このフード・レポートの内容は:

VOLUME 7
第12号


2016年12月 1日

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Hello Everyone,

皆さん、こんにちは。

なんと...ホリデーシーズンがやって来ました!サンクスギビングが終わり、クリスマスと新年に向けてまっしぐら。誰にとっても忙しい季節です!

ここ北米の収穫シーズンは、公式にほぼ終了しました。南米の友人たちの間では、ベリー類と野菜のシーズンが始まりつつあります。これまでのところ、南米の状況は順調で、野菜と果物の良い作物が見込めそうです。(以下のクロップニュースのセクションをご覧ください)。

今月はNoon Internationalのスタッフ全員にとって忙しい月になるでしょう。ホリデーのランチやディナーの予定があるほか、会社のクリスマスパーティー、それにメキシコ出張と、休む間がありません!ホリデーシーズンと年末の繁忙期の慌しさを克服するため、Noon Internationalの「女子たち」は、みんなでスパに行く計画を立てました。今から待ちきれません!

以下の記事にあるとおり、冷凍果物と冷凍野菜の消費量が伸びています。私たち業界関係者の多くにとって、明るい未来がありそうです!

幸福と平和とたくさんの恵みに満たされたホリデーシーズンが皆さんに訪れますように。

それでは、記事をお楽しみください。


Betty Johnson and the Noon International Team

CropVeggies アメリカ合衆国: スイートコーンのシーズンは完全に終了しました。北西部は非常に良いシーズンとなり、高品質な作物がたくさん収穫されました。中西部はシーズン終盤になって雨に悩まされたため、同地域の収穫量はやや下がるかもしれません。全体として米国のスイートコーンは良好なシーズンでした。

サヤインゲンは今年はきわめて豊作で、質・量ともに上出来でした。

ダイスカット用ニンジンの生産は完全に終了し、良いシーズンになったと伝えられています。

ジャガイモの収穫は終了しました。コロンビア盆地からの報告によると、シーズン初期の品種は非常に良かった一方で、後期の品種のなかには収穫量が少なかったものもあったそうです。全体として収穫量は予想を上回り、なかにはシーズンが数日早く終了した場所もありました。今シーズンの収穫の成功は、主に春先の天候によるところが大きく、おかげでジャガイモが早期に成長しました。夏も十分に涼しく、好条件が続きました。事実、加工業者には十分な在庫があるため、2017年の収穫分が加工され始める頃まで持ち越せるとの報告も一部で伝えられています。

米国のベリー類のシーズンは終了しました。ブルーベリーは非常に良い年となり、オレゴン州とワシントン州で記録的な収穫となりました。メイン州では、今シーズンは雨不足だったにもかかわらず、天然ブルーベリーが9,300万ポンド(約4万2,000トン)という史上最高の収穫量に達しました。

ワシントン州レッドラズベリー委員会によると、今シーズンのラズベリーの収穫は2015年と比べて48%増でした。 7,800万ポンド弱(約3万5,000トン)とされる収穫が、今では完了しています。作付面積が増え、天候にも恵まれたことが、この記録的な収穫に寄与しました。

ミシガン州のチェリーも非常に良い出来でした。期待以上の収穫量で、良い品質となりました。

メキシコ: メキシコの雨期は終わりましたが、ブロッコリーとカリフラワーは今も入荷が少ない状況です。雨期の終わり頃にかけて、枝分かれが生じたためです。日中の気温が上がらず、ブロッコリーとカリフラワーの成長が妨げられているため、この時期の例年の状況に比べると原材料の入荷が少ないとのことです。

グアテマラ: ブロッコリーのシーズンが好調に進んでいて、質・量ともに良好ですが、生産の最盛期は終わりに差しかかっていて、これからは出荷量が減っていくでしょう。現在、グアテマラでは、ブロッコリーとオクラ、それに少量のカリフラワーが生産されています。サヤエンドウとスナップエンドウは、12月終わりに収穫が始まります。

ペルー: ペルーは涼しい日が続いたため、マンゴーのシーズンが昨年よりも良くなると期待されています。順調に開花が進み、収穫が始まりました。

ペルーの農業灌漑省は10月、生鮮ブルーベリーの生産が増えているため、数年以内に最大輸出国になるとの見方を発表しました。

チリ: チリではアスパラガスのシーズンが進行中です。ブルーベリーとストロベリーの生産は、冷凍用、生鮮用ともに良好で、年内いっぱい続く見通しです。

ヨーロッパ: ヨーロッパの野菜市場は今もなお不透明な状況です。冷夏と多雨の難しい栽培期となったため、ほとんどの野菜は供給が不足していて、市場に出回る量が限られています。サヤインゲンの収穫は遅れていて、今ではほとんどが早霜の恐れに直面しています。メキャベツの収穫も、一部地域で遅れが生じています。成長が十分に進んでいないためです。

ヨーロッパからの報告によると、ジャガイモは原材料不足が生じ、加工業者が期待していた売上拡大の目標には到達しない可能性があるとのことです。ヨーロッパ北西部のジャガイモ生産者は、寒冷多雨の春のせいで植え付けに遅れが出ました。夏は酷暑で雨も少なく、土壌が固くなってしまったため、多くの生産者が掘るのを見合わせました。
10月の雨でベルギーでは収穫が加速しました。土壌が柔らかくなり、生産者はできるかぎりの猛スピードで収穫を進めました。とはいえ、今シーズンの作付面積が増えた割には、生産量は少なめになると予想されています。

ニュージーランド: ニュージーランドは雨続きで、さまざまな野菜の植え付けに遅れを来たしています。トウモロコシの植え付けは、昨シーズンに比べて10日ほど遅れています。グリーンピースの収穫は今月半ばに始まり、12月いっぱい続きます。今シーズンのグリーンピースの収穫量と品質は非常に良くなる見込みだと伝えられています。

オーストラリア: オーストラリアは雨の多い一年でした。東部の浸水と西部の霜が、オーストラリアの穀物市場に響くでしょう。一部の果物も、雹と雨の被害を受けています。

日本: 北海道に大きな被害をもたらした9月の台風の影響が今も尾を引いています。トウモロコシ、ジャガイモ、ニンジン、タマネギをはじめ、北海道産のすべての野菜が品薄になるでしょう。米国農務省の在日海外農務局によると、収穫量は20~25%減となる見通しです。ジャガイモの種芋も、この台風のせいで約10%が失われました。ジャガイモ畑が浸水したため、農家は掘り返さなければなりませんでした。一部の工場は、この被害のために今も閉鎖されていて、生産再開の目途は立っていません。

タイ: タイのスイートコーンの供給は改善しつつあるようです。暑気と雨不足で、5月、6月、7月は供給が非常に厳しくなりました。とはいえ、8月に待望の雨が降ったため、やや正常化し、供給が改善しました。

パイナップルの加工業者は、年初来の悪天候に今も悩まされています。生産量は低くなる見通しです。 シーズンは今月から開始されますが、収穫量も品質も見通しは明るくありません。雨不足のため、実の成熟が非常に遅れています。

台湾: ライチが品薄になっています。寒気と多雨に見舞われた昨冬の天候のせいで受粉がうまくいかず、20%しか収穫できないという不作に陥っています。次のシーズンは来年1月から始まりますが、今年よりは良い収穫が期待されています。

中国:

山東省: エダマメの収穫は終了しました。質・量ともに良好で、価格も安定しているとのことです。ブロッコリーは、低温と悪天候に悩まされたシーズンとなり、収穫量も品質も下がっています。
タロイモは加工が始まりました。品質は平均的ですが、収穫量は約40%減です。昨シーズンの安値を受けて、ほとんどの農家が作付面積を減らしたため、現在のタロイモの価格は8~10%上がっています。

浙江省: ブロッコリーの原材料の品質は良いようです。山東省と江蘇省が不作のうえ、春節に向けて国内需要が拡大していることから、この地域のブロッコリーに需要が集中していて、価格も高騰しています。
レンコンは現在収穫中で、品質と価格は安定しています。 マンダリンオレンジは収穫が始まりました。暑さのため、収穫量は約30%減っています。価格は20~30%上昇しています。

福建省: 残念ながら先の台風で多数の工場に大きな被害が出ました。なかには、修理のために一時閉鎖を余儀なくされた工場もありました。エダマメの秋作分に深刻な被害が及んだだめ、収穫量は落ち込むでしょう。また、オクラも、最近の台風の影響で収穫が激減する見通しです。 シログワイは生産が始まっていて、品質は安定していますが、価格は昨シーズンに比べてわずかに高めです。

PCQIをご存じですか?

米国で食品安全近代化法(FSMA)が施行されつつあるのを受けて、食品業界の製品安全管理法に変化の波が押し寄せています。この法律は、複雑で幾層もの構成になっているうえ、多数の新しい規制が盛り込まれています。そのひとつがPCQIという新しい役職です。人間が食べる食品と動物用の飼料を製造しているすべての施設に義務付けられるようになった食品安全計画の策定と導入を司る担当者として、この役職者を配置することが義務化されました。でも、PCQIとは何なのでしょうか?何をするのでしょうか?

PCQIは、「preventative controls-qualified individual」(予防的コントロール資格者)の略です。米国食品医薬品局(FDA)では、各施設にこの担当者を置くことを義務付けています。PCQIになれるのは、その施設の従業員か第三者のコンサルタントです。また、複数の適格者から成る委員会がこの役割を担うこともできます。PCQIになるには、FDA公認のプログラムを修了するか、または関連する実務経験があることを示さなければなりません。求められるのは、「Hazard Analysis and Risk-Based Preventive Controls」(ハザード分析およびリスクベースの予防的コントロール)、略してHARPCと呼ばれる施設ごとの包括的な食品安全計画を策定し監督することです。HACCP(ハザード分析および重要コントロールポイント)を順守するだけでは、新しいFSMAの要件は満たせません。PCQIが適格者でないことが明らかになれば、FDAはその施設を行政処分に付すことができ、刑事告発の可能性もあります。

Food Safety Magazineによると、食品安全計画には以下のものを含まなければなりません。「既知または合理的に予期される生物学的、化学的、物理的ハザードを特定したハザード分析の文書、プロセスコントロール、食品アレルゲンコントロール、衛生コントロールを含む予防的コントロールの文書、サプライチェーンコントロールの文書、リコール計画の文書、予防的コントロールの実施状況の監視手順の文書、修正行動手順の文書、検証手順の文書」。これらの計画を策定し、その導入と実践を監督するのが、PCQIの仕事です。

PCQIの要件には、賛否両論があります。食品業界の関係者の多くは、必要なスキルが十分に明確に規定されていないため、PCQIの候補者にFDA公認のカリキュラムを受講させる必要があるかどうかを判断するのが難しいかもしれないという懸念を表明しています。また、FSMAのトレーニング要件とHACCPのトレーニング要件の間に違いがあり、これがPCQIの適任者を選ぶプロセスをさらに複雑化させる可能性があります。これら2種類の規制要件を橋渡しするトレーニングも策定されていて、食品安全予防的コントロール連盟(Food Safety Preventive Controls Alliance)などの団体が全米で提供しています。



ミレニアルとジェネレーションZが冷凍野菜の販売拡大に寄与

どうすれば子供にもっと野菜を食べてもらえるか――。これは昔から親を悩ませてきた問題でした。でも、最近の若者は、ヘルシーな食生活の重要性を十分に承知しているかもしれません。ミレニアル世代とジェネレーションZ世代、つまり今日の40歳未満の大半を構成するこの2つの世代は、冷凍と生鮮の野菜を以前よりもたくさん買うようになっています。現在、この世代の野菜の消費量は、他のどの年齢層よりも多くなっていて、野菜の消費量が減りつつある親の世代を上回っています。

市場調査会社のNPDグループが発行した最近の調査報告書で、40歳未満の冷凍野菜の消費量が過去10年間で57%増となり、生鮮野菜は同52%増となったことが報告されました。NPDグループでは、このトレンドが今後数年にわたって続き、生鮮野菜の販売高は向こう数年間に10%拡大する可能性があると予測しています。一方、60歳以上の世代では、生鮮野菜の消費量が30%、冷凍野菜の消費量が4%減少しました。

「若い消費者層の野菜の消費量は、ヘルシー志向の食習慣を反映しています」と、NPDグループのバイスプレジデント兼食品業界アナリスト、デイビッド・ポータラティン氏はFood Business Newsに対して語りました。「野菜を食べることに対するこの世代の姿勢は、年齢を重ねて人生のさまざまなステージを経ていく間も変わらないことが、弊社の調査で示されています。一方、彼らの親や祖父母の世代は、野菜を食べなさいという念押しが必要かもしれません」。

若い世代が野菜好きという事実は、冷凍野菜業界にとって朗報です。ミレニアル世代は現在、米国で最も人口の多い世代となっています。ジェネレーションZ世代も、やはり人口構成に占める割合の大きな世代です。このため、この2世代の食習慣は、食品業界に大きな影響を及ぼします。ナチュラルな食品やオーガニックな食品を好むこの世代の嗜好が農業を変えつつあることにも、その影響力が表れています。

同じ調査でNPDグループは、冷凍野菜の消費量が短期にわたって下降線をたどった後、現在は拡大中であるとしました。2024年まで3%前後の伸びが予想されていて、年配の世代の消費量が減少しても若い消費者層の消費量が増加するため、業界は成長すると見られています。


冷凍果物の販売高が拡大!

ヘルシー志向の若い人たちが野菜の多い食生活をしているおかげで冷凍野菜の消費量が拡大しているというニュースを、今月号の他の記事でお伝えしました。でも、愛を注がれているのは、野菜だけではありません。冷凍果物の販売高もやはり伸びています。それを大きく牽引しているのがスムージーの人気です。

冷凍果物の販売高は過去5年間に約67%成長し、年間10億ドルを超えるようになりました。その冷凍果物の大半(約60%)は、スムージーに使われています。スムージーは、小さなニッチ市場から、今や全米各地で幅広く製造・販売される商品となりました。Research and Marketsグループによると、スムージー業界は数十億ドルの市場規模を誇り、今後も年間10%前後の率で伸びると予測されています。

冷凍の果物と野菜、その他の食材を混ぜて作るスムージーは、過去数年間にますます人気を博すようになりました。オンラインでさまざまなレシピが見つかりますが、その多くは、甘さを足し滑らかな食感を作るために、冷凍果物を加えています。このトレンドは、ドールのような企業に大きな売上拡大をもたらしました。ドールは2005年に冷凍果物の販売を開始しています。同社の実施した調査では、以来11年の間に多くの変化があったことが報告されており、米国が冷凍果物をどのように使っているかについて多くを物語っています。

ドールが行った2006年の調査では、冷凍果物の最大の用途はデザートのトッピングで、スムージーに使われる割合はわずか21%でした。ところが2014年には、販売される冷凍果物の60%がスムージーに使われていたことが、消費者調査で明らかになりました。 事実、冷凍果物は、今日の小売市場で最も急成長中のセグメントです。 特に成長著しいのはベリー類やトロピカルフルーツです。これらのアイテムを常に食べられる状態で保存しておける便利さが受けています。






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