このフード・レポートの内容は:

 

VOLUME 3
第4号


2012年4月1日

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春が訪れ、米国ではサマータイムが始まりました。日が長くなると、元気が出てくるものです! 3月の出張は、日本、中国、そして再び日本へ戻るというスケジュールだったため、Noon Internationalスタッフの多くが、とても慌ただしい1カ月を過ごしました。最初の日本滞在中に、東京で開催された「FOODEX」国際食品・飲料展を訪れたのですが、見るものがあまりにもたくさんあり、2日間ではとても足りなかったぐらいです。米国パビリオンでは、オーガニックミルクをはじめとするさまざまな乳製品のほか、クランベリーやブルーベリーが出展されていました。実際のところ、ベリー類の果物は、今年最も人気のアイテムのようで、冷凍フルーツ、ドライフルーツや、ベリーを使ったスムージー、シリアルに加え、定番となるケーキやクッキー、キャンディが紹介されていました。ほかには、カフェイン入りウォーター(次はどんな製品が登場するのやら!)や、ルイボスというハーブを使った健康茶やヨーグルトもありました。ルイボスは、南アフリカに原生する赤い色の低木で、抗酸化物質を豊富に含んでいることから、人気が高まってきています。

次に訪れた上海では晴天に恵まれ、その後、東京に戻ったところで、夕食中にマグニチュード6.1の地震に遭遇。そして再び、夜中の地震で全員が起こされるという出来事がありました。こんな地震にも騒ぐことなく落ち着き払っている日本という国に、本当に驚きです! これが日本の日常なのですね。しかしながら、2011年3月11日の東日本大震災から約1年ということもあり、私たちは少し震撼しました。また、日本滞在中には、春分の日の祝日があったため、束の間の休息を楽しみ、リラックスすることもできました。スタッフ2名は、日帰りで京都へ旅行をして、その道中でたくさんの友人を作ったようです!

チャドとスティーブ、京都で友達作り
一部のスタッフが日本に滞在している間、他のスタッフは、世界一高い山といわれるエベレスト山に登るという大きなチャレンジに挑みました。エド・ヌーンとリリー・ヌーン、長女のレクシーは、アマダブラム・ベースキャンプまで10日かけて登り、さらに4日かけてルクラまで下山し、3月末に全員無事に帰国しました。

エド、リリー、アレクシス、エベレスト山にて
春の植え付けは、順調に進んでおり、米国の生産者と加工業者は、収穫シーズンに向けて、忙しくなりつつあります。引き続き、米国ならびに世界各地のシーズンの状況をお伝えしていきます。ステキな春を楽しんでくださいね!



All the Best,

Betty and the Noon International Team

CropVeggies


アメリカ合衆国:北西部では、エンドウマメとジャガイモの植え付けが行われています。エンドウマメは6月前半、ジャガイモは7月初めに収穫開始の予定です。雨が多く、涼しい天候ですが、種まきは順調です。インゲンマメとトウモロコシの種まきは、今月から始まります。北西部のトウモロコシの収穫は7月末、インゲンマメの収穫は6月中旬から下旬にかけて開始される見通しです。

カリフォルニア州では、最近の温暖な天候を受けてアスパラガスの収穫量と品質が好転しました。暖かくなったおかげで、カリフォルニアのモモも早めに開花しています。1週間ほど早く、満開を迎えるでしょう。

米国南部では寒い日が続き、フロリダ州とジョージア州でブルーベリーの生産量が減少しています。

ヨーロッパ:セルビアでは、ラズベリーの在庫が依然としてだぶついており、低価格が続いています。

スペインでは、霜と干ばつにより、オレンジとマンダリンの収穫に大規模な被害が出ました。その損失は約70%に上ると見積もられています。その他の野菜と果物も影響を受けていますが、被害状況は現在調査中です。

イギリスの主要農作地帯であるイースト・アングリアは、干ばつに見舞われており、ニンジン、ジャガイモ、シュガービーツへの影響が懸念されます。

メキシコ:2月と3月に思いがけない季節外れの雨が降り、バヒオバレーのブロッコリーとカリフラワーに恩恵をもたらしました。理想的な天候により、品質は良く、収穫量も予想を上回る水準に達しています。この雨のおかげで、害虫の発生も少ないようです。

グアテマラ:グアテマラのスナップエンドウとサヤエンドウは、収穫終了まであと4週間というところです。ブロッコリー、オクラ、ズッキーニ、メロンの加工も始まりました。天候は曇りがちで雨もありますが、作物は順調に育っています。

チリ:中部の農作地帯は、晴れて暖かい天候に恵まれています。ベリー類の収穫は3月いっぱい行われ、4月に入ってもしばらくシーズンが続く見通しです。品質は良好と伝えられていて、収穫量も多いため、十分な在庫量になりつつあります。

ペルー:ペルーでは、暖かく乾燥した日が続いています。今はアボカドの加工が進んでいますが、生産量は少なめです。その理由として、暑気に見舞われたことに加え、今年は、自然のサイクルでアボカドの木の「休閑期」に当たることが挙げられます。多くのサプライヤは、現在、アスパラガスの収穫の準備段階にあります。昨シーズン同様に、今年もアスパラガスの需要は非常に高くなっています。ペルーでは、なるべく多くの需要に応えるために、できるだけ早く収穫を行うでしょう。

エクアドル:エクアドルでは、ブロッコリーの収穫が順調に進んでいます。3月に大雨に見舞われましたが、ブロッコリーの収穫量は安定していて、品質も良好です。一部のサプライヤは、生産量を増やすため、ブロッコリーの作付面積を増やしています。

中国:雨や曇りの日があったために菜種の栽培が10~20日遅れになると予想されていましたが、最近の温暖な天候と揚子江流域の多少の降雨を受けて、状況は改善してきました。

エダマメとスナップエンドウの植え付けが行われていて、収穫は7月初旬の見通しです。在庫が少ないため、スナップエンドウとエダマメの価格は、シーズン開始時点で高くなることが予想されます。中国ではインゲンマメの植え付けも進行中で、収穫は5月半ばから6月の予定です。

アスパラガスの春作は、4月半ばから6月にかけて収穫が行われる見通しです。質、量、価格を予測するには、時期尚早です。

中国の缶詰トウモロコシの輸出が、過去1年で約22%増加しました。最大の市場はドイツとなっています。



GM食品ラベル表示の是非論

先月、米国議会の下院議員45名と上院議員10名が、遺伝子組み換え(GM)食品のラベル表示を義務付ける嘆願書の支持書簡に署名し、米国食品医薬品局(FDA)のマーガレット・ハンバーグ長官宛に送付しました。この嘆願書は、消費者の「知る権利」についての懸念が高まるなか、非営利団体の食品安全センター(Center for Food Safety)が起草したもので、400以上の保健団体、消費者団体、さらに民間企業から支持を受けて、「Just Label It(ラベル表示をせよ)」というキャンペーンに発展しました。この動きの根底には、一般市民の懸念と、自分が購入する食品についてきちんと情報を得て意思決定を下す権利に対する意識の高まりがあります。

GM食品とは、本来の遺伝子コードに異種の(他の動植物からの)遺伝子を挿入して作った食品を指します。例えば、遺伝子を組み換えることで、トマトの完熟期を遅らせたり、トウモロコシの害虫耐性を高めたりすることが可能になります。1992年、FDAは、GM食品が他の食品と「実質的」な違いがないかぎり、特別な表示を付けずに販売してよいとする政策を打ち出しました。実質的な違いがないとは、味や匂いが違わないことを意味します。しかし、1992年以降、技術が大幅に進歩した結果、食品に実質的な変化をもたらさずに遺伝子を組み換えることが可能となり、FDAの現行政策ではカバーできなくなってきました。

現在、日本、韓国、イギリス、ブラジル、中国、オーストラリア、ニュージーランド、そしてEU全域が、すべてのGM食品のラベル表示を義務付ける規制を導入しており、米国の消費者の95%が、GM食品のラベル表示を支持しています。GM食品を食べることの安全性については、なおも大いに議論の余地がありますが、アメリカの人々は、少なくとも自分の食卓に上がる食品については自ら判断を下す権利を手にしたいと考えているのです。




ギリシャヨーグルト+ブルーベリー=おいしい!

ヨーグルトは、カルシウムとタンパク質が豊富なことで知られていますが、そのほかに、カリウム、亜鉛、ビタミンB6、ビタミンB12も含んでいます。この2、3年でヨーグルトに対する消費者の関心が高まっており、特にギリシャヨーグルトは、最近、飛ぶように売れています。普通のヨーグルトとの大きな違いは、その濃厚な味わいです。これは、製法の最終段階で余分な水分や乳清(ホエー)を取り除いているためです。

普通のヨーグルトとギリシャヨーグルトのどちらが体に良いかは、大した問題ではありません。どちらも毎日食べることで、カルシウム、タンパク質、良性のバクテリアが摂取でき、消化器官の健康を保つようサポートしてくれるからです。しかしながら、最近は、普通のヨーグルトのような糖分やフレーバーが添加されていないことから、ギリシャヨーグルトに軍配が上がりつつあります。2つのヨーグルトの栄養価比較は、以下のとおりです。

無脂肪ギリシャヨーグルト(8オンス、約226g)
134カロリー
タンパク質24g
カルシウム1日推奨摂取量の27%
低脂肪プレーンヨーグルト(8オンス、約226g)
114カロリー
タンパク質9.5g
カルシウム1日推奨摂取量の34%

ギリシャヨーグルトは、低脂肪プレーンヨーグルトに比べてタンパク質が約2倍、さらにプロバイオティクスも多く、ラクトース(乳糖)は低めです。ヨーグルトのプロバイオティクスは、特にお腹周りの内蔵脂肪を減らしつつ、脂肪の減少で伴いやすい筋肉組織の減退は起こらないことが分かっています。また、ギリシャヨーグルトに豊富に含まれるタンパク質は、満腹感を持続させるうえ、筋肉組織の修復と成長をサポートします。

ギリシャヨーグルトは、さまざまな方法で食生活に取り入れることができます。サラダドレッシングのベースとしてよく使われるほか、デザートの生クリームやカスタードの代用として使うこともできます。もっとポピュラーな活用方法に、スムージーのベースがありますが、もちろん、そのままでもおいしく召し上がれます。無脂肪ギリシャヨーグルト(約230g)に、冷凍ブルーベリー(2/3カップ弱)とアガベシロップ(大さじ1)を入れるのがオススメです。サクサク感がほしいなら、トッピングにグラノラシリアルを入れてもいいでしょう。シンプルに、おいしく召し上がれ!


日本の超高級フルーツ


バスケットに入ったフルーツの詰め合わせの存在はご存知だと思います。多くの人が、ギフトとして贈ったり、もらったりした経験があるはずです。日本では、贈答用の果物は、まったく別の次元にあります。物を贈るという慣習が一般的で、伝統的に受け継がれている日本。夏のお中元、冬のお歳暮は、年中行事として定着した年2回の贈り物のシーズンです。この慣習は、家族や親族といった一般的な間柄のみならず、仕事上の付き合いにも浸透しています。ビジネス上では、感謝の気持ちを示すために、上司に贈ったり、会社が顧客や取引先に贈ったりするのが一般的です。

日本で贈答品として選ばれる果物は、近所の食料品店で買えるようなありきたりなものではなく、極上の品で、傷ひとつなく、非常に美味な果物です。ティファニーのような高級宝飾店に入って、ガラスのショーケースに、ソフトボール大ほどのリンゴが非の打ち所のない均質な色合いで並んでいたり、完ぺきすぎて作り物のように見えるイチゴが陳列されている様子を想像してみてください。こうした高級で贅沢なフルーツショップは東京の各所に見られますが、値段が張るのも事実です。リンゴ1個が米ドルで25ドルすることに驚いてはいけません。見事なマスクメロンが3個入ったボックスは400ドルもすることだってあります。もちろん、近所のスーパーに行けば安い値段の果物もあります。私が日本に行くと必ず真っ先に買うのが、イチゴです。日本のイチゴは、今まで私が食べたどんなイチゴよりも甘く、通常の値段は、1パック12個入りで10ドル前後。でも、東京の千疋屋で極上のクイーンストロベリーを買うと、1箱83ドルもします。こんな高額のフルーツがそうそう売れるはずがないと思われるかもしれませんが、売れ行きの悪い日でも50箱は売れるそうです。

こうした高級フルーツは、ほとんどが日本の産地から直送されていて、温室で丹念に栽培、収穫されています。他の果物栽培と同様に種から育っていますが、普通の種ではありません。「完ぺき」と銘打たれた種というだけでなく、毎年、新しい品種改良種が登場しています。栽培の過程では、成長を絶えずモニターしており、少しでも貧弱なものは即座に間引きしています。例えばメロンであれば、つる1本につき1個しか育てません。そのため、すべての栄養分がこの1個のメロンに直接注ぎ込まれるのです。メロンはそれぞれ、長さも太さも見事なまでに均一な茎で栽培されます。成長が進むと、メロン1個1個に小さなビニールの帽子をかぶせて、日光からのダメージを防ぎます。このような栽培方法は手間暇と費用がかかるため、生産農家にしてみればメロン1個150ドルは大安売りなのだとか。日本から果物が贈られてくるという幸運に預かった方は、すごい特権だと思ってくださいね!



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