このフード・レポートの内容は:

VOLUME 8
第2号


2017年2月 1日

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Hello Everyone,

早くも2月!まったく、時間が経つのが早すぎます。

新年の幕開けは、カリフォルニア州サンフランシスコで開かれた「ウィンター・ファンシーフード・ショー」でした。世界中から1,400社以上が出展する、とてもおいしい展示会です! 最大のトレンドを選ぶのは難しいですが、あえて1つに絞るなら「ビート」でしょうか。乾燥、酢漬け、チップにサルサにスナックバーにと、あらゆるところで見かけました。

このレポートの1月号で2017年の食のトレンドのひとつとして「Use-It-All」の料理に言及しましたが、ビールの醸造に使われた後の穀物やホップを利用してグラノラバーなどのスナックを作っている会社を発見しました。チョコレートを海苔で挟んだスナックもありましたし、ブルーベリーとラズベリーを使った商品もたくさん出展されていました。

今月は、米国と南アメリカでミーティングが予定されています。来月は、サンディエゴで開かれる米国冷凍食品協会(AFFI)の会議に参加してきます。ミーティングをスケジュールできそうな時間もまだいくらか残っていますので、ご希望の方はJoseかBettyまでご連絡ください。

Noon Internationalでは、今シーズンの中国産のスナップエンドウとサヤエンドウを販売できる見通しです。スナップエンドウは供給不足で、今は在庫がありません。中国では4月から5月にかけて加工が始まりますので、3月末には価格をお知らせできるでしょう。ご入用の方は、ぜひご連絡ください!

近くサンディエゴでお目にかかれるのを楽しみにしています。

Betty Johnson and the Noon International Team.

CropVeggies アメリカ合衆国: 米国の干ばつは大幅に改善しました。特にカリフォルニア州は1月に雨が続き、5年にわたる干ばつからようやく脱出しつつあります。米国の昨夏のシーズンを以下に簡単にまとめます。

北西部の スイートコーン は非常に良いシーズンとなり、高品質な作物がたくさん収穫されました。中西部はシーズン終盤になって雨に悩まされたため、この地域の収穫量はやや下がりました。とはいえ、米国の スイートコーン は全体としてまずまずのシーズンでした。

サヤインゲン は今年はきわめて豊作で、質・量ともにすばらしい出来でした。

ダイスカット用ニンジン は生産が終了し、良いシーズンだったと伝えられています。

コロンビア盆地の ジャガイモ は、シーズン初期の品種は良かった一方で、後期の品種のなかには収穫量が少なかったものもありました。全体として収穫量は予想を上回り、なかにはシーズンが数日早く終了した場所もありました。今シーズンの収穫の成功は、主に春先の天候によるところが大きく、おかげでジャガイモが早期に成長しました。夏も十分に涼しく、好条件が続きました。事実、加工業者には十分な在庫があるため、2017年の収穫分が加工され始める頃まで持ち越せるとの報告も一部で伝えられています。

すべての加工業者がフル生産を続けており、冷凍ジャガイモの需要は引き続き非常に堅調です。

最近のニュースとしては、Cavendish Farmsがカナダ・アルバータ州のレスブリッジに新工場を建設すると発表しました。同州での生産能力が倍増する見通しです。

また、McCain Foodsも、北米のフライドポテト工場の生産能力を拡大すると発表しました。計画の詳細は追って公表される予定です。

米国の ベリー類 のシーズンは終了しました。 ブルーベリー は非常に良い年となり、オレゴン州とワシントン州で記録的な収穫となりました。メイン州では、今シーズンは雨不足だったにもかかわらず、 天然ブルーベリー が9,300万ポンド(約4万2,000トン)という史上最高の収穫量に達しました。

ワシントン州 レッドラズベリー 委員会によると、今シーズンの ラズベリー の収穫は2015年と比べて48%増でした。

7,800万ポンド弱(約3万5,000トン)とされる収穫が、今では完了しています。作付面積が増え、天候にも恵まれたことが、この記録的な収穫に寄与しました。

ミシガン州の チェリー も非常に良い出来でした。期待以上の収穫量で、良い品質となりました。

オレゴン州の ブラックベリー の収穫は約4,500万ポンド(約2万トン)となり、2015年のシーズンを上回りました。

メキシコ: 今年は雨期が例年よりも長く続き、その影響がブロッコリーとカリフラワーの質と量に表れました。とはいえ、今ではブロッコリーもカリフラワーも良いペースで入荷するようになっていて、質・量ともにすばらしい状況です。

グアテマラ:ブロッコリー のシーズンはそろそろ終わりつつあり、加工量も減っています。 サヤエンドウ スナップエンドウ は現在収穫中ですが、天候に恵まれず、収穫量に影響しています。現時点でグアテマラはサヤエンドウとスナップエンドウが不足する見通しです。シーズンは2月いっぱい続くでしょう。

ペルー: ペルーは涼しい日が続いたため、 マンゴー のシーズンが昨年よりも良くなると期待されています。順調に開花が進み、収穫が始まりました。

ペルーの農業灌漑省は10月、 生鮮ブルーベリー の生産が増えているため、数年以内に最大輸出国になるとの見方を発表しました。

チリ:アスパラガス のシーズンは終了しました。 ラズベリー のシーズンが進んでいて、品質は良好と見られていますが、需要が縮小しているため、ここ最近の価格は停滞しています。核果類は暑さを受けて急速に熟しつつあり、一部の缶詰加工業者では原材料の入荷に追い付けない状況が生じています。このため、生産量は下がる見通しです。

チリ は、史上最悪の山火事に見舞われています。中南部で森林および草地およそ10万ヘクタールが焼失しました。長期にわたる雨不足と37℃を超える暑さのせいで火勢が強まり、首都サンティアゴが煙に包まれました。

ヨーロッパ: 冷夏と多雨の難しい栽培期となったため、ほとんどの 野菜 は供給が不足していて、市場に出回る量が限られています。サヤインゲンと メキャベツ は、一部の地域で成長が十分に進まず、収穫に遅れが生じました。ベルギーでは メキャベツ の収穫は全体として35~40%近く落ち込むと見積もっているサプライヤーもいます。 メキャベツ の在庫は少量または皆無です。

ヨーロッパからの報告によると、 ジャガイモ は原材料不足が生じ、加工業者が期待していた売上拡大の目標には到達しない可能性があるとのことです。ベルギーでは大規模な生産拡大が予定されていましたが、 ヨーロッパ北西部のジャガイモ生産者 は寒冷多雨の春のせいで植え付けに遅れが出ました。夏は酷暑で雨も少なく、土壌が固くなってしまったため、多くの生産者が掘るのを見合わせました。

10月の雨で土壌がゆるみ、ベルギーで収穫が加速しましたが、1エーカーあたりの収穫量は約2.9トン減少しました。このため、ヨーロッパが世界の需要の伸びを埋めるのは難しくなるでしょう。一部のフライドポテト加工業者は、需要に応えるためポーランド産のジャガイモを調達する可能性があります。

ニュージーランド: ニュージーランドは雨続きで、さまざまな野菜の植え付けに遅れを来たしています。 トウモロコシ の植え付けは、昨シーズンに比べて10日ほど遅れて開始されました。 グリーンピース の収穫は収束しつつあります。今シーズンの グリーンピース の収穫量と品質は非常に良くなる見込みだと伝えられています。

オーストラリア: オーストラリアは雨の多い一年でした。東部の浸水と西部の霜が、オーストラリアの 穀物 市場に響くでしょう。一部の 果物 も、雹と雨の被害を受けています。雨が多く寒かった冬のせいで、 ジャガイモ 市場も供給不足となっています。

日本: 北海道に大きな被害をもたらした9月の台風の影響が今も尾を引いています。 トウモロコシ ジャガイモ ニンジン タマネギ をはじめ、北海道産のすべての 野菜 が品薄となっています。米国農務省の在日海外農務局によると、収穫量は20~25%減となる見通しです。ジャガイモの種芋も、この台風のせいで約10%が失われました。ジャガイモ畑が浸水したため、農家は掘り返さなければなりませんでした。一部の工場は、この被害のために今も閉鎖されていて、次のシーズンの生産再開の目途は立っていません。このため、 ジャガイモ 製品に対して日本からの強い需要があります。

タイ: タイ南部で1月初め、豪雨と浸水がありました。1月の降雨量は過去30年で最多だったと伝えられています。この地域の パイナップル 缶詰加工業者の多くが、操業停止を余儀なくされました。出荷に遅れが出ましたが、今後は状況が好転すると見られています。 パイナップル の全体的な被害規模はまだ分かっていません。

台湾:ライチ が品薄になっています。寒気と多雨に見舞われた昨冬の天候のせいで受粉がうまくいかず、20%しか収穫できないという不作に陥りました。今では新しいシーズンが始まっていて、昨シーズンよりは良い収穫が期待されています。

南アフリカ: 南アフリカでは クリングピーチ の豊作が期待されています。雨不足にもかかわらず多くの果実が実っていますが、サイズは小さめです。シーズンは進行中で、今月末に終了します。

中国:

山東省:エダマメ の収穫は終了しました。質・量ともに良好で、価格も安定しているとのことです。 ブロッコリー は、低温と悪天候に悩まされたシーズンとなり、収穫量も品質も下がっています。

この地域では生産がほぼ終了し、3月から4月にかけて再開されます。

浙江省 ブロッコリー カリフラワー の原材料が豊富にあり、このため価格はやや下がっています。生産の最盛期は今月です。 レンコン は、寒さのため品質が悪化しました。生産は収束しつつあります。 スナップエンドウ サヤエンドウ は、4月に収穫が始まる予定です。これまでのところ、生育状況は良好です。

福建省:シログワイ は生産が始まっていて、品質は安定していますが、価格は昨シーズンに比べてわずかに高めです。生産は1月と2月がピークで、品質もこの時期のものが最高です。

FDAが食品安全性の公聴会を開催

食品安全強化法(FSMA)が施行されるのに伴って、米国食品医薬品局(FDA)では、食中毒予防のために実践されるあらゆる対策を一般市民に啓蒙すべく努力しています。先月、FDAは、喫食前に加熱を要しないレディ・トゥ・イート(RTE)食品に関するガイダンスの草稿を更新しました。そして今月には、輸入食品の安全性を向上させるための戦略的パートナーシップに関して公聴会を開催します。

2月14日と15日に開かれるこの公聴会では、輸入食品の安全性を期すためにパートナーシップをどのように活用できるかについて新たな方法を模索することも重点としています。FDAによると、「食品安全性に関する他国のキャパシティ・ビルティング」、「FDAのハザード分析およびリスクベースの予防的コントロール(HARPC)に関して『同レベルの公衆衛生保護』という概念をオペレーション化するための支援」、さらには「民間の基準の検討、商品別の輸出制度の認識、および既存のシステム認証制度の導入を通じたリスクベースの意思決定の向上」に関して、パートナーシップをどのように活用できるかについての情報を収集することが、この公聴会の目的です。

この公聴会で収集される情報は、連邦、州、地方自治体政府、および地域、部族、外国の規制当局とのパートナーシップを拡大し向上させるための努力に用いられます。一般公開で行われるこの公聴会についての詳しい情報は、fda.govに掲載されています。



オーガニックの移行期に適用される新しい認証制度

過去10年にわたって、オーガニックの野菜と果物に対する需要が、認証農家に大変な追い風をもたらしてきました。しかし、連邦や州の政府機関、または民間の公認団体からオーガニック認証を受けるためのプロセスは費用も時間もかかるため、多くの生産者がその先行投資で苦労しています。先月、連邦政府は、オーガニック農法への移行期にかかる負担を軽減するため、この期間のための新しい認証制度を認可しました。

ナショナル・サーティファイド・トランジショナル・プログラム(NCTP)と呼ばれる制度で、オーガニック・トレード・アソシエーション(OTA)が開発し、1月半ばに米国農務省から認可が下りました。オーガニック農法への切り替え途上にある生産者に対し、過渡期の認証をもたらす制度です。オーガニック認証機関の多くが、この認証も手がけます。

「移行期のためにOTAが開発したこの認証制度は、サプライチェーン全体にわたる見方を反映したものです。オーガニックの食品ラベルをゴールドスタンダードとして守る一方で、移行中の生産者に恩恵をもたらします」と、OTAの農業政策担当ディレクター、ネイト・ルイス氏は説明しています。

この制度は端的に言うと、完全にはオーガニックでない生産者が「オーガニック移行中」として商品を販売できるようにするものです。このため、移行期間中の商品に対する新しい市場が形成される可能性があります。オーガニック農法に移行するには36カ月かかり、この間の作物はオーガニックとして販売することはできません。新しいNCTPは、それを販売できるようにします。ただし、過渡期の畑で作られた作物に対するラベルがどのようなものになるかは、今のところ明らかになっていません。いくらかの疑問は残されているものの、米国農務省の農業マーケティング・サービス管理者、エレノア・スターマー氏によると、NCTPはオーガニックの成長を後押しするものと見られているそうです。

「この制度は、オーガニック農法に移行中の生産者を支援し、オーガニック作物の国内生産を奨励し、究極的に米国のオーガニック農業のさらなる成長をサポートするでしょう」と、同氏は語っています。


遺伝子組み換えリンゴが登場

カナダの生鮮食品会社、Okanagan Specialty Fruitsが、遺伝子組み換え作物(GMO)の生鮮リンゴを米国中西部のスーパーに向けて初出荷します。販売されるのはゴールデンデリシャス種のリンゴで、薄切りにして袋詰めされた軽食用のパッケージです。米国農務省はゴールデンデリシャス、グラニースミス、フジの3種類のGMOリンゴを認可していましたが、米国で実際に販売されるのはこれが初めてです。

GMOは、米国でかなりの論争を呼ぶトピックとなってきました。手を加えた食品が人体に悪い影響を及ぼすのではないかという懸念があるためです。しかし、これまでのところ、懸念を裏付ける科学的な理由は見つかっておらず、すべての研究でGMOは食べて安全だと示唆されています。とはいえ、GMOの製品には明確にラベル付けして、消費者が購入する際に自分で判断を下せるようにすべきだと考える人は多数います。Okanagan Specialty Fruitsのリンゴは「Arctic」というブランド名で販売されていて、GMOのラベルはありません。ただし、パッケージのQRコードをスキャンすると、GMOについての情報が掲載されたウェブサイトを見ることができます。

「この商品はよく売れるだろうと思っています。展示会で大変な好評を得ているためです」と、同社設立者兼社長のニール・カーター氏は語っています。「すばらしい商品で、すばらしい品質です」。

このリンゴは、ポリフェノール酸化酵素の働きが抑えられています。つまり、リンゴを切ってから最大3週間にわたって茶色くならないのです。遺伝子組み換えでこれを達成したということは、味を変える可能性のある化学的な添加物が必要ないことを意味します。

Arcticは2月から3月にかけて中西部全域のスーパーに入荷する予定です。Okanagan Specialty Fruitsでは、今年この商品を40ポンド(約18kg)入りの箱で500箱販売し、来年には最大6,000箱に拡大することを目指しています。




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