このフード・レポートの内容は:

VOLUME 8
第1号


2017年1月 1日

このレポートは毎月発行で、ご登録された方にのみ配信されます。登録をご変更されたい場合は、このメールの最後に記載されているリンクにアクセスしてください。

インテリジェント・フード・レポートのコピーをお届けします!

弊社のインテリジェント・フード・レポートを毎月確実にお届けできるよう、 info@noon-intl.com をお使いになっている Eメールプログラムのアドレスブックに加えてください。

Hello Everyone,

明けましておめでとうございます。

2017年です!またも1年が過ぎ去っていったなんて、本当に信じられません。
私はロードアイランド州で家族と一緒にクリスマスと新年を迎えました。ホワイトクリスマスを期待していましたが、降ったのは雨だけでした!皆さんも良いお休みを過ごされたことと存じます。ご家族やご友人と一緒にゆっくりされたのであれば何よりです。私のなかではそれ以上にすばらしい時間の過ごし方はありません。

野菜はヨーロッパ産が今もって品薄の状況です。2015年の年末にも同じことを書いていたと思いますが、原因は夏の暑さでした。今シーズンの不作は、春先に雨が多く気温が上がらなかったことにあります。トウモロコシ、グリーンピース、ニンジン、ジャガイモは米国産の在庫がまだいくらかありますので、ご入用の場合はお電話ください。中国はシログワイが最盛期に入っています。こちらも限定量ではありますが在庫があります。エダマメとムキマメは、中国産のオーガニックと非オーガニックの両方が現在出荷可能です。

今年はたくさんの変化と新しい機会が控えていて、非常に慌しい年になりそうです。それらの展開を、逐一ご報告してまいります。

新しい年が健やかで幸多き一年、何よりも平和な一年になりますよう、Noon Internationalのスタッフ一同、お祈り申しあげます。

Betty Johnson and the Noon International Team



CropVeggies アメリカ合衆国: 北西部の スイートコーン は非常に良いシーズンとなり、高品質な作物がたくさん収穫されました。中西部はシーズン終盤になって雨に悩まされたため、同地域の収穫量はやや下がっています。とはいえ、米国の スイートコーン は全体としてまずますのシーズンでした。

サヤインゲン は今年はきわめて豊作で、質・量ともにすばらしい出来でした。

ダイスカット用ニンジン は生産が終了し、良いシーズンだったと伝えられています。

ジャガイモ の収穫は終了しました。コロンビア盆地からの報告によると、シーズン初期の品種は良かった一方で、後期の品種のなかには収穫量が少なかったものもあったそうです。全体として収穫量は予想を上回り、なかにはシーズンが数日早く終了した場所もありました。今シーズンの収穫の成功は、主に春先の天候によるところが大きく、おかげでジャガイモが早期に成長しました。夏も十分に涼しく、好条件が続きました。事実、加工業者には十分な在庫があるため、2017年の収穫分が加工され始める頃まで持ち越せるとの報告も一部で伝えられています。

最近のニュースとしては、Cavendish Farmsがカナダ・アルバータ州のレスブリッジに新工場を建設すると発表しました。同州での生産能力が倍増する見通しです。

また、McCain Foodsも、北米のフライドポテト工場の生産能力を拡大すると発表しました。計画の詳細は追って公表される予定です。

米国の ベリー類 のシーズンは終了しました。 ブルーベリー は非常に良い年となり、オレゴン州とワシントン州で記録的な収穫となりました。メイン州では、今シーズンは雨不足だったにもかかわらず、 天然ブルーベリー が9,300万ポンド(約4万2,000トン)という史上最高の収穫量に達しました。

ワシントン州 レッドラズベリー 委員会によると、今シーズンの ラズベリー の収穫は2015年と比べて48%増でした。

7,800万ポンド弱(約3万5,000トン)とされる収穫が、今では完了しています。作付面積が増え、天候にも恵まれたことが、この記録的な収穫に寄与しました。

ミシガン州の チェリー も非常に良い出来でした。期待以上の収穫量で、良い品質となりました。

オレゴン州の ブラックベリー の収穫は約4,500万ポンド(約2万トン)となり、2015年のシーズンを上回りました。

メキシコ: 今年は雨期が長く続いて、その影響がブロッコリーとカリフラワーの質と量に出ています。とはいえ、ブロッコリーもカリフラワーもようやく良いペースで入荷するようになり、質も量もはるかに改善しています。

グアテマラ:ブロッコリー のシーズンが好調に進んでいて、質・量ともに良好ですが、生産の最盛期は終わりに差しかかっていて、これからは出荷量が減っていくでしょう。 サヤエンドウ スナップエンドウ の収穫は今月から始まります。

ペルー: ペルーは涼しい日が続いたため、 マンゴー のシーズンが昨年よりも良くなると期待されています。順調に開花が進み、収穫が始まりました。

ペルーの農業灌漑省は10月、 生鮮ブルーベリー の生産が増えているため、数年以内に最大輸出国になるとの見方を発表しました。

チリ:アスパラガス のシーズンは終了しました。 ブルーベリー ストロベリー の生産は、生鮮用、冷凍用ともに現在進行中で、今月半ばまで続く見通しです。11月の雨で一部の生鮮用ブルーベリーに影響が及んだ可能性があり、このため冷凍用の出荷が増えています。チリでは暑さの影響でベリー類の熟すスピードが加速しました。ブリーベリーの価格は安定していて、場合によっては昨シーズンよりも少し低めです。

スイートコーン グリーンピース のシーズンは今月開始の予定です。

アルゼンチン: メンドーサ州が雹に見舞われ、 モモ チェリー に被害が出た可能性があります。

ヨーロッパ: 冷夏と多雨の難しい栽培期となったため、ほとんどの 野菜 は供給が不足していて、市場に出回る量が限られています。サヤインゲンと メキャベツ は、一部の地域で成長が十分に進まず、収穫に遅れが生じました。ベルギーでは メキャベツ の収穫は全体として35~40%近く落ち込むと見積もっているサプライヤもいます。 メキャベツ の在庫は少量または皆無です。

ヨーロッパからの報告によると、 ジャガイモ は原材料不足が生じ、加工業者が期待していた売上拡大の目標には到達しない可能性があるとのことです。ベルギーでは大規模な生産拡大が予定されていましたが、 ヨーロッパ北西部のジャガイモ生産者 は寒冷多雨の春のせいで植え付けに遅れが出ました。夏は酷暑で雨も少なく、土壌が固くなってしまったため、多くの生産者が掘るのを見合わせました。

10月の雨で土壌がゆるみ、ベルギーで収穫が加速しましたが、1エーカーあたりの収穫量は約2.9トン減少しました。このため、ヨーロッパが世界の需要の伸びを埋めるのは難しくなるでしょう。一部のフライドポテト加工業者は、需要に応えるためポーランド産のジャガイモを調達する可能性があります。

ニュージーランド: ニュージーランドは雨続きで、さまざまな野菜の植え付けに遅れを来たしています。 トウモロコシ の植え付けは、昨シーズンに比べて10日ほど遅れています。 グリーンピース の収穫は12月半ばに始まりました。まもなく終了の見込みです。今シーズンの グリーンピース の収穫量と品質は非常に良くなる見込みだと伝えられています。

オーストラリア: オーストラリアは雨の多い一年でした。東部の浸水と西部の霜が、オーストラリアの 穀物 市場に響くでしょう。一部の 果物 も、雹と雨の被害を受けています。

日本: 北海道に大きな被害をもたらした9月の台風の影響が今も尾を引いています。 トウモロコシ ジャガイモ ニンジン タマネギ をはじめ、北海道産のすべての 野菜 が品薄になるでしょう。米国農務省の在日海外農務局によると、収穫量は20~25%減となる見通しです。ジャガイモの種芋も、この台風のせいで約10%が失われました。ジャガイモ畑が浸水したため、農家は掘り返さなければなりませんでした。一部の工場は、この被害のために今も閉鎖されていて、生産再開の目途は立っていません。

タイ:パイナップル のメインシーズンが始まりました。一部の報告ではまずまずの収穫になる見通しとされていますが、栽培期に雨が不足したため収穫量は少なめになると考えている向きもあるようです。

台湾:ライチ が品薄になっています。寒気と多雨に見舞われた昨冬の天候のせいで受粉がうまくいかず、20%しか収穫できないという不作に陥っています。次のシーズンは今月から始まり、昨年よりは良い収穫が期待されています。

南アフリカ: 南アフリカでは クリングピーチ の豊作が期待されています。雨不足にもかかわらず多くの果実が実っていますが、サイズは小さめです。シーズンは今月から始まり、2月いっぱい続きます。

中国:

山東省:エダマメ の収穫は終了しました。質・量ともに良好で、価格も安定しているとのことです。 ブロッコリー は、低温と悪天候に悩まされたシーズンとなり、収穫量も品質も下がっています。

タロイモ は加工が行われています。品質は平均的ですが、収穫量は約40%減です。昨シーズンの安値を受けて、ほとんどの農家が作付面積を減らしたため、現在のタロイモの価格は8~10%上がっています。

浙江省 ブロッコリー の原材料の品質はまずますのようです。山東省と江蘇省が不作のうえ、春節に向けて国内需要が拡大していることから、この地域の ブロッコリー に需要が集中していて、価格も高騰しています。

カリフラワー は今シーズンの植え付けが50%減少し、価格は上昇する見込みです。生産は今月から開始されます。

レンコン は現在、収穫の最中です。気温が低かったため、品質が落ちました。

マンダリンレンジ は収穫中です。暑さのため、収穫量は約30%減っています。価格は20~30%上昇しています。

福建省: 残念ながら先の台風で多数の工場に大きな被害が出ました。なかには、修理のために一時閉鎖を余儀なくされた工場もありました。 エダマメ の秋作分に深刻な被害が及んだだめ、収穫量は落ち込むでしょう。また、 オクラ も、最近の台風の影響で収穫が激減する見通しです。

シログワイ は生産が始まっていて、品質は安定していますが、価格は昨シーズンに比べてわずかに高めです。生産は1月と2月がピークで、品質もこの時期のものが最高です。


アレルゲンに関する新ガイドラインが近く発表の見通し

2017年は、食品の製造現場にいくつかの大きな変化があると見られています。そのひとつが、食品安全性を期すうえで重要な要因となるアレルゲンの取扱方法です。ただし、米国食品医薬品局(FDA)による最終的なガイドラインはまだ発表されておらず、業界は最新のガイドラインがどのような内容になるのか固唾を呑んで見守っています。

アレルゲンの管理法に関する現行のガイドラインは2004年、食品アレルゲン表示および消費者保護法(FALCPA)の下で策定されました。アレルギーを引き起こす可能性のある原材料の使用や混入を消費者が特定できるようにするために制定されたこの法律は、主なアレルゲンである牛乳、卵、魚、甲殻類、ナッツ類、落花生、小麦、大豆を「ビッグ8」と定めています。これらの品目は食品の原材料として多用されているうえ、一般的なアレルゲンでもあり、多くが致命的な症状を引き起こす可能性を有しています。この8品目はすべての食品のラベルに表示されていて、これらの品目を取り扱っている工場で作られた食品にも但書が記載されます。

食品安全強化法(FSMA)では、食品安全計画の重点として、これらの主なアレルゲンのほかに「無申告アレルゲン」に関しても規則が設けられます。無申告アレルゲンとは、意図せず混入するアレルゲンです。アレルゲンが食品に混入するルートはいくつもありますが、最も多いのは二次汚染や交差汚染と呼ばれるもので、製品回収の最大の原因となっています。食品安全強化法には、こうした偶発的な汚染を防ぎ、アレルギーのある消費者がそもそも含まれているべきでないアレルゲンのために症状を発症することがないようにするための規則が盛り込まれる予定です。食品の生産ラインの清掃と浄化、食品の取り扱い、衛生管理、保存と貯蔵などについて、新しい規制が策定されるでしょう。

アレルゲンに関する具体的なガイドラインは未定ですが、食品安全強化法ですべての食品メーカーに義務付けられる「Hazard Analysis and Risk-based Preventive Controls」(ハザード分析およびリスクベースの予防的コントロール)、略してHARPCには、アレルゲンに関する保護規則が含まれます。これらの規則は、現行のHACCP(ハザード分析および重要コントロールポイント)の計画よりも詳細かつ包括的で、より予防に重点を置いています。

無申告アレルゲンが混入しないようにするためにメーカーにできることはいくつかあります。どの食品が危険かを理解するには研究開発が役立つでしょう。また、潜在的なアレルゲンを他の食品と分けて取り扱うように設備を設計すれば、偶発的な汚染の予防につながります。搬入、貯蔵、分離といった方面での革新も、すべての製品の安全を期し、確実にラベル表示するうえで、大きな効果があるでしょう。食品安全強化法の具体的なガイドラインは、まもなく発表される見通しです。



アレルゲンに関する新ガイドラインが近く発表の見通し

産地直送の新鮮な食材を使った食事をしたいと思った時に病院に行くという人はあまりいないことでしょう。病院は、食事制限の特別なガイドラインに適合する体に良い食品を大量に必要とすることから、サステナブルに栽培された新鮮な食材を地元の農家から調達するよりは、大手業者からの大量購入に頼るのが普通です。けれども、ミネソタ州エイキン郡の病院で、この状況に変化が起こっています。地元のリバーウッド病院と近隣の多数の農家を結び付ける新しい画期的なプログラムが導入されたのです。

このプログラム「Farm2Riverwood」は、病院のカフェテリアが出す食事の栄養価と健康度を高めることを狙いとして2016年9月に開始されました。患者のほか面会の来院者やスタッフが食べる食事を毎月1回、産地直送の新鮮な食材で作っています。地元新聞紙のエイキン・エイジによると、2回目となった10月のメニューには、地元農家からの新鮮な七面鳥、ジャガイモ、ニンジン、リンゴ、それに近隣の工場で作られたパンなどが使われました。

「地元の新鮮な食材を活かしておいしく栄養価の高い食事を作り、患者さんやスタッフの健康とウェルネスをサポートできるというのは、リバーウッド病院にとってすばらしい機会です」と、同病院の食事サービス責任者、ルー・アン・カールソン氏は新聞社の取材に応じて語りました。

とはいえ、病院のカフェテリアが必要とする大量の食事を新鮮な食材で作るというのは、簡単なことではありません。10月の食事のための下ごしらえは、3日前から始まりました。1羽8キロ以上もある七面鳥を4羽ローストし、27キロのジャガイモと22キロのニンジンの皮をむいて刻むなど、もろもろの準備にかなりの時間と労力を要したためです。それでも、病院内のさまざまな部門からスタッフが手伝いに駆けつけ、一致団結してこれを実現させました。

これだけの努力をする甲斐は明らかにあります。リバーウッド病院ではプログラムを継続していて、今では地元の学校も参加して、地元産の新鮮な食べ物を誰もが楽しめるよう支援しています。


病院食にも産地直送の波

食品業界にとって、新しい年の訪れは、新しいエキサイティングなトレンドの訪れを意味します。新しい農法や新鮮な食材の流通形態が登場して、私たちの食品購入方法が今後数カ月の間に大きく変わる可能性があります。また、スーパーで買う食品やレストランで食べる食事にも、新しいものが加わるでしょう。まもなく世の中を席巻すると専門家が予測する食品です。今年の注目のトレンドを、少しですが以下にご紹介します。

垂直農法

家庭菜園は長年にわたって多くの人に楽しまれてきました。サステナブルな野菜と果物を手に入れる、すばらしい方法です。でも2017年には、菜園が文字どおり急上昇するでしょう。屋内にプランターを積み上げた壁のような空間で野菜や果物を育てる垂直農法が、家庭菜園と小売店の両方で大きなトレンドになりつつあります。大手小売店のターゲットは今年、「Food + Future CoLab」という名前の垂直菜園を店舗に試験導入します。買い物客は、自分で収穫したり、店のスタッフが収穫するのを見たりすることができます。
ターゲットでは将来、垂直農法を使って店舗敷地内で自家栽培した商品を店頭に並べることを目指しています。

肉の代替品

肉厚でジューシーなハンバーガーほど魅力的な食べ物はないかもしれません。でも2017年は、肉の代替品にスポットライトが当たり始める可能性があります。野菜を原料にした肉の代替品の専門店が人気を博しつつあります。ハンバーガー、ソーセージ、ミートボールなど、お馴染みの食品をすべて野菜で作っている「野菜肉」店です。また、野菜中心のおしゃれなレストラン、例えばファストカジュアルのBeefsteakやシックなLadybirdなども、肉を使わない野菜だけのメニューに革命を起こし、野菜を食べることに対する人々の認識を変えつつあります。

「Use-It-All」の料理

「無駄にするなかれ」は、2017年の料理界の合言葉になるかもしれません。カブやニンジンといった根野菜の葉の部分の利用価値について、シェフや料理専門家が福音を広めつつあり、これらの葉が次なるケールになると考える専門家もいます。また、ビールの醸造に使われた後の穀物やヒヨコマメの茹で汁など、残りものから作られた新商品も登場していて、「ごみ」についての私たちの考え方を変える可能性があります。

ひねりを効かせた定番食品

スーパーでは、定番食品でありながら少しひねりの効いた商品を見かけるようになるでしょう。ココナッツはすでに人気の食品となっていますが、トルティーヤやチップなど、意外な場所でも見かけるはずです。野菜では、2017年は紫色のものがより主流に加わると見られています。紫色のニンジン、アスパラガス、サツマイモなどが、消費者の身近なところにお目見えするでしょう。調味料・香辛料のコーナーでは、黒ゴマ、タヒニ、ギーといった食材が、ケチャップやマスタードと肩を並べるのに注目してください!




To optimize viewing of future e-mails, please add info@noon-intl.com to your Address Book.
Visit our Company Blog. | Subscribe to Noon's Intelligent Food Report | Update Contact Details | Unsubscribe.
Copyright © 2010 Noon International. All Rights Reserved.