このフード・レポートの内容は:

VOLUME 9
第1号


2018年1月 1日

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Hello Everyone,

明けましておめでとうございます! また一年が過ぎたなんて、とても信じられない気持ちです! 皆さん、クリスマスと年末年始の休暇を楽しく過ごされたことと思います。シアトルは珍しいことにホワイトクリスマスになりました。クリスマスイブから降り始め、翌日も降り続いて、最高のムードでした!

2018年の食のトレンドをいろいろリサーチしてみましたが、私たちが読んだ記事ではいずれもキノコが挙げられていました。
キノコを入れたコーヒー、チョコレート、お茶、粉末の栄養食品、さらにはシャワージェルまであり、キノコの治癒力は、今や周知のことになっていると思われます(詳しくは「健康で賢い食生活」をご覧ください)。

Noon Internationalにとって、昨年は変化や課題で盛りだくさんの一年でしたが、私たちにはそれが「望むところ」です。年初にあたり、お客様とサプライヤーの皆様からの変わらぬご支援・ご厚情にあらためてお礼を申しあげます。皆様にとって豊かで健やかでトラブルの少ない一年になりますように。

それでは、記事をお楽しみください。

Betty Johnson and the Noon International Team




CropVeggies アメリカ合衆国

中西部と北西部の両方で、今シーズンはスイートコーンが不作となりました。お天気に恵まれなかったためです。現時点で入っている情報によると、トウモロコシ市場は品薄になる見通しです。予算どおりの収穫ができなかったサプライヤーもありました。まだ受注が確定していないのであれば、おそらく今年はオープン市場での買い付けは非常に難しいでしょう。

コロンビア盆地のジャガイモの収穫は、昨シーズンよりも改善したと伝えられていますが、ばらつきがあります。ジャガイモは現在、貯蔵が進められていて、収穫分の加工は完了しています。固体比重は平均を上回っているとのことで、これが回収率を支えています。コロンビア盆地では、2018年のジャガイモのシーズンに向けた契約交渉が行われています。北西部は生産能力が拡大しているため、契約量も増える可能性があり、生産者価格はこれまでのシーズンよりわずかに高くなる見通しです。

カリフォルニア州で発生した山火事は、農業に全面的に影響を及ぼしました。特にアボカドレモンが被害を受けています。ベンチュラ郡からサンタバーバラ郡へと広まった山火事「トーマス」は、アボカドとレモンの米国最大の産地を直撃しました。特にアボカドは、火事で焼けた山の斜面に木が並んでいたため、大きな被害が出ました。突風もあって実が地面に落ちてしまい、食品市場には送れない状況になりました。一部の生産者では作物の80%が失われています。

メイン州の天然ブルーベリーの今シーズンの収穫は、過去4年で初めて1億ポンド(約4万5,400トン)を下回りました。現時点で6,500万ポンド(約2万9,500トン)とされています。

メキシコ:メキシコの昨夏のブロッコリー生産量は、期待を下回りました。生鮮市場への出荷増が、引き続き業界に逆風をもたらしています。カリフォルニア州が季節外れの暑さに見舞われたことから、生鮮市場向けブロッコリーを求めるサプライヤーがメキシコからの買い付けに走り、この結果、冷凍市場向けの商品が品薄になりました。メキシコの加工業者は、事業計画を維持するため約30%割高の原材料価格を提示しています。年末のホリデーシーズンに生産の最盛期をぶつけるため、ブロッコリーとカリフラワーの植え付けが大車輪で行われましたが、サンクスギビングの週末に寒気団が入り込んだため、生育と収穫が大幅に遅れました。12月に入って気温が少し上がったため、成長が促進され、工場に入ってくる量も増えています。

グアテマラ:9月と10月の大雨でブロッコリーの収穫に影響が及び、収穫量が減りました。現在、グアテマラから入ってくるブロッコリーはきわめて少量です。現時点で天候は例年よりも寒く、一部の地域では霜の被害もありました。とはいえ、1月収穫予定の畑は非常に良い状態ですので、1月半ばにはブロッコリーの収穫量が増え、状況が改善するでしょう。

ヨーロッパ:ポーランド北部は、今シーズンのトウモロコシの収穫が約30~40%減になるとされています。気温が上がらず雨も多かったため、不作になっています。また、ポーランドではラズベリーも苦戦しています。夏に雨が多く、気温が上がらなかったためです。ポーランド産ラズベリーは、ほぼ全滅となりました。

ハンガリーのジャガイモは、暑さと雨不足で影響を受けました。ハンガリーではトウモロコシが例年を10%下回ると予想されています。暑さに見舞われたうえ、夏のシーズンに作業が集中しすぎたためです。

スペインではブロッコリーの収穫が始まりましたが、この夏の収穫が暑さのために予算を下回り、国内需要も増えていることから、この地域のブロッコリー市場は品薄になるでしょう。ただし、冬のブロッコリーのシーズンは、昨年よりも有望です。

イタリアのキウイフルーツは、春の霜と夏の雨不足の影響を受けて、40%減となるでしょう。

チリ:ブルーベリーの収穫が行われていて、1月いっぱい続くでしょう。品質は良好とのことです。価格は米国の生鮮市場からの需要があるため高めです。

ペルー:ペルー北部でマンゴーのシーズンが始まりました。春の気温が低めだったため、やや遅れてのスタートです。

中国:

山東省:タロイモのシーズンが進行中です。豊作で質・量ともに良く、価格も安定しているとのことです。
ブロッコリーも収穫の真っただ中です。質・量ともに良くなると期待されています。ブロッコリーを注文するなら今が好期です。
山東省の工場は、現在、ゴボウを加工しています。品質はまずまずと伝えられていて、原材料価格はやや値上がりしています。


浙江省:これまでのところ、この地域のブロッコリーカリフラワーは順調と見受けられます。国内需要を受けて多くが生鮮市場へ送られているため、加工は1月中旬まで遅れています。価格は、ブロッコリー、カリフラワーともに上がる見通しです。
エンドウマメスナップエンドウは、どちらも順調に栽培されている模様です。

レンコンは現在、収穫が行われています。作付面積が拡大し、天候にも恵まれたため、質・量ともに良好で、価格は安定しています。

シイタケは、作付面積が減ったため、収穫量が著しく下がっています。過去の収穫量に比べて3分の1といったところです。価格は昨シーズンよりも高くなっています。品質は安定しています。

福建省:秋作のエダマメが収穫されています。需要拡大を受けて価格も上がっています。

シログワイの生産が進められています。国内外の両方から大きな需要があるため、今シーズンの原材料価格は15%以上高騰しています。輸送費、人件費、梱包資材費も上がっていますので、今シーズンはシログワイが値上がりする見通しです。


食品輸入の却下につながる施設の検査拒否

外国から米国に食品が輸入される際、ほとんどのケースでは、米食品医薬品局(FDA)が生産施設を検査して、米国の食品安全基準に準拠していることを確認しています。同局は先ごろ、その新しいガイドラインの草稿を発表しました。75日間にわたってパブリックコメントを受け付けています。

施設の正式な検査が行われなかった場合、FDAは、食品安全強化法(FSMA)に基づいて、その施設からの食品の輸入を却下することができます。新しいガイドラインでは、外国の施設が検査官の立ち入りを拒否したり不必要に遅らせたりした場合に、検査官がその状況にどう対処すべきかを明確にしています。

例えば、外国の施設が検査官とのミーティングを先延ばしにしたり、施設を検査しようとする検査官の試みを邪魔したりする可能性があります。FDAは新しいガイドラインで、「FDAの検査を遅らせたり回避したりする、または検査官を欺いたりする目的で、外国の事業体が使用する受動的もしくは虚偽的な戦術」が拒否行動に該当すると定義する予定です。

FDAは、検査官が遭遇する可能性のあるシナリオを説明することによって、輸入禁止につながり得るケースを明確にしようとしています。ガイドラインが明確であれば、検査官は、外国の施設が検査を回避しようとした場合に法の裏付けのある確固たる措置を取れるようになります。

この新しいガイドラインが最終確定するまでには、パブリックコメントの期間中に寄せられた意見を政府の担当者が確認し、必要に応じて反映させる作業が行われます。コメントは、Regulations.govから提出できます。提出する際は、連邦政府の官報で発表される文書番号を記載する必要があります。


2018年はキノコが人気上昇の気配

ヘルシーな食生活を志向する消費者が増えているのを受けて、2018年はキノコが人気食品のひとつになると予想されています。

ヤマブシタケ、霊芝(レイシ)、ノムシタケ、チャーガといったキノコが、家庭でお馴染みの名前になるかもしれません。また、焼いたり炒めたりするだけでなく、粉末のキノコを使った飲料やスープ、デザート、さらには化粧品にまでキノコが用いられるでしょう。ポータベラやシイタケなど、すでに人気のキノコは、今後も重要な食材であり続けます。食生活から肉を減らそうとする消費者が増えているためです。

キノコは特に糖尿病やコレステロールの問題を抱えた人に良い食品です。脂肪分と炭水化物は少ない一方、タンパク質を豊富に含んでいて、コレステロールを分解して悪玉コレステロール値を下げるのに役立ちます。こうして体内から余分なものを除去して、心臓病のリスクを低下させます。また、天然のインスリンを含んでいるため、糖尿病の人が糖分やでんぷんを効果的に分解できるようになります。

これらのメリットに加えて、キノコには、各種のビタミンとミネラル、それに抗酸化物質も含まれています。ビタミンD、A、B、Cのほか鉄分も、錠剤やサプリメントに比べて体に吸収しやすい形で含有されています。セレニウム(セレン)は、アルツハイマー病のリスクと闘う可能性があります。キノコに豊富に含まれるカリウムは、血管を弛緩させて貧血のリスクを下げることができます。

これらのメリットすべてが、免疫力を向上させます。キノコは細菌感染を防ぐだけでなく、潰瘍もすばやく治癒するのに役立つのです。さらに、キノコに含まれているβ-グルカンとリノール酸は、腫瘍やある種のがんのリスクを低下させることも証明されています。

消費者の健康意識がますます高まるにつれ、キノコが新たに人気を博しそうです。


2018年に注目すべき6つの食のトレンド

これからの1年間に注目される食のトレンド予測が、昨年末、複数の専門家から発表されました。食の世界に波を起こすと見られるトレンドは6つあります。

茎から根まで残さず調理:食品廃棄物の問題を認識する消費者が増えるなか、食材をすべて使い切ることへの関心が高まっています。葉、茎、根など、これまで捨てられてきた部分が画期的な美味しい方法でメニューに上がるようになるでしょう。ブロッコリーの茎を使ったコールスロー、ニンジンなどの葉を活かしたペストソース、スイカの皮のピクルスなどがその一例です。

発酵食品:発酵食品は、胃腸の働きを整える食品として何百年も前から食されてきました。ヨーグルト、ケフィア、味噌、キムチ、コンブチャなど、プレバイオティクスとプロバイオティクスをもたらす食品や飲料が、スーパーの棚を賑わせるでしょう。

食べられる花:2018年は花の風味がクリエイティブな新しい方法でお目見えしそうです。バラの花びらと蜜やエルダーベリーのトニックを使ったカクテル、ラベンダーやハイビスカスの花びらを入れたティーバッグが登場するでしょう。

究極のローカルフードと旬の食材:2018年にはますます多くの消費者が、自分の食べる食品がどこから来ているかに関心を抱くようになります。気候変動の懸念もあることから、環境フットプリントができるだけ小さい食品を選ぶ風潮が高まるでしょう。小売店は、食材のシーズンや生産地、肉や野菜が環境に及ぼす影響について、さらに多くの情報を開示できるようにすべきです。

グローバルな味覚:2018年は世界各地の食品がますます手に入りやすくなるでしょう。アレパやププサのような中南米の食品は、中に入れる具を新しく解釈するチャンスをシェフにもたらします。ハワイのポケ丼も、すしをカジュアルに食べられるメニューとして引き続き食通にアピールします。さらには、カルダモン、ザター、ハリッサ、ミントといった香辛料が、イスラエル、モロッコ、レバノン、シリアなどの味覚を紹介することになるでしょう。

炭酸飲料:炭酸入りのコーヒーは、2018年に登場すると見られるクリエイティブな飲料のひとつにすぎません。糖分の多い炭酸飲料の人気が失墜する一方で、カバノキ、エルダーベリー、カエデなどの植物を材料とした風味の異なる炭酸飲料が、カクテルやノンアルコール飲料のメニューにデビューするでしょう。



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