このフード・レポートの内容は:

VOLUME 7
第2号


2016年2月 1日

このレポートは毎月発行で、ご登録された方にのみ配信されます。登録をご変更されたい場合は、このメールの最後に記載されているリンクにアクセスしてください。

インテリジェント・フード・レポートのコピーをお届けします!

弊社のインテリジェント・フード・レポートを毎月確実にお届けできるよう、 info@noon-intl.com をお使いになっている Eメールプログラムのアドレスブックに加えてください。

Hello Everyone,

1月は来たと思ったら、去っていきました。忙しかったことは間違いありません。私たちスタッフは、数名がサンフランシスコの「ファンシーフード・ショー」を訪れる間、別の数名が海外出張へ出かけました。今年のファンシーフード・ショーでは、珍しいワインやチーズ、肉類が多数出展されていました。すしをはじめ、日本食もかなりの存在感を発揮していました。ナチュラルフードも人気を集めていて、オーガニックを凌いでいるように見えました。ひとつ気付いた点と言えば、マカロンがそこかしこに見られたことです。この小さな焼き菓子は、ファンシーフード・ショーの一番のスターだったようです!

ここ数回にわたって食品偽造・偽装についてお伝えしてきましたが、最近、ニュース番組『60 Minutes』でイタリア産オリーブオイルの品質偽装のことが取り上げられました。この種の偽装はこれまで長い間にわたって行われてきましたが、とはいえショッキングな報道でした。私のキッチンにあるオリーブオイルも偽物なのではないかと疑うようになりました!詳しくは、以下の「インフォメーションとデータ」のセクションをご覧ください。

年の初めに健康的な食生活をするという抱負を固めた方もたくさんいることと存じます。そこで、「ブルーゾーン」のコンセプトにご興味を持っていただけるのではないかと思いました。このトピックをリサーチしていてひとつ知ったのは、豆類がすべてのブルーゾーンで食されていることでした。缶詰の豆類は今まで常にスーパーの定番商品でしたが、最近では冷凍ものも増えています。他の食材と合わせても、あるいはそれだけで食しても、豆類は、動物性脂肪を避けながらタンパク質をたっぷり摂れる食品です。

今月は、風光明媚なサンディエゴで開かれる米国冷凍食品会議へ行ってきます。皆さんにお目にかかれるのを楽しみにしています。

最後になりましたが、忘れてはならない重要なこと。旧正月を祝われる方、ハッピーニューイヤー!

それでは、記事をお楽しみください。

Betty And The Noon International Team



CropVeggies アメリカ合衆国:ジャガイモ の原材料在庫レベルは、ワシントン州、オレゴン州、アイダホ州で下がっていると伝えられています。農務省によると、 フライドポテト を含む ジャガイモ の冷凍在庫は、昨年のこの時期と比べてほぼ5,000万ポンド(約2万2,680トン)少ないそうです。ヨーロッパの今シーズンの収穫減、それに米国北西部の酷暑による不作で、需要対応への懸念が加工業者の間に生じています。現行の契約はこれまでのところ出荷されていますが、7月の次回収穫を待たずに在庫が尽きるという心配も一部にあります。

12月と1月は、米国各地で農業生産者にとって厳しい気象状況が発生しました。南西部を襲った暴風雨「ゴライアス」は、5万頭以上の 肉牛 乳牛 の命を奪いました。1月には暴風雨「ジョナス」が東海岸を襲い、ワシントンDCやニューヨークに大雪をもたらしたほか、アパラチア山脈と中部大西洋岸の農業地帯に到達しました。今月もさらなる暴風雨が予想されていて、雨、風、雪が中西部のコーンベルトで荒れ狂うと見られています。

メキシコ: メキシコ中部で、寒気により カリフラワー ブロッコリー の収穫がスローダウンしました。深刻な霜の害は生じておらず、作物は良好な状態を保っていますが、収穫に3週間ほど遅れが出ています。このため、1月に収穫予定だった畑が2月にずれ込み、加工業者への原材料の納入も普段より遅いペースとなっています。生産は今月行われる見通しです。この寒気は、 ブロッコリー カリフラワー の品質には影響を及ぼしていません。収穫量は減っていますが、品質は非常に良好です。

メキシコ南部は気温の低下がさらに激しく、特に イチゴ が被害を受けて、例年を下回る収穫量となっています。生鮮市場向けの タマネギ カボチャ トウモロコシ も、寒気の影響を受けて価格が上昇しています。

グアテマラ:カンタロープメロン ハニーデューメロン は、5月半ばまで収穫が続くでしょう。 メキャベツ は今月の終了予定です。 スナップエンドウ サヤエンドウ は、9~10月の雨の影響を引きずっていて供給不足です。 ブロッコリー は加工が続けられていますが、量は限られていて、シーズンは3月末で終了の見通しです。

チリ: チリでは、エルニーニョの影響で多くの作物に被害が出ています。気温が低く雨が多かったため、 ラズベリー の収穫開始が遅れました。 ブルーベリー の収穫にも影響が及んでいます。すべての作物( ブルーベリー ラズベリー チェリー )で受粉が遅れたこと、それに例年を下回る気温になったことが影響して、実の成長が阻まれています。

アルゼンチン: エルニーニョは、アルゼンチンにも影響を及ぼしています。 ベリー類 モモ は今年、短めのシーズンとなりました。収穫量は例年よりも少なく、価格は高めです。

ラズベリー のシーズンは終了し、やはり品薄です。

ペルー: 缶詰 アスパラガス の出荷量が、2015年10月末時点で11%減となりました。 アスパラガス の原材料価格は上がっていて、量はエルニーニョの影響を受けています。ペルーのアスパラガスの主な買い手は、米国、ドイツ、スペインです。

ヨーロッパ: 9月から4月まで続いた多雨により、 イングランド ケール は質・量ともに不振です。 スペイン では、 モモ の作付面積が増え、収穫量が10%増になると予想されています。

アジア: 台湾、中国、韓国、日本は1月末に厳しい寒さとなり、65人以上の死者を出しました。

南アフリカ: 雨不足と酷暑のせいで、ほとんどの トウモロコシ の植え付けが滞りました。通常は2月と3月が受粉期です。降雨量は史上最低となっていて、 トウモロコシ の収穫量は25%減になると見られています。

中国: 中国は1月、厳しい寒さと雪に見舞われました。

浙江省 ブロッコリー カリフラワー の加工はほぼ終了しました。 ブロッコリー カリフラワー ともに、寒気のせいで品質と収穫量が下がりました。

サヤエンドウ スナップエンドウ は現在も栽培期にありますが、この天候の影響は免れないでしょう。収穫見通しは悲観的です。

福建省:シログワイ は加工が続いていて、これまでのところ品質は良好です。最近の寒さによる影響はありません。

山東省: 寒気到来で、すべての作物の生産が終了しました。



そのオリーブオイル、偽物ではありませんか?


オリーブオイルは、多くの家庭で定番アイテムになっています。でも、完全に浸透したかに見えるこの人気のアイテムが近年の食品偽装スキャンダルの中心にあると聞けば、驚く人もいることでしょう。世界でも最大手クラスのオリーブオイルのメーカー数社が、このところ厳しい調査の目を向けられています。オリーブオイルではない油を販売している可能性があるという報道が出たのを受けて、どうすれば品質保証できるかについて世界的に疑問が湧き起こっているためです。

100%イタリア産オリーブオイルと書かれた製品が実はイタリア産ではなくトルコやシリアなどの産品であったことが、昨年末、イタリアの森林警備隊によって発見されました。その後、ジャーナリストのトム・ミューラー氏が、「エキストラバージンオリーブオイル」というラベルのほとんどが偽装表示であることを発見。そして、イタリアの食品大手、ベルトーリを含む世界の大手7社に対する調査が開始されました。その結果、米国で販売されているエキストラバージンオリーブオイルの75~80%が偽物であることが分かったのです。イタリアで販売されているオリーブオイルは、50%が偽物でした。

食品偽装は巨大産業です。偽装オリーブオイルだけで年間160億ドルのビジネスです。真正のイタリア産エキストラバージンオリーブオイルの製造コストと他のオイルの製造コストの差は、1ガロン(約3.78リットル)につき約43ドルです。数十億ドル規模の産業にあって、これは巨大な利益を意味します。しかも、この偽装オイルには、イタリアのマフィア組織が関与しています。米国の報道番組『60 Minutes』によると、マフィアは、「イタリア産」のラベルの魅力に付け込んで、ワイン、チーズ、オイルなど高級食材の偽装を積極的に事業化しています(農業を手がける「アグロマフィア」という新語も登場しています)。

「多くの場合は、等級の悪いオリーブオイルが上質なエキストラバージンオリーブオイルに混ぜられています。なかには悪臭を除去したオイルである場合もあります」と、ミューラー氏は番組のなかで語りました。「何らかの特徴があるオイルと混ぜることで、多少の色味と風味を出し、そしてエキストラバージンとして売っているのです。違法行為ですが、これが普通に行われています」。

イタリア当局はこの疑いを深刻に受け止めていて、農業相は次のように語っています。「オリーブオイルという戦略的産業に害を及ぼす者は、最も厳格に処罰されなければなりません。消費者だけでなく、世界での『イタリア産』の成功に寄与している数千社という誠実経営の企業を保護することは重要です」。

しかし、旨味の大きいイタリアの偽装食品産業を取り締まるという点において、政治は迷走しています。マフィアの介入に関する疑いと調査の報道が出たのとほぼ同時に、イタリア政府は、イタリア産でない食品に「イタリア産」のラベルを付ける行為を違法行為から除外する可能性について議論し始めました。そんなことをすれば、食品偽装をはるかにたやすくしてしまうでしょう。多大な利益と評判のかかった事態であるだけに、イタリア産オリーブオイルの先行きは不透明です。

「若返りの泉」を発見!

人類は太古の昔から「若返りの泉」を見つけることに関心を注いできました。不老長寿に何が役立つかを探し求めてきたのです。永遠の命はなおも実現しないままですが、ある一人の著者が、健康と長寿の扉を開くカギを見つけたかもしれないとしています。いわく、ほとんどは食べるものによるのだそうです。

食べるもの次第で健康に大きな違いが出ることは、誰もが知っています。でも、長寿の人が多い場所は、それ以外の場所と比べて何が違うのでしょうか。著者のダン・ビュイトナー氏は2000年、その答えを探す旅に出かけました。ほとんどの住民が100歳まで生きる地域を「ブルーゾーン」と呼んで、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジア、米国の5つのブルーゾーンを訪れたのです。その旅路を記録した著書『The Blue Zone』(邦訳題:ブルーゾーン)は、ベストセラーになりました。そして、その続編とも言える『The Blue Zone Solution』で、ブルーゾーンの生活習慣を自分の習慣にする方法を説明しています。

ビュイトナー氏によると、ブルーゾーンにはいくつかの共通点があります。沖縄から、イタリア・サルデーニャ島のオリアストラ県、コスタリカのニコヤ半島、ギリシャのイカリア島、カリフォルニア州のローマリンダまで、どこであれ100歳以上まで長生きする人は、歩いたり他の活動をしたりすることで常にアクティブに過ごし、またコミュニティ内で他の人と社交的に交流しています。でも、ブルーゾーンとそれ以外の場所の違いが最も明らかに表れるのは、食生活です。

ブルーゾーンでは、食べる量が少なく、特に一日の終わりにかけて減る傾向にあり、夕食は一日で最も軽い食事です。また、植物、魚、木の実を多く食べます。加工食品はまったく、あるいはほとんど食べず、食べるのは地元産の生鮮食品です。ブルーゾーンの食生活はそれぞれに違いがあり、チーズと肉とパンを多く食べている場所もありますが、1つ必ず共通しているのは、豆類が食生活の重要な部分を占めていることでした。これには、ヒヨコマメ、レンズマメ、ソラマメなど、あらゆる種類が含まれます。豆類は、タンパク質が豊富で肉類の代わりになるうえ、肉類のように脂肪分は含んでいません。飲酒はほどほどですが、日常の食習慣に組み込まれています。ビュイトナー氏はまた、ブルーゾーンの住民がよく食べる50種類のスーパーフードを挙げていて、レモン、シイタケ、ウイキョウなどが含まれています。

ビュイトナー氏の新著は、世界で最も健康な人たちが教えてくれるレシピ、秘訣、その他の考え方などをまとめています。永遠の命はかなわずとも、健康と長寿は手に入れることができるかもしれません。



米国農務省の農薬報告書

2014年というと遠い昔のことのように感じられるかもしれませんが、米国農務省ではこのほど、同年の食品残留農薬に関する年次報告書を発表しました。それによると、試験した食品の99%は、環境保護庁(EPA)のガイドラインを満たしていました。「農薬データプログラム」の下で実施されているこの試験は、多岐にわたる農産品を対象としていて、消費者安全性を確認することを目的としています。

「農薬データプログラムでは毎年、厳密にサンプルを抽出し、最新の試験方法を使用して、国産品と輸入品の両方を幅広く試験しています。今年の報告書でも、消費者が購入している商品が安全かつ衛生的であることを示す、安心感のあるデータがあらためて確認されました」と、AMSサイエンス&テクノロジープログラムの副責任者、ルイホン・クオ博士は、この報告書について声明で述べています。

農薬データプログラムの担当局では、食品医薬品局(FDA)、環境保護庁、さらに州や他の連邦機関と連携して、消費者の手に届く段階での食品残留農薬を調べています。生鮮食品、肉類、その他の農産品は毎年ローテーションで試験され、そのサンプル抽出と試験と分析を、農薬データプログラムが監督しています。農務省のウェブサイトによると、今年の試験では計1万619品のサンプルが試験されました。品目は、生鮮および加工済みの野菜と果物(8,582品)、オート麦(314品)、米(314品)、乳児用調製乳(1,055品)、サケ(354品)でした。

2014年の報告書では、環境保護庁の許容水準が幅広く順守されているとしています。環境保護庁のガイドラインは、食べる人に害を及ぼさないレベルの残留農薬を定めた基準です。そのレベルは食品によって異なるため、サンプル抽出と評価は慎重に行う必要があります。2014年のサンプルでは、99%がこのガイドラインを満たしていて、違反の割合はわずか0.36%でした。違反とされたサンプルは、さらに調査が行われ、場合によっては農務省と環境保護庁による措置の対象となる可能性があります。


To optimize viewing of future e-mails, please add info@noon-intl.com to your Address Book.
Visit our Company Blog. | Subscribe to Noon's Intelligent Food Report | Update Contact Details | Unsubscribe.
Copyright © 2010 Noon International. All Rights Reserved.