このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 3
第1号


2012年1月1日

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新年あけましておめでとうございます!

Norlina Hui First Place Winner
 年末年始は、皆さま、ご家族やご友人と一緒に楽しい時間を過ごされたのではないでしょうか。12月はホリデーイベントも多く、駆け足で過ぎ去ってしまいました。

カリフォルニア州のモントレーとカーメルで開かれたクリスマス会は、大成功に終わりました。金曜日の夜、カーメルのレストランですばらしいイタリアンディナーを堪能した後、カラオケに繰り出したのですが、今年は皆、このカラオケ大会に向けて大いに練習を積んできていたように見受けられました。そんななか、ダンビルチームのノーリーナ・フェイが見事に優勝。彼女の歌唱力に勝る人は、まだ現れないようです! そして、大健闘だったのが、我らが社長のリリー・ヌーン。すばらしい歌声で、ブルーノ・マーズの「グレネード」を聴かせてくれました。2位はステラ・ヨン、3位にスティーブ・ドールが選ばれています。土曜日の夜は、カーメルのシャトー・ジュリアン・ワイナリーで、ルイーズ・ワラムの退職を祝い、再び素敵な時間を過ごすことができました。というわけで、遊び疲れてしまったクリスマス休暇となったのは言うまでもありません!

中国の春節は1月23日です。世界中のすべての友人に、新年のお慶びを申し上げます。今年の干支は壬辰(みずのえたつ)。そして、今年は世界に影響をもたらすさまざまな変化に富んだ年になると予測されています。

新年というのはいつも、フレッシュな気持ちでスタートラインに立つ気分になるものです。この1年の皆様のご健康とご多幸をお祈りするとともに、厄災のない平和な年となることを願ってやみません。また、サプライヤの皆様とお客様からのご支援とご厚情に、あらためてお礼を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いいたします!

Lily, Betty, and the Noon International Team


CropVeggies

アスパラガス供給に苦闘するチリ

アメリカ合衆国:北西部の2011年シーズンのラズベリー生産量は、約20%増となりました。2010年シーズンの総生産量は約3万7,650トンでしたが、2011年シーズンは約4万5,360トンになると見込まれています。その生産の大半に貢献したのは、ワシントン州でした。米国では、栽培ブルーベリーも収穫量が増加しました。栽培ブルーベリーの2011年シーズンの生産量は23万3,150トンとなっており、前年シーズンの22万900トンより増加すると見積もられています。この数値には、生鮮市場向けと冷凍市場向けの両方が含まれています。

ヨーロッパ:Food Newsによると、イタリアの冷凍食品会社が、ホウレンソウやフダンソウなど、さまざまな葉物野菜をキューブ状にした冷凍食品を発売したようです。
ポーランドでは、昨シーズンに比べて、イチゴの実のサイズが小さくなっています。

メキシコ:メキシコ冷凍野菜加工業者協会によると、11月終わりの数日間にわたって寒波が到来し、乾燥した冷たい空気がメキシコ中部のバヒオバレーに流れ込んだため、栽培中のブロッコリーとカリフラワーに多大な被害が出たようです。被害状況は1、2月の収穫開始時に明らかになりますが、30%前後が被害を受けているのではないかと見られています。生産は、3、4月頃には通常のレベルに戻るでしょう。

Snow Peas
グアテマラ:ブロッコリーの収穫が続いていますが、最盛期が終わりに向かっていることから、収穫量は減少しています。サヤエンドウとスナップエンドウは、1月に生産が始まる予定です。

チリ:チリのアスパラガスのシーズンは終了しました。涼しい天候のためにアスパラガスの成長が遅く、収穫開始を遅らせたため、今年はチリの生産業者にとって、大きな需要を満たすのに苦労したシーズンでした。しかも、収穫期の最後の2、3週間は天候が暖かくなり、アスパラガスに花が付き始め、品質を低下させました。加工業者は、結局、シーズン開始の遅れを完全に取り戻すことができず、契約は部分的な履行となりました。
ベリー類のシーズンは始まっており、これまでのところ質・量ともに良好です。

ペルー:アスパラガスの冷凍加工は、1月第2週頃に終了するはずですが、生鮮と缶詰のアスパラガス生産は続行します。マンゴーのシーズンは、1月半ばに開始の見通しです。今シーズンのマンゴーの収穫は、例年並みと期待されています。

エクアドル:エクアドルでは、質・量ともに概ね安定した状態が続いていますが、12月の豪雨でブロッコリーの質に影響が及び、収穫量もやや減少しました。

タイ:缶詰スイートコーンは、先ごろの洪水の影響により、価格が上昇し続けています。タイでは4月に最低賃金が引き上げられることを受け、加工業者が値上げに踏み切るのではないかと報じられています。1月のスイートコーンの収穫は、洪水の影響により少なくなる見通しで、加工業者は、生産農家からの買付額が高くなるものと予想しています。

中国:江蘇省と浙江省では、秋作のブロッコリーとカリフラワーの初期収穫が不良品質となり、価格が通常より50~70%下落しました。天候は回復しているため、後期の収穫は質が向上しています。旧正月を控えて生鮮と冷凍のブロッコリー需要が高まるため、価格が上昇し始めていますが、昨シーズンほど高くはならない見通しです。今シーズンはブロッコリーの作付面積が増えたため、需要に見合うだけの供給があり、価格はある程度安定するでしょう。
中国のスナップエンドウの在庫は、品質に問題があるために減少しています。スナップエンドウ、エンドウマメ、ソラマメは新たに種蒔きが行われて、4月下旬から5月上旬には収穫が始まる見通しです。
シイタケは、昨シーズンほど価格が高騰しておらず、品質も良好です。

Food Newsによると、中国からの冷凍イチゴの輸出が安定成長を示しているとのことです。中国産冷凍イチゴの輸入上位国は、オランダ、ドイツ、日本、ロシアとなっています。



 

生鮮アスパラガスにX線照射

Fresh Asparagus

ウィスコンシン大学スタウト校が実施した最近の研究で、真空パックにした生鮮アスパラガスに低量のX線を照射することで、賞味期間を長期化し、また微生物学的安全性を高められることが明らかになりました。照射処理により、好気性バクテリアが減少し、非処理のアスパラガスに比べて、糖含量が当初より最大20%向上したのです。アスパラガスは栄養価が高いため消費者の高い人気を集めていますが、残念ながら呼吸率が高くて水分を急速に失ってしまううえ、細菌に蝕まれやすいことから、賞味期間が非常に短いという欠点があります。

X線照射は、食品に対して商業利用されるようになった最新のイオン化照射技術です。このプロセスでは放射性物質はいっさい使用せず、有害な放射性廃棄物やゴミ処理の問題も生じません。

この研究結果は、「The Effect of Low-dose x-ray irradiation on the quality of Fresh cut Asparagus in Microwavable Vacuum Skin Packs(電子レンジ調理が可能な真空パックの生鮮アスパラガスの品質に及ぼす低量X線照射の影響)」という論文で発表されています。この研究によると、賞味期間の向上と細菌個体数の減少の両方が確認されたというのです。ただし、照射後のアスパラガスの栄養価に対する懸念を指摘する声があるのは事実です。研究チームは、X線照射処理が味覚と栄養価に及ぼす影響について、さらなる研究を行う必要があると説明しています。




スマートフォンだけじゃない!? フルーツもスマートな「ブラックベリー」

Blackberry and Raspberry mix

アメリカ南北戦争の時代、ブラックベリーが赤痢の治療薬として使われていたことは黒穂菌に朗報  赤痢が流行するたびに、北軍と南軍は一時停戦を宣言し、両軍の兵士が「ブラックキャップ(黒い帽子)」として知られたこの小さなベリーを摘みに行き、疫病の蔓延を食い止めるのに一役買ったのだそうです。ブラックベリーは、初夏に成長し、夏の盛りから初秋にかけて実が熟し始めるのが一般的です。緑色から赤色、そして黒色に変われば、完熟です。米国ではほぼどこでもこのベリーを見つけることができ、また南米でも栽培されています。

一般にベリー類は、地球上で最も体に良い食べ物のひとつとされていて、他の食品よりも高いレベルの抗酸化物質を含んでいます。でも、ブラックベリーの場合は、単に抗酸化物質だけではなく、ビタミンC、ビタミンE、エラグ酸をはじめとする抗がん物質を豊富に含んでいるのです。また、ブラックベリーには、コレステロール値を下げる水溶性食物繊維のペクチンも含まれています。カロリーと炭水化物が非常に少なく、脂肪分ゼロなので、低カロリーダイエットの人気食品となるのもうなずけます。さらに、ブラックベリーは、ORAC(活性酸素吸収能力)値でもブルーベリーをわずかに上回っています。

ただし、ブラックベリーを食べているからといって、他のベリー類が必要ないというわけではありません。ブラックベリーは、ラズベリー、ブルーベリー、ストロベリー、クランベリーなど他のベリー類と併せて食べることが推奨されています。各ベリーには、それぞれ異なるレベルの抗酸化物質や抗フリーラジカル・抗がん物質が含まれているため、栄養価を最大限に高めるには、あらゆる種類のベリーを食生活に取り入れるのがベストです。これからは、おいしいベリーパイをホールサイズで食べてしまったとしても、小粒のベリーがもたらすすばらしい栄養価のことを思い出して、自分を責めないようにしてくださいね!




黒穂菌に朗報


Canned Smut

黒穂菌は、例年よりも雨が多くて寒冷な年に蔓延する自然発生型の菌類です。これまで一般に、缶詰や冷凍のトウモロコシ加工現場では、黒穂菌が付いたトウモロコシは不良作物と見なされ、この菌が大量に含まれていればトウモロコシの品質評価を下げる原因となってきました。そんな黒穂菌ですが、ラテンアメリカの多くの国、特にメキシコや中米では珍味として扱われ、オシャレな高級レストランで料理として出されていると聞けば、驚かれるのではないでしょうか。

メキシコ原住民、ナワトル族の言葉で「ウィトラコーチェ」と呼ばれるトウモロコシの黒穂菌は、近年、メキシコの都市部で伝統食に対する関心が高まっていることに伴って、人気を博すようになりました。黒穂菌の需要が急増したことを受けて、メキシコの農家では、トウモロコシの茎に黒穂菌の胞子を注入して商業栽培するようになっているくらいです。シアトル・タイムズ紙の記事によると、メキシコではトウモロコシの黒穂菌の生産量が過去5年で4倍増になったそうです。メキシコではアステカ時代より、トウモロコシの黒穂菌が食されており、一部では「神の食べ物」や「メキシコのトリュフ」とも呼ばれています。

トウモロコシの黒穂菌は、おいしいというだけでなく、栄養価の点でも多くのメリットがあります。本来、トウモロコシには含まれていないリシンとトリプトファンという2種類の必須アミノ酸が豊富に含まれているのです。近年、黒穂菌の生産が大量に行われるようになったため、輸出も伸びつつあります。最近では、日本への輸出も開始されました。農業を専門とするエコノミストは、トウモロコシよりも高い値段で売れると示唆しています。現在、米国各地の専門食品店で黒穂菌の付いたトウモロコシの缶詰が売られています。生鮮食品として黒穂菌トウモロコシが販売されるようになるのも、時間の問題でしょう。味覚を存分に堪能するのであれば、生食に勝る食べ方はありません。シアトル・タイムズ紙の記事によると、メキシコ以外の国では多くの人が「オエッ!」という反応を示すに留まり、実際に口に運ぶ人は真の食通に限られているとのことです。もしかすると、「黒穂菌」というネーミングを変えれば、新しい消費者の発掘につながるかもしれませんね。


ご存じですか?


中国暦は知られている中で最古の暦であり、その起源は紀元前2600年頃まで遡ります。


Happy Chinese New Year!


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