーンと穀物用トウモロコシ)の96%が発芽済みで、過去5年平均と比べて3%の減少です。中西部のトウモロコシ生産地では、大雨による洪水で土壌が流出したため、穀物トウモロコシに影響する可能性があると伝えられています。

ワシントン州、オレゴン州、アイダホ州のジャガイモは、順調との報告です。コロンビア盆地の収穫は7月に始まる見通しです。7月前半はコロンビア盆地にも暑気の予報が出ていますが、この暑さによる作物への影響はない見込みだと、ほとんどの生産者が語っています。フライドポテト用ジャガイモの在庫は、現在、2009年以来最も高いレベルに達しています。

オレゴン州とワシントン州のブルーベリーは、今シーズンは理想的な状況と見られます。天候に恵まれたため、豊作になるでしょう。オレゴン州では約7,000万ポンド(約3万1,750トン)のブルーベリーが生産される見通しです。ワシントン州とカナダのブリティッシュコロンビア州でも、やはり豊作が期待されています。ブリティッシュコロンビア州では、天候のおかげで5~10%の収穫増が予測されています。オレゴン州、ワシントン州、ブリティッシュコロンビア州では、7月末から8月第1週にかけてブルーベリーの収穫が始まりそうです。豊作が期待され、冷凍ブルーベリーも在庫が十分にあるため、ブルーベリーの価格は昨シーズンより下がるでしょう。

これに対して、ラズベリーは前途多難です。収穫が始まったばかりで、雨が早くに降り、今は非常に高温多湿なため、加工業者はカビや腐敗の対処に追われています。一部の畑は直接、ジュース加工に回される予定です。回復の余地は残されていますが、このまま高温が続けば、ラズベリーの収穫は苦境に陥るおそれがあります。

ワシントン州のチェリーは、受粉不足と雨がちな天候のせいで、6月の収穫量が下がりました。生産者は7月の収穫量増加を願っています。価格は引き続き堅調です。

ミシガン州では昨年、果物が大変な不作でした。2012年春の霜に影響を受けたタルトチェリーは、収穫量が1,250万ポンド(約5,670トン)でした。今シーズンは理想的な天候が続いていて、州内の収穫量は2,080万ポンド(約9,430トン)となる見込みです。ミシガン州では栽培ブルーベリーも生産していて、約1,040万ポンド(約4,720トン)の収穫量となるでしょう。


メキシコ: 雨季が始まりつつあります。この季節が深まるにつれて、ブロッコリーとカリフラワーの加工用出荷量は減少するでしょう。

グアテマラ: ブロッコリーのシーズンが今月始まります。グアテマラのブロッコリーは、7月中旬から下旬にかけてが、ピークシーズンの始まりとなります。状況は良好で、今シーズンは質・量ともに上々であると見込まれています。

チリ: チリは現在、休閑期のため、ほとんどの加工業者は、定期メンテナンスや工場の機器刷新のために休業しています。

ヨーロッパ: ハンガリーのグリーンピースは、春の雨で植え付けに支障が出たため、2週間遅れとなる見通しです。その後は暖かい日が続いているため、収穫が一時に集中する可能性もあります。ヨーロッパのほとんどは、寒くて雨の多い春でした。このため、ジャガイモ、トウモロコシ、グリーンピースをはじめ、ほとんどの作物が遅れています。原料コストの上昇を受け、今シーズンのヨーロッパは価格が高めです。イタリア・ウンブリア州の洪水は、小麦の生産に影響を及ぼしました。一方、アイルランドでは、家畜用の飼料の生産に悪天候の影響が出ています。ポーランドでは、イチゴが質・量ともに良好で、価格が下がっています。

ニュージーランド: ニュージーランド全体としてはアボカドの収穫が上々になると予測されていますが、ファンガレイ地方だけは、例年になく寒い春となったため、収穫がまったく上がらない可能性があります。収穫シーズンは9月から始まるため、ニュージーランドのアボカドは現在は不足気味です。

ブドウのシーズンは良好なまま終了し、生産量は昨年比28%増となりました。北島では長く暑い夏となり、ブドウにとって完璧な天候でした。一方、南島では5月の雨でブドウの実が膨れたり割れたりして、収穫できない木も多数ありました。

中国:

浙江省: 高温と多雨が作物の成長を阻んでいて、害虫の問題も引き起こしています。サヤインゲンの加工は上々のスタートを切りましたが、その後の多雨で収穫が減り、価格が上昇しています。エダマメの収穫は7月末に開始されます。エダマメの収穫は7月末に開始されますが、農地の約40%が工業用地にあてられたとの報告が入っており、価格は昨シーズンより高くなるとみられています。また、福建省の不作を受けて、加工業者は原料の供給元として浙江省を検討しています。

福建省: 雨が続いたため、エダマメの品質が下がり、茶色い斑点が多数出ていると伝えられています。スイートコーンも雨の影響を受けていて、加工は1週間遅れです。収穫量は下がっています。

山東省: 夏のアスパラガスの収穫が進行中です。春の収穫に比べ、味が薄いものの、スジはないとの報告が入っています。
タマネギの収穫も行われていて、12月いっぱい続くでしょう。

山東省を見舞った大雨は、イチゴに被害をもたらしました。雨のせいで実が割れ、続いて暑気が襲ったためにさらなるダメージが出ています。中国のイチゴの収穫は50%減になると伝えられています。


ベリーミックス製品からA型肝炎が発生

米国のコストコで販売された冷凍ベリーミックス製品から、A型肝炎の感染者が少なくとも120人出たと伝えられています。症例は8州にわたっていて、疾病予防管理センター(CDC)の情報によると、51人が入院しました。
このベリーミックスを梱包した加工業者はCDCの調査に協力しており、トルコから輸入されたザクロの種が感染原因であったことが、これまでに判明しています。おそらくは、現地の畑か加工工場の作業員がA型肝炎に感染していたのではないかと見られています。
A型肝炎の症状は、ウイルスに接触後15~50日で発現し、吐き気、倦怠感、嘔吐、腹痛や特に肝臓部位の不快感、食欲減退、微熱、眼球や皮膚の黄染などが含まれます。
コストコでは、過去2週間以内にこのベリーミックス製品を食べた人に予防接種を提供しているほか、店外で予防接種を受けた人にもその費用を弁済しています。これまでのところ、A型肝炎が発生したのは、コストコで販売されたベリーミックス製品のみです。
とはいえ、この一件は、私たちの食品供給がどれだけ安全なのかを改めて考えさせる出来事です。問題のベリーミックスは、オーガニック製品でした。多くの消費者は、「オーガニック」だからヘルシーで安全と考えがちです。今回の感染は、まさにこの認識に反するものでした。
このベリーミックスには、米国だけでなく、チリ、アルゼンチン、トルコから輸入されたザクロの種と果物が含まれていました。オーガニック認定は、ワシントン州の農業局と第三者認定機関のオレゴン・ティルスから認められていました。でも、オーガニックであるかどうかにかかわらず、製品や原料を輸入する際、米国は輸入食品の安全性を確認する適切な体制を整えているのでしょうか。それを考えずにはいられません。



 




大豆のスーパーパワー!

エダマメ、または大豆は、アジアで何百年にもわたって伝統的な食生活の一部となってきました。原産は東アジアですが、今では世界中で栽培されています。中国では、5,000年以上も前から食品や薬として大豆が使われてきました。大豆はタンパク質に富んでいるため、第2次世界大戦中に欧米で重用されるようになりました。現在、世界最大の大豆生産国は、中国、インド、米国、アルゼンチン、ブラジルとなっています。

大豆が特別視される理由は、栄養価と必須ビタミンにあります。タンパク質、食物繊維、必須ビタミンを豊富に含む一方で、低脂肪・低カロリーのため、体重が気になる人には理想的な食品です。大豆1カップ分を食べれば、タンパク質、食物繊維、鉄分、さらにマグネシウム、リン、葉酸、チアミン、ビタミンKなどの必須栄養素をたっぷり取ることができ、毎日の摂取が推奨されている栄養素を、ビタミンDを除いてほぼすべてカバーできます。

大豆は特に葉酸が豊富で、1日の推奨摂取量の120%を含んでいます。妊娠を考えている女性にとっては、特に重要な栄養素です。葉酸は、新しい細胞の生成と成長を促すため、先天異常の予防に役立つのです。また、心血管疾患の予防にも役立ちます。

大豆は、コレステロール値の低下にも大きな効果があります。大豆1カップ分に含まれる脂肪分はわずか8gで、うち3gが多価不飽和脂肪です。不飽和脂肪はコレステロール値の低下に効果があることが知られていて、特に大豆油に含まれる心臓に良い多価不飽和脂肪には、消炎効果があり心血管疾患のリスクを大きく下げるオメガ3脂肪酸が含まれています。

エダマメは、さまざまな方法でおいしく食べることができます。冷蔵庫で新鮮に保存しておけば、5分茹でるだけで、おやつが出来上がります。調理した豆をスープやサラダに加えたり、つぶしてお好きなレシピでグリーンピースの代用にしたりすることもできます。ピュレ状にしたエダマメは、ハマスなどのディップにちょっと面白いひねりを効かせます。さらに、キャセロール皿に大豆とオリーブオイルとパルメザンチーズを入れてオーブンで焼き、ディナーメニューにもう1品加えることもできます。今晩のお夕食に、ヘルシーな食事をご家族皆さんでお楽しみください。



急成長する中国の小売市場


中国の食料品市場は、過去数年間に急成長し、年間売上高は今や1兆ドルを突破しています。調査会社のIGDでは、中国の食料品市場が今後数年間にわたって世界を圧倒し続け、2016年には1兆5,000億ドル規模に達すると予測しています。さらに、BRIC(ブラジル、ロシア、インド、中国)の新興市場はいずれも2016年までに世界のトップ5に食い込み、年間売上高は合計で3兆ドル強になると見られています。

アジア太平洋とラテンアメリカの食料品市場の嗜好には、食品生産・食品販売に携わる世界中の関係者の目が注がれていて、各地の味覚にアピールする製品開発の努力が進められています。IGDのCEO、ジョアン・デニー・フィンチ氏は、「これらの市場は長期的成長の機会をもたらしており、すでに参入した企業は大きな利益を上げている」と説明しています。ほぼすべての企業にとって、これらの市場で生み出される利益は、自国の需要鈍化を埋め合わせるのに役立っています。

特に中国の食料品市場は、多くの企業が重視しています。現在、中国の人口は世界人口の20%を占め、中流層の形成が、さまざまな食料品に対する未曾有の需要を煽っています。中国では高所得者層も増えていて、地元の味覚に合った食品やそのコンセプトに対する需要を高めています。

国民の嗜好に訴える食料品の種類や選択肢が増えているだけでなく、大手多国籍企業による中国市場への参入を受けて、消費者の利用できる買い物の形態にも多様性がもたらされました。今や中国では、ブティック・スタイルの高級食料品店から「オール・イン・ワン」型の超大型スーパーまで、あらゆるタイプの小売店で日々の食料品を買い求めることができます。特に超大型スーパーは、目覚ましい成長を遂げています。中国の大手食料品チェーン店、サン・アート・リテール・グループ(高鑫零售有限公司)は、最近、中小規模の都市にも触手を伸ばした結果、記録的な第1四半期業績を報告しました。

中国の食料品市場の成長は、メーカーにとってサプライチェーンや物流形態を大きく改善するチャンスをもたらしています。国際的な食品小売企業が幅広い選択肢を提供して中国消費者のニーズに応える過程で、画期的な形態を用いて、調達ルートや配送パターンを拡大しているためです。さらに、中国の食文化では鮮度が重視されるため、これらの国際企業は国内のサプライヤとも大規模な提携関係を結んで、生鮮食料品の安定供給確保に努めています。

中国の食料品市場は今後も成長を続け、消費者需要の強まりを受けて、選択肢の豊富さと安全な食品が重視されていくでしょう。国内の食品生産者にとってだけでなく、世界中の食品生産者にとって、明るい未来が示唆されています。




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