このフード・レポートの内容は:

VOLUME 8
第11号


2017年11月 1日

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Hello Everyone,

11月になりました! ここから先は、一気にホリデーシーズンに突入です! 小売店の店頭には、早くも年末の飾り付けが勢ぞろい。ここ北西部では、収穫シーズンがほぼ正式に完了です。各方面の話によると、スイートコーンが供給不足になることはまず間違いなさそうです。まだ注文が確定していない方は、私どもにご連絡ください。お手伝いさせていただきます! 引き合いの多いもうひとつの商品がブロッコリーです。在庫が底を突き、新しいシーズンが始まったばかりの現在、誰もが商品確保に躍起になっています(以下のクロップニュースのセクションをご覧ください)。

Noon Internationalは、多忙な10月を過ごしました。米国各地を飛び回った者もいれば、大西洋を渡ってドイツ・ケルンの見本市「アヌーガ」を訪れた者もいました。見本市では画期的な商品を実にたくさん見かけました。オーガニックの存在感はきわめて大きく、野菜や果物だけでなく、スパイス、オイル、穀物、アイスクリーム、ドライフルーツ、ベーカリー製品、飲料など、ありとあらゆる分野にわたっていました。



Miguel and Ryan

これらすべての真っ最中でも、ホセの誕生日は忘れませんでした。奥様のカルメンも一緒に、美しいケーキ2つと、ホセの大好きなレストランのおいしいランチでお祝いしました。どんなランチだったと思いますか? 数時間のことではありましたが、すばらしい息抜きでした!

皆様にとって楽しいサンクスギビングになりますように。

それでは、記事をお楽しみください。

Betty Johnson and the Noon International Team



CropVeggies アメリカ合衆国

スイートコーンの収穫は、北西部中西部の両方で完全に終了しました。どちらの地域も今シーズンはお天気に恵まれず、現時点で入っている情報によると、トウモロコシ市場は品薄になる見通しです。予算どおりの収穫ができなかったサプライヤーもありました。現時点で受注が確定していないのであれば、おそらく今年はスポット買いは非常に難しいでしょう。

コロンビア盆地のジャガイモの収穫は、昨シーズンよりも改善したと伝えられていますが、ばらつきがあります。ジャガイモは現在、貯蔵が進められていて、収穫分の加工はほぼ完了しています。固体比重は平均を上回っているとのことで、これが回収率を支えています。コロンビア盆地では、すでに2018年のジャガイモのシーズンに向けた契約交渉が始まっています。北西部は生産能力が拡大しているため、契約量も増える可能性があり、生産者価格はこれまでのシーズンよりわずかに高くなる見通しです。

フロリダ州のオレンジは、以前からカンキツグリーニング病に悩まされていましたが、9月のハリケーン・イルマの被害を受けた結果、現時点で米国農務省は過去70年以上で最低の収穫量になると予測しています。収穫量は2017年と比べて20%以上少なくなるでしょう。フロリダ州は米国のオレンジの50%を生産しています。

メキシコ:この夏のメキシコのブロッコリーの生産量は、期待を下回りました。ここ数カ月間、生鮮市場に回るものが増えていて、業界に逆風をもたらしています。カリフォルニア州が季節外れの暑さに見舞われたことから、生鮮市場向けブロッコリーを求めるサプライヤーがメキシコからの買い付けに走り、この結果、冷凍市場向けの商品が品薄になりました。加えて、メキシコはこの夏、例年以上に気温も湿度も高かったため、品質の良い原材料が減り、供給にさらに影響しました。メキシコの加工業者は、事業計画を維持するため約30%割高の原材料価格を提示しています。現在、畑では、今月・来月の繁忙期に生産の最盛期をぶつけるための植え替えが加速しています。加工工場への納品量も増えましたが、フル操業になるまでには、まだかなり時間がかかるとのことです。

グアテマラ:9月と10月の大雨でブロッコリーの収穫に影響が及び、収穫量が減りました。加工業者は十分な出荷量の確保に苦心しています。

ヨーロッパ:ポーランド北部は、今シーズンのトウモロコシの収穫が約30~40%減になるとされています。気温が上がらず雨も多かったため、不作になっています。

ハンガリージャガイモは、暑さと雨不足で影響を受けました。ハンガリーではトウモロコシも例年を10%下回ると予想されています。暑さに見舞われたうえ、夏のシーズンに作業が集中しすぎたためです。

スペインではブロッコリーの収穫がまもなく始まります。この夏の収穫が暑さのために予算を下回り、国内需要も増えていることから、この地域のブロッコリー市場は品薄になるでしょう。

ニュージーランド:雨の多い冬となり、ジャガイモに影響しました。現在、ポテトチップスが手に入りにくくなっています。ニュージーランドのトウモロコシは2月にシーズンが始まります。トウモロコシの在庫は不足気味で、スポット市場での購入は困難です。

チリ:最近の大雨のせいでイチゴアスパラガスのシーズンが2週間ほど遅れています。どちらも今月から加工が始まる見通しです。

中国:

秋が来て気温が下がり、雨と晴れが交互に訪れるようになったため、一部の作物には良い影響を及ぼしています。幸いにも、浙江省と福建省の作物に影響するような大きな台風は発生していません。

山東省:タロイモのシーズンが進行中です。豊作で質・量ともに良く、価格も安定しているとのことです。

ブロッコリーの収穫は今月から始まります。質・量ともに良くなると期待されています。ブロッコリーを注文するなら今が好期です。

浙江省: これまでのところ、この地域のブロッコリーカリフラワーは順調と見受けられます。

レンコンは現在、収穫が行われています。作付面積が拡大し、天候にも恵まれたため、質・量ともに良好で、価格は安定しています。

スナップエンドウサヤエンドウは、きわめて低在庫です。

福建省:秋作のエダマメが収穫されています。需要拡大を受けて価格も上がっています。

シログワイのシーズンは12月に始まります。これまでのところ良好な状況です。


新しい栄養ラベルの導入にさらなる遅れ

米国食品医薬品局(FDA)が、新しい栄養ラベルの導入期限を遅らせました。当初は2018年の7月とされていましたが、企業や業界団体からもう少し時間が必要だと要請されたためです。新しい導入期限は、まだ発表されていません。

この遅延決定を受けて、賛否両論が巻き起こりました。無期限に遅らせることが、最終的には新しい要件の撤回につながると危惧する声が出ています。一方で、変更には時間がかかるのだと指摘する声もあります。非常に幅広い変更のため、1食分の分量を再考したうえで、新しい栄養情報を計算しなければならず、場合によっては原材料を変更する必要性も生じるからです。

新しいラベルでは、カロリー数と1食分の分量などの重要な情報が目立つようにデザインされ、一目で分かるようになります。また、新しい栄養ガイドラインに沿った表示となります。米国医学研究所と2015~2020年の「Dietary Guidelines for Americans(米国人のための食生活ガイドライン)」では、塩分とビタミンD、および食物繊維の1日の推奨摂取量が変更されました。

また、自然に含まれる糖分と添加された糖分を分けて表記するのも、今までにはなかった要件です。ビタミンDとカリウムは、これまで推奨摂取量が記載されていませんでしたが、新しい栄養ラベルには追加されます。

さらに、新しいラベルは、米国人が通常1回で食べる分量をより正確に反映したものとなります。1食分の分量は過去24年間も変更がありませんでしたが、時代とともに平均的な分量は増えてきました。新しい栄養ラベルでは、「パッケージ全体」と「1食分」の両方のカロリー数と栄養価を記載して、より完全な情報を提供します。

この結果、複数回で消費することを想定したパッケージの場合は、全体像が分かりやすくなります。大きなカップのアイスクリームや大型ボトルの炭酸飲料などは、技術的には複数回に分けて消費する可能性があるものの、現実にはパッケージ全体を1回で食べきってしまう人がいることを、新しいラベルでは認識しているのです。

全体として、新しいラベルは、消費者への情報提供を増やすことを意図しています。今後、食品メーカーは、正確かつ完全な情報を分かりやすく表示した栄養ラベルにしていく必要があります。




食生活にバラエティと栄養価を加えるラズベリー

ラズベリーは、デザートのデコレーションやベリー類のスムージーなどでよく使われています。小さいうえに傷付きやすいデリケートな果実ですから、栄養価もそれほど高くなさそうに見えるかもしれませんが、そう思ったら大間違いです。ラズベリーは栄養豊富で、毎日の食生活に健康な刺激をもたらすことができます。

最近の研究では、人間を対象にした短期の試験で、ラズベリーが満腹感を増加させ、ブドウ糖の制御に役立つという有望な結果が報告されました。また動物実験でも、ラズベリーが腸内細菌に良い影響を及ぼす可能性が示唆されています。今後は、ラズベリーが肥満や炎症、さらには2型糖尿病の発症リスクを抑えるかどうかを調べる研究が予定されています。

ラズベリーに含まれるポリフェノールは、フリーラジカルのダメージから体を守ることで、病気と闘います。がん、心臓病、その他の慢性疾患の予防に役立つのです。

ニンジンが嫌いという人にとっては、ラズベリーは、ベータカロテンの摂取源になってくれるでしょう。また、カリウム、チアミン(ビタミンB1)、カルシウム、ナイアシン(ビタミンB3)など、各種のビタミンとミネラルも含まれています。これらの摂取源としてお馴染みの食材の代わりにラズベリーを取り入れれば、食生活のバラエティも広がります。

米国ではほとんどのラズベリーが西海岸で生産されていて、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州が最大の生産地です。2015年には13万トン近いラズベリーが生産され、金額にして5億8,100万ドルに上りました。この金額は他の人気のフルーツの出来高よりは劣りますが、ラズベリーの健康メリットが新たに注目されれば、価格が上がることもあるでしょう。

ラズベリーのスムージーは定番のメニューですが、サラダに甘酸っぱい刺激を加えたり、匂いの強いクリーミーなチーズと合わせたりするのも、ラズベリーのおいしい楽しみ方です。また、ミントやバジルなどのハーブと一緒にすりつぶして炭酸水やコンブチャに加えると、爽やかな飲み物が出来上がります。




2017年の世界飢餓指数を理解する

2017年の世界飢餓指数が発表され、世界の飢餓状況が2000年に比べて27%改善したことが報告されました。しかし、多数の国が含まれる飢餓指数において、世界全体の数値が改善したという事実は、本当のところ何を意味するのでしょうか?

飢餓指数は、飢餓に関する4つの主要指標、特に子供の状況を調べることで算出されています。言うまでもなく、栄養失調は重要な要因です。ほかには、子供の衰弱率、死亡率、発達率などを調べることで、飢餓がもたらす複雑な影響をとらえようとしています。27%の改善率というのは、この4つの要因で苦しむ人が減少したことを反映しています。全体として空腹を抱えた人が少ない国ほど飢餓指数は低くなります。

とはいえ、飢餓指数が全体的に下がったからといって、どの国も同じように状況が改善しているわけではありません。2017年の報告には119カ国が含まれましたが、うち指数が「低」とされたのは43カ国で、75カ国は「中」、「深刻」、または「警告レベル」とされました。また、データが十分に集まらなかった国も13カ国あり、南スーダン、ソマリア、シリアなど、飢餓問題のある国がこれに含まれました。

気候変動と紛争は飢餓をもたらす2大原因となっていて、世界の格差を生み出しています。例えば、政治経済の問題が長引いているベネズエラでは、2008年よりも2017年の指数が高くなりました。ラテンアメリカ全体の指数は改善しているにもかかわらずです。

2017年の世界飢餓指数では、危機状況への対応を強化し、食糧不足を改善するための国際的な取り組みが渇望されていることが浮き彫りになりました。しかし一方で、着実な進歩を示した国もありました。セネガル、中国、ブラジルは、いずれも指数が50%以上改善しました。ルワンダやエチオピアなど紛争に苦しむ国でも、「警告レベル」から「深刻」になった国がありました。

全体として、世界飢餓指数は、世界の飢餓状況をとらえる際に考慮すべき数ある指標のひとつと言えるでしょう。すべての国の人たちに栄養価の高い食事が行き渡るようにならないかぎり、この切迫したニーズを満たす取り組みは終わることがありません。



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