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このフード・レポートの内容は:
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Hello Everyone,
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メキシコ: 3月半ばに寒気が流れ込み、季節外れの豪雨と雹がありました。このため、ミチョアカン州のブロッコリーに被害が出ています。グアナファト州はそれほど大きな被害を受けませんでしたが、なおもこの時期としては異常な天候だったため、ブロッコリーとカリフラワーの両方が収穫量を落としました。現在は天候も回復して、生産量も通常レベルに戻りつつあります。 グアテマラ: ブロッコリーのシーズンは終わりを迎えつつあり、出荷量が減っています。今年のグアテマラのブロッコリーは、例年よりも約3週間早く、今月末に収穫を終える見通しです。エダマメの収穫は終了し、非常に良い品質だと伝えられています。 ペルー: マンゴーのシーズンが収束しつつあります。冷凍加工は今月中に終了するでしょう。エルニーニョのもたらした暑気のせいで収穫量が例年に比べて75%近く落ち込んだため、ほとんどのサプライヤーは、一定比率で契約分を割り当てるよりほかにありませんでした。アボカドの冷凍は今月中に開始されるでしょう。加工業者は非常に慎重で、通常の50%の量で予算を組んでいます。 チリ: チリのベリー類の収穫は終了しました。今シーズンは平均的な出来で、質と量は良好でした。 ブラジル: 数か月にわたる雨続きで、ブドウの収穫に影響が出るでしょう。 アルゼンチン: アルゼンチンのモモのシーズンは終了し、良好な収穫が報告されています。 中国: 浙江省: ブロッコリーとカリフラワーの収穫は終了し、質・量ともに平均レベルです。サヤエンドウとスナップエンドウは、開花が始まりました。 ナノハナは今シーズン、収穫が減っていて、価格が約30~40%上昇しています。加工は終了しました。エダマメとサヤインゲンは、種蒔きが始まっています。 福建省: シログワイの価格は安定しています。生産は今月中に終了するでしょう。イチゴのシーズンが始まりつつあります。 山東省: アスパラガスとホウレンソウのシーズンが始まりました。今年はホウレンソウが豊作になると予想されていて、価格は下がりつつあるようです。中国では春と秋にホウレンソウが栽培されますが、春作のほうが収穫量が多く、高品質です。アスパラガスは日本からの大きな需要があるため、買い付けられる量は限られています。 | ||||||
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昔ながらの牛乳
カリフォルニア州でまもなく、“新しい”タイプの牛乳が発売されます。これが乳製品業界を変える力になるかもしれません。ニュージーランドのa2 Milk
Companyという会社が、カリフォルニア州を皮切りに全米での販売を始める可能性があり、これが相当な話題を呼んでいます。その話題性には、それなりの理由があります。この牛乳「a2
Milk®」に含まれているタンパク質の構成が、生乳の安全な代替となる可能性があるのです。
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まったく新しい野菜が登場!
ケーレッツは、メキャベツのようにギュッと詰まった緑の塊ではなく、紫と緑の縮れた葉を持っています。1個1個の玉は小さいままですが、葉が開いていて、メキャベツとは見た目も食感も異なります。味はやはりケールとメキャベツの中間といった感じで、渋みが少し、甘味が少し混ざり合っています。食べ方はメキャベツと似ていて、生のままサラダに入れることもできれば、オーブンでローストしたりフライパンで炒めたりすることができます。 ケーレッツは、栄養いっぱいのスーパーフードでもあります。1食分のカロリーはわずか45カロリー。それでいて、ビタミンCとビタミンKを大量に含んでいて、ビタミンA、B6、カルシウム、鉄分も豊富です。小粒で色鮮やかなこの新野菜は、遺伝子組み換えを使用せず、交配を通じて作られました。 米国では人気も販路もまだまだ拡大の途上にありますが、イギリスではすでに販売されていて、「フラワースプラウツ」と呼ばれています。これまでのところ売れ行きは上々で、需要に応えるため農家は生産量を増やしています。この成功は、ケールの人気によるところもあるでしょう。Tozerにとってはラッキーな展開です。開発を始めた20年前には予想できなかったトレンドなのですから。お近くのスーパーにも小さくてカラフルなこの野菜がお目見えするかもしれません。ぜひお見逃しなく! | ||||||
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オーストラリアのバナナ産業の危機 ![]() パナマ病TR4はバナナの幹の根に付く菌で、幹を萎えさせ枯らしてしまう病害です。現在のところ有効な対策はなく、殺菌剤も効き目がありません。バナナの木は、種子を介さず、成熟した木からの株分けで栽培されています。バラの挿し木と同じような方法です。このため遺伝子にあまり違いがなく、同じ病害が広まりやすいのです。パナマ病TR4はいったん土壌に入ると、長ければその後30年にわたって生き続ける可能性があります。 オーストラリアは1990年代にノーザンテリトリーで一度、パナマ病TR4と闘った経験があります。この蔓延で地域内のバナナ産業は大々的に破壊されてしまいました。被害の出た地域の土は、今でも他の地域にとって危険であり続けています。そして今、200のバナナ農園があるタリー周辺の地域が、同様の運命をたどる脅威にさらされています。クイーンズランド州は、オーストラリアのバナナ生産の約93%を占めていて、6億ドルに上るオーストラリアのバナナ産業を支えています。 しかし、この地域を豪雨が襲った後、研究は当面中止を余儀なくされました。研究者らは、流れ出た水や付着した泥が農園から農園へと移動する結果、病害が今も拡大中の可能性があると懸念しています。なぜクイーンズランド州にパナマ病TR4が入り込んだのかは分かっていません。このことから、さらなる感染の恐怖も湧き上がります。 現在は、研究者と行政がさらなる感染の防止法を模索すると同時に、完全隔離によって影響を受けた地域の農家を支援する方法を探しています。対策が見つかるまでの間、オーストラリアのバナナ産業の未来は不明です。 | ||||||
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