このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 4
第 4号


2013年 4月 1日

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Hello Everyone,

新年を迎えて数週間だと思っていたのに、もう第1四半期が終わってしまいました! グリーンピースはすでに半分の植え付けが終わりました。トウモロコシとジャガイモも今月には植え付けが始まります。米国の生産者と加工業者は、夏作物を育てる畑の準備に大忙し。中国でも春と夏の収穫準備が進んでいます。逆に南半球では、栽培シーズンが終わりに近づいてきました

米国では、全国で土地をめぐる競争が続き、加工業者が仕入れ価格の上昇に直面しています。小麦、飼料用トウモロコシ、干し草などの作物の価格、そして営業費用の上昇に加え、今年も多くの野菜と果物の値上がりが予想されます。

このほど中南米を訪問したのを機会に、今月はナランヒージャ(ナランジラ)と呼ばれる果物をご紹介しましょう。ナランヒージャは、高い栄養価で知られ、フルーツスムージーにもぴったり。Noon Internationalのスタッフは、中南米を旅行中に何度もおいしいスムージーを飲み、この果物への興味をかき立てられました。詳しくは、以下の記事をお読みください。

もう1つ、コリアンダー(シラントロ、香菜)と呼ばれるハーブについても興味深い情報をお届けします。思いもよらなかったことですが、世界の何パーセントかの人は、生まれながらにコリアンダーを嫌悪するそうです。コリアンダー嫌いが遺伝子に起因するなんて、なんと興味深いことではありませんか!

4月には、何人かのスタッフが日本を訪れ、お客様や生産者の皆さんにお会いできることを楽しみにしています。皆さんが楽しい春と、すばらしい植え付けと収穫のシーズンを迎えられますことをお祈りします。

それでは、記事をお楽しみください。

Betty and the Noon International Team

CropVeggies

アメリカ合衆国: グリーンピースの植え付けが進行中で、ほぼ半分が終了しました。初回の収穫は6月に予定されています。トウモロコシの植え付けも、今月、開始されます。ジャガイモは、輸出需要の低下などから在庫が多く、北西部の生産者と加工業者が早生品種の植え付けを急ぐ様子はありません。栽培ブルーベリーと天然ブルーベリーについても、在庫レベルが高いことから需要は低めです。特に栽培ブルーベリーの在庫は、昨年の同時期より約34%増となっています。ラズベリー市場は、在庫が少なく、堅調です。生鮮市場向けのイチゴは非常に需要が高く、冷凍イチゴの加工が2週間程度遅れる見込みです。



アメリカの新クロップシーズン開始

ヨーロッパ:Food Newsによると、スペインではアスパラガスが激しい雨の被害を受け、収穫が遅れています。全般的には、ヨーロッパの多くの地域に寒気が戻り、南部には雨、北部の生産地域には雪をもたらしました。この天候は、地中海地方のトウモロコシの収穫など、農作業に影響を与えています。フランスでは、2012年の国内産トウモロコシの在庫が十分にあり、価格も申し分ないことから、タイ産缶詰トウモロコシの輸入を控えています。

メキシコ: メキシコでは3月上旬、遅い寒冷前線に見舞われました。これは、栽培中のブロッコリーとカリフラワーに20%の損失をもたらすと推定されています。苗全体の損失に加え、部分的な被害による収穫量の減少もあるでしょう。したがって、当面の在庫レベルは低く、バヒオバレーが最盛期を迎える10月まで回復しないと予想されます。

メキシカン・パッカーズ・アソシエーションのレポート全体は、こちらからご覧ください。

グアテマラ:5、6月のシーズン終了を控え、ブロッコリーの生産量は徐々に減少しています。現在は、スナップエンドウとサヤエンドウに加え、オクラ、ズッキーニ、メロンが生産されています。天候は順調で、散発的な雨と風が見られます。

コスタリカ: パイナップル、パパイヤなどの生育は平均的ですが、最近の激しい雨と高温が収穫に影響を与える可能性があります。

チリ: チリでは、ベリー類のシーズンがほぼ終了し、一部の地域で数週間を残すのみとなりました。今シーズンの市場は全体に供給不足気味でした。12月は雨、1月は高温に悩まされ、2月はさらに雨です。このため、ベリー類の大半が生鮮市場に出荷され、冷凍市場への供給が減少しました。

ペルー: マンゴーのシーズンは終盤を迎え、4月半ばには加工も終了します。量と品質は例年並みです。今月は、アボカドの加工が開始されます。近年、アボカドが注目を浴びていることから、一部のサプライヤは生産量の50%増を目標にしていると伝えられます。

エクアドル: エクアドルでは、ブロッコリーの収穫が順調に進み、特に問題は報告されていません。

アルゼンチン: パタゴニア地域からのリンゴと洋ナシの輸出が、昨年に比べて急増しています。3月上旬に激しい雹(ひょう)の被害を受けましたが、輸出の勢いは衰えません。オーガニックベリーの残りは非常に少なく、品質も高くありません。このほかアルゼンチンでは、今シーズン、モモの収穫が10%増加しました。

東南アジア: インドネシアでは、激しい雨がジャワ島を襲い、米の収穫を遅らせたほか、局地的な洪水を引き起こしました。フィリピンでも、東部と南部で大雨による洪水が発生しましたが、米とトウモロコシへの被害は一部にとどまり、今年上半期の見通しは依然として順調です。

中国: 浙江省では、3月に大雨が降り、作物の成長に悪影響を与えています。ブロッコリーのシーズンは3月に終了し、価格は昨年より大幅に上昇しました。菜の花の品質は不安定で、品質、量ともに低迷しています。収穫は4月上旬に終了の予定です。サヤエンドウとスナップエンドウの生育は平均的です。インゲンマメとエダマメの植え付けは、今月から始まります。シイタケは、低品質によって値上がりしています。

福建省: エダマメの種蒔きは、順調に進んでいます。
シログワイの価格は、現時点では非常に高騰しています。

山東省: ニンニクとゴボウは加工中、ホウレンソウとアスパラガスは、今月、収穫が開始されます。




ヨーロッパの馬肉混入スキャンダル

ヨーロッパでよく知られた食品ブランドの製品に馬肉が混入する「馬肉スキャンダル」が続いているのを受けて、食肉業界の安全対策に関するいくつかの懸念が浮上しています。この問題は1月初めに始まり、雪だるま式に危機的状況へと拡大しました。その影響は、多国籍企業の食品ブランド、小売店、フードサービス店などに及んでいます。この事態に関する新しいニュースが毎日報道されて新聞紙面を賑わせ、ずさん管理や不正行為、無責任がいかに横行していたかを浮き彫りにしています。

馬肉スキャンダルは1月初め、品質管理のために実施されたアイルランドのDNA試験で牛肉製品に馬肉が混入していたことが明るみに出て始まりました。なかには、食材の100%が馬肉だったというケースもありました。しかも、これらの製品のほとんどには、豚肉をはじめ明記されていない他の肉が含まれていました。

一般に、馬肉は牛肉よりもずっと柔らかくて甘味があり、脂肪分も低めです。豚肉と異なり、宗教的な理由で馬肉の食用が禁じられることはなく、また一般に馬肉が健康上のリスクをもたらすこともありません。馬肉は中央アジアでは伝統的に食されてきましたが、特にイギリス、アイルランド、EU諸国のほとんど、そして米国では、馬をペットと見なす傾向が強まるにつれ、馬肉の食用が以前からタブー視されています。

馬肉を食べても明らかな健康へのリスクはないと分かって胸をなでおろしている消費者がいる一方で、以下の点については懸念が指摘されています。

  1. 過去の事例であったように、大腸菌に汚染された肉の可能性があること。
  2. 馬は通常、安楽死させられることから、注射に含まれる化学品が肉に残留し、有害な影響が考えられること。
  3. 獣医薬のフェニルブタゾンが残留していて、食用肉に混入する恐れがあること。
  4. 業界認定を受けた食品やそのラベルが信用できなくなったこと。
このスキャンダルを受けて、ヨーロッパの食品業界は現在、いくつかの問題に取り組んでいます。批評家や消費者は、食肉業界の規制緩和に怒りを表明し、またEU諸国で人気の食品ブランド複数に怠慢が広まっていたことに憤りを感じています。いくつもの会社にわたる長いサプライチェーンは、汚職や不正の温床となり、また食品のトレーサビリティにも影響を与えると見られています。さらに消費者は、ローカルフードを志向し、スーパーの棚に地元産の食品を要求するようになっています。


馬肉スキャンダルが勃発するまで、食肉メーカーは、業務の効率化や価格競争で優位に立つことにばかり気を取られていました。現在の牛肉価格が1ポンドあたり5ドル36セントであるのに対し馬肉は1ドル21セントだと聞けば、偽装表示の経済性は容易に理解できます。けれども、このヨーロッパの危機は、ある重大な側面を前面に押し出す結果となりました。それは、すべての食品メーカーが、責任、誠実、説明責任を顧客に届けなければならないという点です。


 




ヘルシーな果物、ナランヒージャ

ナランヒージャ(ナランジラ)は、エクアドルやペルー、コロンビア南部を原産とする果物で、そのおいしさと高い栄養価で中南米ではよく知られた存在です。ルロとも呼ばれるこの果物は、球形で、外側が短い毛で覆われています。大きさは直径4~8cm、重さはおおむね100g未満です。果実を覆う赤または黄色の毛状突起は、通常、実が熟すと目立って見えるようになります。

ナランヒージャは、栄養価がとても高いことで知られていて、ビタミンA、B、C、カルシウム、マグネシウム、鉄分、ベータカロテン、リンを豊富に含んでいます。高いビタミンC含有率は抗酸化物質が豊富なことを意味し、フリーラジカルの除去や加齢に伴うダメージの緩和に役立ちます。また、カルシウムとリンは、髪と爪の成長や骨の強化に欠かせない栄養素です。それでもまだ足りないという方には、脂肪分が実質ゼロ、きわめて低カロリー、利尿作用のメリットもあります。体重が気になる方にぴったりな食品と言えるでしょう。

ナランヒージャに豊富に含まれる鉄分はストレス対策に役立ち、ナランヒージャをよく食べる人は、誘眠効果の恩恵にもあずかることができます。さらに、果肉に含まれる緑色の繊維質には、コレステロール値の低下に役立つ酸が含まれていて、脳卒中、心臓病、がんの予防になることが知られています。

ナランヒージャの実はとても清涼感のある味で、カクテルや乳製品によく使われています。キリッとした甘酸っぱさと、レモンとパイナップルを混ぜたような風味が特徴です。そのまま搾ってジュースにしたり、他の材料と混ぜてミックスドリンクにしたりして、楽しまれています。そのほかには、アイスクリーム、ゼリー、チョコレートプラリネ、さらにはアルコール飲料などとしても食されています。

ナランヒージャは、おいしくて、栄養豊富で、いろいろな楽しみ方ができるフルーツ。さまざまなおいしいレシピで手軽に楽しむことができます!




コリアンダーはお好きですか?


コリアンダー、別名シラントロは、世界各国のさまざまな料理で幅広く使われています。このハーブは、抗酸化物質を豊富に含み、メキシコ、北アフリカ、アジアなどの料理で古くから重用されてきました。独特の香りとやや癖のある柑橘系の風味が、料理にアクセントを加えます。コリアンダーの強い香りは、このハーブに含まれるアルデヒドという化学物質のせいだと考えられています。特にアジア料理ではコリアンダーが多用されていて、その芳香と健康へのメリットが高く評価されています。

コリアンダーは世界各地でたくさんの人に楽しまれていますが、一方でこの香りと味をどうしても受け付ないという人がいることも伝えられています。なかには、わずかな量のコリアンダーを食べただけで、石けんのような不快な味がして、とても耐えられないと感じる人もいるそうです。

いくつかの調査結果によると、コリアンダーを大の苦手とする人は、東アジア、アフリカ、欧米系では14~21%にのぼるのに対し、南アジア、中南米、中近東系では3~7%と、はるかに低くなっています。コリアンダーが嫌いだという人は、この味を「汚れた食器を洗った石けんの味」と表現していて、その強い不快感からコリアンダー恐怖症という呼び名すらあります。

最近では、一部の人にこれほどの嫌悪感を起こす理由が、科学的に解明されつつあります。そのカギは、コリアンダーに含まれるアルデヒドの種類と、この化学物質に対する遺伝的な反応にあります。嫌悪を引き起こす遺伝的特徴は、「rs72921001」と呼ばれています。コリアンダーが好きな人と嫌いな人のDNAを比較した結果、この少数派の「rs72921001」を持つ人は、石けんのような味を感知せず、コリアンダーを嫌う確率も大幅に低いことが分かりました。嫌悪感を引き起こすほうの変異体は、生体センサーとして空気中や食品中の化学物質を検出する8つの遺伝子の近くにあります。この8つの遺伝子の1つ「OR6A2」が、コリアンダーなどに含まれる不飽和アルデヒドを検出するのです。

面白いことに、不飽和アルデヒドの「味」に敏感な人は、(他のほとんどの人が好む)コリアンダーの刺激的な香りを放つ化学物質にまったく反応しません。このことは、この遺伝的特徴を持つ人たちが、食品に含まれているコリアンダーに気付きにくい(匂いを感じないため)一方で、ひとたび味を感じると不愉快に感じ始めるということを示唆しているかもしれません。





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